olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

子どもコンサート対策

2017-01-23 | 音楽とか
久しぶりに子どもと2人で
クラシックのコンサートに行きました。
序曲、サブ(コンチェルト)、メイン(交響曲)のスタンダードな構成。2時間コース。


子どもと一緒に行くとなったら、
子どもが退屈せずに
2時間大人しく聴くことができるよう、
事前の仕込みが必要になります。

子どもが少しでも楽しく聴けるように、つまり
私がちゃんと落ち着いて聴いていられるように(笑)


【仕込み1】

まず、数日前から、車中のBGMを
コンサートの曲にします。

車中はいつも何らかのクラシック曲が
流れているので、ただ曲を変えるだけで
特に何も言わないのですが、
これが効果抜群。

1時間くらいの交響曲でもなんとなく耳馴染んで、
「絶望的に退屈で長い曲」から
「この曲知ってる!」に昇格。
うまくいけば「ここが好き」とか出てくるし。

予習って大事。

予習が無くても楽しめる曲も
もちろんありますが、
ま、知らないよりは知ってる方が
何かとよろしい。



【仕込み2】

とはいえ、やはりコンサート中に
退屈し始める可能性は常にある。

そんな時のために、「コンサート三種の神器」を!
うちの三種の神器は「飴、蜜蝋粘土、読み物」です。



まず、
(封筒の中の丸っこいのが飴)

コンサート途中で飴を開けるカサカサ音を
出してはいけないので、
直前にいくつか予め包みから出します。
そして、取り出しやすく音の出ないモノに
移し替えて、私の膝の上、あるいは
鞄の取りやすい位置に飴をスタンバイ。

飴の一時保管用品ですが、
いろいろ試したところ
小さめで横長タイプの封筒が一番便利でした。
(普通の封筒の半分か1/3の大きさ)
飴が転がらないし、ひっつかないし、取り出しやすい。


そして蜜蝋粘土
(封筒の外のいびつに丸っこいもの)
これには昔から随分助けられています。

手先のちょこちょこした動きで遊べるので、
周りの迷惑にならないし、
長時間持つし。


指先で粘土いじってる方が
集中できることもあるような気がします。

某シュタイナー系幼稚園では、素話の時、
子どもたちに指先ほどの蜜蝋粘土を配り、
粘土をいじりながら話を聞かせていました。
素話をする先生も粘土を。
さすがに先生は何か形を作る訳ではないけれど(笑)
指先に力入れて粘土を揉んでいるだけで
なんか落ち着いたりするんですよね〜。


ただ、子どもは完成した時に「見て!」と
嬉しそうに説明し始める危険性があるので
(ありがち)、
その辺、事前の注意が必要です。



小さい頃はこれだけでしたが、
最近はこれに「何か読み物」が加わりました。

本ではなく、紙1枚程度。
ページをめくる音や動作が
気にならないように。
それでいて長時間退屈しないもの。


今回は、最近の息子のプチブーム、
百人一首のカルタについていた一覧表(解説付き)
を持ち込みました。

ゆったりしたメインの2、3楽章の間、
身じろぎもせずじーーーっとこの表を見ながら
聴いていました。

(好きな部分は目を上げていたので、
一応聴いていたはず)


これだけあれば、2時間は大丈夫!



今回の誤算はクシャミでしたね…

2楽章が静かに終わったその瞬間、息子が
クシャン!
と豪快なクシャミをかましてしまいました。

一瞬、会場に広がる笑い。


「仕方なかったんだよ〜、
止められなかったんだよ〜」

と申し訳なさそうに肩をすくめる息子。


まぁ…ギリギリ演奏中でなくて良かった
とも言えるけど、
またこの絶妙なタイミングで(T . T)


演奏者ならびに会場の皆様、すみません〜〜!

でした(大汗)



後で出演なさっていた先生に
挨拶がてら このことを言うと、

「あーー、大丈夫、大丈夫。
気にしないで!
私なんて演奏中にクシャミしちゃったことあるよ!
音の大きい目立たないところまで我慢したけど、ね(笑)」

と笑ってくださって、
気持ちが軽くなりました。
先生、お気遣いありがとうございます(礼)

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