綺羅星のごとき才人たちのパネルトークの後、
パネリストが質問に答えてくださるコーナーが。
そこで、何人かのちびっこ(小学生くらい)が
手を挙げて、「五嶋龍さんに質問です」。
中に、
「演奏するとき、どんなことを考えていますか」
と訊いた子がいました。
「それは、演奏会で、ですか?普段ですか?」
と訊ね返され、「普段、練習のとき」と。
すると龍くん、すかさず
「練習は大嫌いです。」
「子どもの時から、今も。」
断言(笑)
「 誤解しないでくださいね、音楽は大好きなんです。
舞台に立つのも大好きです。
でも練習は嫌い。
嫌な練習も、舞台に立つために
と思えるから続けられる。
毎日、練習嫌だなー、嫌だなーと思うけれど、
毎日、そういう自分に打ち勝って
練習をしています。
毎日、そういう自分に打ち勝って
練習をしています。
その繰り返しです。」
龍くんっ!良いこと言ってくださった!!!(感涙)
この言葉、子どもの心に深く刻まれたようです。
帰り道、
「龍くん、練習嫌いって。
僕と一緒だね~(ニヤリ)」
「でもさーー、ほんとはさーー、
〝練習嫌だなーと思って、
ときにはヘナチョコになって、
フニャフニャ言ったりします”
って言ってくれたらよかったのに。
そしたら完全に僕と一緒なのにーー!」
と息子はつぶやいていました。
あのねー(ため息)
龍くんは、そうやって自分に打ち勝って
1日何時間も練習してきたんだよ。
毎日自分に打ち勝ち続ける人と、
毎日自分に負ける続ける人の差。
一日の差は数時間でも(それでも大きいけどね!)、
その毎日が積み重なって何年となったら
どう転んでも到底埋められない
大きな差になるのだよ。
なにごとも。
今なら間に合う(かも)。
がんばれ、小学生!