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この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

インターナショナル・スクールの見学(2・後編)

2016-03-23 | 学校とその周辺
前回の学校は設備面に不安があったのですが、
今回の学校は、私立なのに
大学院大学設立を利用して
国(県?)からふんだんに補助金を得て作られた
鳴り物入りの学校なので、超豪華です。

馬もいるというので、息子は大喜びでした。
通りがかりに、体育の授業で野球をやっているのを見て、
釘付けになっていました。
(その頃、高校野球にハマっていました)


そして説明会。
英語と日本語で楽しく説明がなされます。
先生のスピーチの上手さ
 日本的ではないものを感じました(笑))

小学生の参加は息子一人。


先生方が様々な国から来ているという話の時、
先生方の出身国の国旗がずらっと映し出され、
「さあ、この旗は何の国か分かりますか?」と軽い質問。

地図も国旗も大好きな息子、すかさず手を挙げて
大きな声で答えました。

…残念、間違えました(笑)

次の質問、またサッと手をあげて答えます。

今度は当たり!



質問した先生、とても褒めてくれました。

「一度間違えたら、誰でも次に踏み出すのが怖くなる。
でも彼は、怖がらずに堂々とチャレンジした。
その勇気がすばらしい!」と。

英語だったので息子はキョトンとしていましたが
訳してあげると、もちろん得意満面でした。
先生、ほめ上手!



授業の自由見学と質問会の時間に
その先生と話をしました。

両親が台湾出身、ご自身はマレーシア出身で、
台湾中国語、北京中国語、英語、
そして日本語を少し話すとのことでした。

息子の物おじしない性格と好奇心旺盛なところを
とても褒めてくださったので、
長所だと思うのですが、日本の学校では
必ずしも歓迎される性質ではないこと、
だから日本的ではない学校の見学に来たということ、
英語は今まで全くやっていないということなどを
話しました。


先生が話してくださったのは、
日本の学校の問題点は自分も知っている、
その点、この学校は期待に応えられるだろう
ということ。

息子のような性格・素質は、
自分たちは全く大歓迎
だし、
むしろぜひとも育て伸ばしたい性質
なのだということ。

英語はツールの一つに過ぎないと考えていて、
何語であっても、何をいかに教えるかの方が重要だし
自分たちもそれを重視しているということ。

ただし、英語は持っていて損はない鍵である。
その鍵を持っていれば、人生において開けられる扉が
グンと多くなるから、この学校に来るかどうかは別にしても
英語の習得はおススメしたい、ということ。

編入は来年度になるから、
とりあえず、英語の学習を家で始めたら良いのでは?
とアドバイスくださいました。



話をすればするほど、魅力的な先生で、
私は思わず前のめりになって話を聞いていました。
不自由な英語をものともせず(笑)

言葉云々以上の魅力を十分感じたし、
こんな先生に教えてもらえたら
どんなに良い影響があるだろう!と心から思いました。



こちらへの中途入学、
最近まで、半ば現実的に視野に入れていました。

その学校が全面的に素晴らしいかどうかは
分かりません。
というか、問題もあるでしょう。
「え?この子が?」と思ってしまうような
素行に問題のある子が在籍しているのを知っていますし、
入学許可の基準はよく分かりません。

それでもやはり、先生の多様性は魅力です。
出身国の多様性、価値観の多様性に触れることで、
子どもの目は外に大きく広げられるでしょう。



問題は、この学校がうちから遠いということでした。

通学に時間がかかるので、
今やっている習い事を続けるのは難しいのです。

たかが、されど習い事。

長期継続を前提として始めたことばかりですし、
軌道に乗ってきて
それなりに力が付き始めているし、
何より良い先生に恵まれているので
やめるのは躊躇があります。




そうこうしているうちに
息子の小学校ライフ、先生や授業以外のところで
充実し始めました。
つまり、良い友達関係ができたおかげで
学校生活の楽しみが増え、より生き生きと
楽しんでいる様子がうかがえるようになったんです。

しかも、先生がどうであれ、
自分らしい行動をやめる気配はない。

息子、けっこう強くなってきたな
と思えるようになりました。


それで、私も、この調子でいけるなら、
今、無理に習い事全部やめてまで
学校を変えなくてもいいかなぁ
という気持ちになってきたのです。

もちろん、何か問題が起こり、
こんな学校、行く必要ないっ!と
見切りをつけたら、
次の学校が決まっていようがいまいが
躊躇なくさっさと学校から撤退させる覚悟
持ったままですが。



一方で、見学に行ったことで、
人間大好き!喋るの大好き!な息子、
英語が話せたらもっといろんな人と喋れるんだ!
ということに気付き、
「英語、勉強したい」と言うようになりました。

その話はまた後日。

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