olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

三つ子の魂…

2017-01-25 | 4年生
そういえば。

息子が1、2歳の頃は、
「お風呂だよ」
「歯みがきしようね」
「服着ようね」
という こちらの気配を察すると、
パッと立ち上がり、
すかさずトットットッと走って逃げていました。

泣きはしませんが。
むしろ口元にほんのり笑いを浮かべていたような…

その逃げ足の早いこと早いこと。
なかなか捕まらない。

捕まえた後もあの手この手で
すり抜けて逃げようとしたり、
歯みがきの場合、
口をギュッと閉じて抵抗したり。
彼にもいろんな技がある。

いや、泣きも怒りもしないんですが。

その割に、とにかく手こずった。




子育ての大変さを人に説明するのは難しい
って、こういうことなんだな。
お風呂に入れる、歯みがきをさせる、
着替えさせる。
言葉にすればそれだけのこと。

たけど、
お風呂に入れる…のではなく
その前段階だけで、
歯みがきしようね!の前段階だけで、
一枚の服を脱がせる着せる、
それだけで、
私、なんで20分も
知恵絞ってあれこれ働きかけながら
子ども追いかけて
こんなに汗かいて
ゼーゼー言ってるんだろう⁇

簡単な日常のルーティーンをこなすために
いちいち双方必死の攻防がもれなく
ついてくるだなんて、
経験ない人には想像できないよね…
私も知らなかったよ…

と内心苦笑しながら追いかけてましたね。



その辺、スムーズな子なら
何の引っ掛かりもなく1秒で済むことなのに。
実際、そんなお子さんを目撃した時には、
え?何の魔法⁈
と文字通り目をパチクリさせたものです。

子育てと一口に言っても、
生まれてくる子によって
その苦労の度合いは大幅に変わる、
と実感したのでした。



…というかつての気持ちを、
昨日、思い出しました。


息子、いまだにお風呂に入るのを
先延ばししようとします。
走って逃げたりはしませんが、
お風呂と聞けば
「えーーヤダなー。めんどくさーー
と思うらしく、
のらりくらりとかわそうとする。

(きっと、まだしゃべれない時代も、
嫌がって逃げていた時の気持ちは
「めんどくさいのヤダ〜」「まだ遊びたーい」
だったんだろうなぁ)

(20分も逃げる方が
よっぽど労力使うと思うけど)



しかしお風呂が嫌いなわけではない。

重い腰を上げて一旦入ったら最後、
今度は40分くらい出てこない。

(これも幼児期から同じ)


しびれを切らして様子を見に行くと、
ゴーグルをつけ、
プニョ玉をいろんな容器
および風呂の中に浮かべ、
盛大に店を広げながら絶賛遊び中
の状態でハッとして振り向く息子。

(プニョ玉とは、ソフトなビー玉状のもの。
最近、お祭りの屋台などで
「プニョ玉すくい」というものがあるんですよ)


しかし、頭も体も洗っていない。


40分も何してた?(怒)

(答え: 遊んでた)



もーー!遊び過ぎ!
ちゃんと洗って、ちゃっちゃと出なさーい!


そう言ってから、台所に戻ったんだけど、
今度は本当にあっという間に
子供が出てきてびっくり。

早過ぎ!

ねぇちょっと、ちゃんと洗ったの?
濡らしただけで洗ってないんじゃない⁈

「え?ちゃんと洗ったよ!
シャンプーつけて頭ゴシゴシしたよ!」


…ふーーん。
身体は?

「あ……洗ったよ!」

本当に?石鹸つけてちゃんと洗った?

「………。えっと。
ちゃんと清めたよ!


清めた?

清めたときたか!(笑)


言葉の雰囲気は清潔そうで良いけど、
なんの。
お母さんは騙されないぞっ!

石鹸のない時代なら
それでよかったのかもしれませんがね。

はい、やり直しーー( ̄▽ ̄)


生まれて10年経ってもまだこれですよ。


まぁ、口で済むようになった分、
ずいぶん楽になったよね…
と思っておこう。

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