olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

アルジェリアのプリンセスはマルチリンガル

2018-11-29 | 日々
先日、アルジェリアのプリンセスに
お目にかかりました。

美しく、上品で、優しく気さくな
誰もが夢中になってしまう素敵な女性で
大人も子どもも目が♡。

アルジェリアについて
子ども達に話してくれたのですが(英語で)、
とても興味深い話ばかりでした。



***



まず、彼女が7つの言語を話すと聞いて
みんなのけぞる。

私なんて英語でさえ・・・いや、
母国語の日本語だって怪しいことあるのに、
7つの言語って!?


ドイツ人の夫とは4つの言語で話すんだとか。

頭の中、どうなってるんだろ・・・??



彼女が話すのは
アルジェリアの4つの言語(Algerian, Kaby, Shawia, Tovareg)のうち2つと、
フランス語、アラビア語、英語、ドイツ語、オランダ語。


息子はWikipediaでアルジェリアの予習をしてきたので
「公用語はアラビア語でしょ?」
と言うと(←訳してくれる人がいる)
プリンセスは「No」とはっきり訂正。

(え?と固まる息子。
 「Wikipediaめ!嘘教えやがって~!」と憤る(笑))


アルジェリアの民族Berber
(「バーバー」って聞こえたから分からなかったけど、
 後で考えたらベルベル人!習った、習った!)
は、
アラビア人が来るより前にこの地に住んでいて
既に言葉が土地に根付いていた。
だから、アルジェリアの人は
エジプトやリビア、チュニジアのような周辺諸国と違って
アラビア語を話さない。
学校の授業はフランス語で行われ、
役所などでもフランス語を使う、と言っていました。



でも、外務省のアルジェリアデータでは
公用語はアラビア語とベルベル語
(ベルベル語は単一言語ではなく「派」「族」として
 括ることのできる諸語をまとめて称するらしい。
 プリンセスの説明の中に出てきた
 Kaby, Shawia, Tovaregはベルベル語として
 分類されるんじゃないかな?)

フランス語は一般的に広く使われる言葉、
となっています。
Wiki、嘘じゃなかった。


では、プリンセス情報が嘘?
そんなわけない。
公式発表と住人の認識は違うってことなのかな??
居住地によって色合いが違うのかな??



後になってから調べて
いろいろ疑問が湧いてくる。

あのとき、聞いときゃよかった!


(つづく)


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