olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

5年生、算数文章題に悩む

2018-02-23 | 5年生
1階で算数の問題を解いていた息子が
2階にいる私に向かって叫んだ。


「はーー、わけわからーーん!
 お母さーーん、教えてーーー」


・・・まただよ。

毎度、ちょっと考えりゃ分かる程度のことで
お呼びがかかるので、
「まずは自分で考えてよ-」と適当に返事しながら
区切りが付くまで用事を済ませ、
仕方なくのぞいてみる。
(その間にも
 「もういっぱい考えたーー。
 お母さんが必要なのー。
 一緒に考えたいのーー。おーねーがーいーー!」
 という常套句の追撃が続く)

今回はこんな問題でした。



「ねー、これって、どういうこと?
 一番早く切れる人が
 みんなのを切ってあげて、
 一番早く炒められる人が
 みんなの炒めてあげたらいいんじゃないの?
 それでいい?」


・・・・えーと。
いや。あのね、この問題の主題は
「得意分野を生かした助け合い」じゃないから。
それぞれがそれぞれの仕事を
自分でしなきゃいけないはずよ。

それに炒める時間にこれだけ差があるってことは、
技量の問題じゃなくて素材が違うからじゃない?
みんな別々のものをそれぞれ作るんだよ、きっと。


「えー。そうなの?
 じゃあさ、この人は先に炒めてから切ってもいい?
 そしたら無駄な時間がなくなって丁度良いし!」


・・・・はあ??(白目)


ちょっ。あんたねぇ、想像してみなさいよ!

にんじんとかジャガイモとか、
先に丸のまま炒めてから切るんかいっ!
どんな斬新な料理法やねん。

ピーマン、丸のまま炒めてから
ベトベトヘノヘノになってるピーマン切って
種を取り除くの?
そんなイライラ作業、絶対したくないわっ!


「え!それ楽しそう!ぼく、やってみたーい!
 ピーマン、できるんじゃん?(それならシシトウにして種取らずに食べようよ)
 ニンジンもできそう!(できるかいっ!)
 ジャガイモはちょっとねぇ・・・土付いてるし。(いや、それは洗えば・・・)
 でも、野菜炒めにジャガイモ入れないし!(うちはね。キミがジャガイモ好きじゃないから)
 あ、キャベツだったら手で千切れるから問題ないね!」


いや。違う。違うの!
この算数問題は、野菜の種類を工夫して問題の抜け道を探すことを
求めてるんじゃないから!!

想像力を膨らませる余地があったとしても、
出題者の意図をくみとって
そこは目をつぶって

それに、そんなこと言ったら、
そもそも切らんでいい食材を選べばいいって話にもなるし。
モヤシとか。

違うねん。
そんな発想の転換を求められてるんじゃないねんっ!!!



問題の解き方にたどり着くまでに
時間と労力がかかりすぎて疲れた。


あんたって子は・・・(深いため息)

まるでピッピだね。

「ペールとポールが、ケーキを分けることになりました。
 ペールが四分の一もらったら、ポールの方はどうなります?」
「腹いたよ。」
(『ピッピ南の島へ』「4 ピッピ、クイズをする」より)




ため息つきながらも、
そう言われれば妙な問題だな、と。

一番大変そうな関田さん、切るのに20分かかって、
炒めるのに15分かかるって・・・
何をどんだけ切って炒めたん?!

ていうか、この3人、どういう状況?

すごい非現実的な、不思議な問題だよねぇ。


息子、別の問題でもひっかかってました。



「はあ~?!
 ジェットコースター乗るのに50分も待つって?
 50分だよ?あり得ないでしょ!!
 50分あったら他に何ができると思ってるの?
 たかがジェットコースターのために?
 ぼくなら絶対そんなの並ばないね。
 ていうか、誰もそんなの並ばんでしょ!」


いや・・・
それがさぁ、世の中にはそういう人も多いみたいよ。

うちはそういうところには行かないけどね。
親も子もテーマパークや遊園地には興味ないし。
行ったところで、長時間並んでまで
やりたいアトラクションなんて皆無。

だから、そういう行動をとる人の心情は
理解できないけど、
でも現実にそういう人はいるんだから、
社会現象として認識しといたらいいんじゃない?


・・・って、違う、違う。
そこでひっかかって問題に文句言っても仕方ないから、
とりあえずサラッと流して先に進んで…!
もう寝る時間だから!


うち、いっつもこんなんです。

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