olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

お喋りな中学生男子のお喋り

2020-10-14 | 中2
ホンダでもらったミニカーを使って
撮影に余念の無い息子(中2)。





ミニカーとか
ほとんど興味がない子だったけど、
まさか中学生になって大喜びするとは…


さて。
夜も更けて、もう寝る時間。


「そろそろ寝よっかなー。おやすみ。」

と言った後で、思いついたことを
延々と喋り続ける息子。

寝に向かうにあたり
全ての活動を停止させるので、
一気に暇になり
喋りに集中できるらしいのです(笑)


この日は、主婦の賃金のことから、
もしお母さんが居なかったら・・・
という話になりました。


「もしお母さんがいなくなったら、
ぼく、ピアノもチェロも
ろくに練習しなくなるだろうな。
お父さんは何も分からないから、
サボり放題じゃん?

いや、僕、ピアノもチェロも好きなんだけどさ。
目の前の困難から逃げるのは
本能っていうの?

お母さんは
ほどほどに音楽のこと分かるから、
僕がテキトーなことやってたら
注意するけど、
先生みたいに全ては分からないから、
僕は全て監視されて支配下に置かれる
ことにはならないでしょ。
その加減が良いんだよ。」


上げられてるんだか下げられてるんだか…

聞き捨てならないのは
「目の前の困難から逃げるのは本能」
ってヤツね。
これぞ自分に負け続ける男(笑)



「勉強だって、
お父さんは「やれ」って言うだけで
中身見ないから、
僕、サボっちゃうと思うんだよねー。

それに、お父さんは考えるのが面倒臭いから、
お母さんがいなくなったら
すぐ僕にスマホとか与えると思うよ。
TVも買って、
夜は二人でプロ野球中継とかバラエティとか見て、
ガハハーって笑うだけの
堕落した生活になるだろうな。

その時は楽しいけど、
僕は、ろくなことが出来ない人間になって、
ろくでもない人生を歩みそう。

ああ、お母さんがいてよかった。
お母さん、いなくならないでね!」


その堕落した生活、目に浮かぶわ(笑)
自分のことが良く分かってるね。
えらいえらい。

…いやいや、ちがう。

そろそろ、お母さんの目がなくても
自分に必要なことは
自分で考えて自分で出来るように
なってほしいんですけど?


でもまあ…
堕落した生活してても、
「ろくでもない人生」かどうかは分からないよね。
その場その場、なんとか切り抜けて
楽しくやってそう(笑)


この後、息子は、
テスト結果のことや学校の友達のことを
とめどなく延々と喋り続けました。

友達の恋バナを話題にしながら
こんなこと言ってましたね。


「告白するって、すごいよね。
僕は告白はできないなー。
だって、いいなって思う女の子、
いっぱいいるんだよ。
外国の子とか全員可愛い
と思っちゃうんだけどさ、
日本人の子も、みんな結構かわいいよね?
一人だけに告白とか、できない。

別にそんなに、と思ってた子でも、
得意なことを一生懸命にやってる姿が
すごく輝いて見えたりすると
いいなーって思っちゃうんだよ。

どんな果物も、それぞれに美味しくて、
どれが一番か決められないのと同じかな。

・・・ねぇ、栗って、果物?」

(※栗は木になるものなので、果物です。)


そして、小さい頃お喋りだった子が
高校生になった今はすっかり落ち着いている
という話題のあと、こう言いました。


「僕も、小さい頃と比べたら
だいぶ落ち着いたと思わない?」


えーと……

そうだ!
スキップはしなくなったね。
小さい頃は移動は基本、スキップだったから。


「ああ、家ではね。
学校ではスキップしてる。


・・・はい?

ホントに?
ちょっと状況が想像できないんだけど…


「急ぐときね。
廊下は走るなって校則に書いてるわけ。
でも、校則に廊下でスキップするなとは書いてないから、
早く行きたい時はスキップするんだよ。
けっこう早いよ?」


!!!

そりゃ校則には書いてないでしょうよ!
ついでに、回るなとも、跳ぶなとも
書いていないでしょうよ!
だからって・・・


そういえば、
「他のクラスの前通って、
みんなに見られるの嫌だし」
と言ったら、息子は、
「そういう時は、スキップしたらいいよ。
早すぎて見えないかもよ?
と言っていました。

いや、見えるから。
余計目立つから!
保護者が学校の廊下でスキップしてるって
どんなシュールなシチュエーションよ。

って笑ったのだけど、
もしかして、あれ、冗談じゃなくて
素のアドバイスだった…?

大丈夫かな、この子。


「それに、僕、あんまり喋らなくなったしさ!」


・・・「おやすみ」って言ってから、
既に1時間喋ってますけど?


ああもう、いろいろツッコミどころ満載で
どうしたらいいんだか。


【後日譚】

学校の廊下でスキップする話を
J先生(アメリカ人)にしたら、

「あー、彼は賢いね。
スキップは、けっこう早くいけるから
いいよね。
時には走るより速いかも。」

あれ?
アメリカ人的には、廊下でスキップ、
「有り」なの?

自分の常識に
揺さぶりをかけられた瞬間でした。

そうか。
そんなに変だと思われない場合もあるんだ…


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