olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

うちの中学生のお小遣い事情

2021-05-10 | 中3
うちはこれまでお小遣いというものを
あげていませんでした。
何か信念がある訳ではなく、何となくです。

子どもが高学年の頃、
ママ友が「まともな経済観念育てるために、
お小遣いでやりくりする経験は必要と思う」
「うちはテストで100点とったらいくら、
90点以上はいくら…って決めて、
それをお小遣いにしてる」
と話すのを聞き、
そうかー、テストの点ってのはピンとこないけど、
お小遣いは、まあ、あげてもいいかな…
と思ったので、息子に聞いたんですよね。
お小遣い、欲しい?って。

そしたら、
「別に要らない。
だって、買い物は必ずお母さんと行くし、
欲しいものは買ってくれるし」
と。

そもそも息子には
そんなに物欲が無かったので、
まあそんなもんだろうな、
と予想はしていたんですけどね。

そう?じゃあ無理してあげることもないか、
というところに落ち着いたんです。

ところが。

半年前くらいからかな、
にわかにお小遣いの必要性を
親子共に感じるようになったのです。

原因は、

これまで、近所の水場で捕ってきた
グッピーやエビを
ちょっとした容器やバケツで
飼育していたのですが
(要するに、お金はかからなかった)、
去年のコロナ休みを機に、
息子は、水槽環境を整え、
アクアリウムショップで魚を買うようになったのです
(つまり、お金がかかることをやり始めた)。


見て!このヒレの美しさ!と興奮していた。
まあ、きれいだけどさ。

あれって、1回買ったら終わり、
ではないんですね。

一つの水槽に、次々と魚を投入して行く。
小さな魚だと、けっこうな数、混泳可能。
(そして、小さいからって安いとは限らない…)

本で情報を仕入れ、
壮大な水槽計画を描き、
しょっちゅうショップに行きたがります。



そして、水槽自体も増えていく。

室内の湿度を上げたくないので、
水槽は1つだけ!と言っていたのに、
これは混泳できないから別で、とか、
これは気性が荒いから別で、とか、
これは卵を持っているから別で、とか
あれこれ理由をつけては
水槽を増やそうとするので
困っています。

増減ありましたが、
現在は3個の水槽が常設されています。
(やめてくれ)


そして屋外にはメダカがいっぱい。
外に置くぶんには文句ありません。


ついでにね、
ああいう魚の値段って、
マニア的価値観に属するといいますか、
私(その分野に興味のない人)からしたら
訳の分からない理由で
値段が跳ね上がったりするんですね。

色や模様がどうとか、ヒレの形がどうとか、
ただそれだけの違いで
ゼロの数が一つ、二つ変わってくるなんて、ねぇ!
無粋な私には
理解が出来ない世界です。

ともかく、そんなものに湯水のように
お金を使われてはたまならい。
マニアの物欲には付き合ってられない!

大人になって、
自分で稼いで、自分で使うなら
いいと思う。

でも、
子どものうちから
マニアの世界にハマり、
親のお金でじゃんじゃん買ってたら
(ていうほど買ってないけど)
この子の金銭感覚、おかしくなるはず!
と思うようになり、
息子は息子で、いちいち無理解な親を
説得するのが面倒になったらしく、
ついに
「お小遣いが欲しい」と言ってきたのです。


よし、じゃあ、あげよう。
お小遣いっていうか、「魚基金」って感じだけど。
毎月決まった額をあげるから
自分でやりくりして買いなさい。

ということで、
月々決まった額を与えることになりました。


この方はお亡くなりになったな…


ちなみに、金額は、本人が望んだ額です。
これなら魚に関してはひどくケチになるお母さんも
ダメとは言わないだろう
と考えたんだろうな、
と推測される小額です(笑)

しかし、たまに
それでは足りない金額の
買い物をする時もあります。
どうしてもペアで買って繁殖させたいとか、
5匹買うと単価が安くなる、とか
いろいろ事情があるようです。

お金が貯まるまで待つのも、
購入を諦めることもできない時は、どうするか。


息子は、料理をして稼ぐことを思いつきました。

そして、私に交渉してきました。

その都度、料理の豪華さ(がんばった度合い)
に応じた金額を決めて申告する。
で、お母さんが認めてくれたらOK。
お母さんが「美味しい~!」って満足したら、
更にちょっと上げてね♡
といった感じで。

先日、息子が作ったパッションフルーツ&マンゴージャム。
意外と美味しかった。

これね、私としては大歓迎!!

最高です。

なんなら、こっちから提案しても良かった。

でも、それらを全部、
息子自身が考えたってのは
大きいな、と思います。

いやぁ、上手い具合に転んだもんだ(笑)


やるやらないは、全て息子次第です。
こちらから、やって欲しいなと言うことはないし、
ノルマ的なものもありませんが、
休日に「今日は僕が作るね!」
と宣言することが多いです。

その予定がなくても
「あー、今日は疲れちゃったな。
ごはん作るのしんどいな。」
とか私が言おうものなら、
「僕が作る!お母さんは座ってて♡」
と飛んできて、
いそいそと準備し始めます。
今までなら、即座に
「じゃあ外食しようよ!」だったのに、
えらい変わりよう。

料理に慣れてきたからというのもありますが、
もともと
隙間時間に思いついたアクティビティを押し込み、
スケジュールがパンパンになっても
気にしないタイプなので、
時間がなくても気軽にやってくれます。

息子にとって、料理は
「楽しいこと」カテゴリーに入るアクティビティですし、
おまけに稼げるという一石二鳥。
好きな音楽を流しながら、
ノリノリで料理してくれます。

勉強そっちのけで
料理をしたがるのは
いかがなものかと思いますが、
私の勝手な都合により、許されています(笑)



すっかり料理づいている息子、
先日、ついに
「高校生になったら自分でお弁当作ろうかな-」
と言い出しました。


!!!!

なにそれ、最高!!!
お弁当の本、沢山買ってあげる!!(←母、必死)

ああ、本当にそうなったらいいのになーーー(祈)



息子料理の難点は、
キッチンが散らかることです。
片付け(洗い物)はしないんですよねー。

言いたいけど、でもそこはグッと我慢。
作ってくれるなら、片付けくらいするよ!!
今はね!!!

でも、そのままでは済みませんよ。ええ。

ステージ1、気軽に料理をするようになる。
ステージ2、気軽に洗い物をするようになる。
ステージ3、気軽に料理をしながら洗い物ができるようになる。

こんな計画でいきましょう。

にやり。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (candycandy)
2021-05-11 12:13:27
soratombo さま💕

今回は何度か爆笑しました~😆
と、同時に激しく共感💕

今の時代、ハングリー精神とか我慢とか工夫とか教えにくい時代ですよね。

買えばいいじゃん、とか「無いの?だったら、俺のをあげるよ」みたいなことを言ってくれる豊かな友人がいるし、そもそも既に満たされていて物欲もあまりなくて。

でも、男子たるもの「稼いでなんぼ。笑」
それを自ら交渉し、道を切り開いた息子さんは、立派だと思います💕

お料理を厭わない男子、素敵ですよね~💕お弁当、自分で作ってほしいです。
週一でもいいから~💕(笑)
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Unknown (soratombo)
2021-05-11 14:11:14
candycandyさま

コメントありがとうございます♪

そうなんです。子どもの頃から十分満たされちゃってるんですよね。コレクタータイプは小さな頃から物欲が大変なようですが(笑)、うちはそれもなくて。
大人になるまでこのままで本当に大丈夫なのかな?と、うっすら心配していました。

魚に財産をつぎ込むのはどうかと思うのですが(笑)、これを機に「稼ぐ」ことを考えるようになったのは、よかったかな、と思います。
しかもその方法が料理というのは、(私としては)かなりラッキーです。
お弁当発言は、棚ぼたでした。どこまで本気か分かりませんが、たまにでいいから、自分で作ってくれたら嬉しいです~~!!!

お小遣い、きっとそれぞれの家庭で、それぞれに工夫されているのでしょうね!お小遣いにまつわる親子の話合いや、あるいは攻防が、家族の数だけあるんだろうなー(^▽^)
candycandyさま宅のストーリーも、いつか綴っていただけると嬉しいです♡
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Unknown (michi)
2021-05-16 02:11:27
Soratombo さま
変わらず素敵な息子さんですね😊お話を拝見していてほっこりしました!
料理の片付けは、共感です!うちの同居人も、ごはんを作ってくれるのはありがたいのですが、その後の台所の有様と言ったら、、、プラマイマイナスです笑。
Soratombo さまの、息子さん料理お片付けステップアッププランをぜひ参考にしたいです!
返信する
Unknown (soratombo)
2021-05-17 13:21:10
michiさま

コメントありがとうございます♪
プラスマイナス…分かります!!
片付けながら料理してくれたら良いんですけどねー。
洗い物の方が頭使わないし、簡単なのに!と思うのですが、どうもそこに気持ちが向かないタイプなのかもしれません。
でも、絶対に生活に必要なことですから、「タイプ」とか言ってられませんよね!
諦めず、徐々に働きかけていこうと思います。
大人に言うのは、子どもよりも言いにくいとこもありそうですが、子どもよりキチンと受け止めてくれそうな予感も…michiさま、一緒に頑張りましょう〜😄
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