olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

「おうちで塾なし受験勉強」ウチのやり方

2018-12-04 | お勉強(小学生)


12月、試験直前となっておりますが、
息子は、半年ぶりにフランス語のテキストを開いて
勉強し始めたり
プリンセスに、息子が知っているなけなしのフランス語
 “ Moi, c'est •••••, et toi ?” と話しかけたら
 通じたのが嬉しかったみたいでね。
 いや、分かるけど、今やるなよ、という)、
薄い布団を使ってトーガの巻き方を研究し始めたりと
(ローマ時代の時代劇?を見ちゃったもので。
 いや、分かるけど… 以下省略)、
見事な現実逃避っぷりを見せております。


・・・アホたれ。


現実逃避も、
せめて試験の範疇でおさめときゃいいのに…




ま、息子がどうであろうと
もう終わる話なので(やったーー!!)、
ここらで中学受験の学習の仕方を
まとめておこうと思います。



家で勉強を見始めたときは、
問題集をもとに私が息子に教えるだけでいい
と思っていたのですが、
そのうちYouTubeに中学受験用の解説動画が
いろいろあることを知り、
それがけっこう使えることに気付きました。

特に理科。

ちゃんと実験してくれる動画もあるので、
問題集や塾の授業などとは
ひと味違う理解が得られます。

(見た後、自分でもやりたがるので
 面倒なこともあるけど)




算数の、ちょっと難しい単元も、
2,3の動画を見比べると、
そのうち「ああ、そうか」と思うものです。

そして、お気に入りの先生が決まってくる。

途中で止めたり、戻ったりして
自由に見ることが出来るという点も良いですね。


あくまで、私が教えるのがメインで、
YouTubeは補助的な教材として使ったのですが、
気分転換にもなるし、
私が用事をする間に
子どもが勝手に見ることができるし、
ありがたい存在でした。



でも、ちょっと注意すべき点が。

最初、子どもが見るに任せていたんです。
「あー!なるほどねー!」
と盛大に納得してみせたり、
答えを早めに言ってみたり
(例の「一人早押しクイズ」状態です)、
楽しそうに見ていたので
なんとなく安心していました。

が。

ある時、ふと気付いたんです。

理解したアピール満点のリアクションしてるけど、
これ、塾での失敗と同じじゃない?

そこで、動画を止めて、
「えー!なんで戻るの?もう分かってるのに!!」
と反抗するのを押さえ込んで
答えが出る前の画面に戻し、
分かってるなら一人で解いてごらん?
と確認してみた。

すると、解けない。

答えは覚えている。

式はうろ覚え。

解き方は覚えていない



・・・えーー。


ああ、この子は塾でもずっと、
こうやって無駄な時間を過ごしていたんだな。
まんま、こんな感じだったんだろうな。

(塾の無駄は、YouTubeの無駄とは
 時間的にも金銭的にもレベルの違う無駄だぜ!泣)


良いリアクションするから
一見、理解しているように見えるんだけど、
その実・・・ってやつです。

惑わされちゃいけない。
この子は、良い雰囲気をつくるために
ちょっとした演技をするのが得意なのだ。
本人も「めっちゃ出来た気分」になっているのが更に問題。

いや、違うから。
そこは自分に厳しくならんと、意味ないから。


そこで、やり方を決めました。


全く分からない問題は、まず解説を最後まで聞く。
それから最初に戻って、
動画を止めて問題を自力で解いてみる
解けなかったら、これを繰り返す。

分かるかも?という問題は、
解説が始まる前に止めて、まず自分で解いてみる。
それから解説を聞く。
以下、同じ。

これ、普通の問題集でも同じで、
チラチラ答えを見ながら解いたら
分かった気にはなるけど、
実際には理解できていないことが多い。

分からない問題に遭遇したら、

答えをガッツリ見て理解する
 ↓
答えを閉じて、チラ見無しで自力で解く

が必要なんです。

「助け無しに自分で解いてみる」
というステップがどこかにないと
身につかないんですねー。


いやそれ当たり前でしょ…(今更何言ってんの?レベル)

と思われた方、多いはず。


ですよねー。


なんだけど、
息子は、それに自分で気付いて、
自力で制御できるほど成長してはいなかった。

小学生の勉強、
「自主性に任せる」とか耳触りのいいこと言って
遠目で見ているだけではだめなんですね。

(その方が親も楽だし、
 「余裕のある親」を気取って
 良い気分になれるんだけどね!)

もちろん、意識の高い子は
親にいわれずとも自分でやり方を見つけ
自分から勉強するんでしょうけど、
うちの場合、私が横に張り付いて指導する必要があったんです。

(めんどくさーーー)

こんな意識が低い子、
そもそも中受する必要なんてある?
やめた方がいいんじゃない?
と何度思ったことか。
ていうか、毎日そう思った。


でもそこでグッと思いとどまったのは、
この先の中学での学習を考えたから。
今やっている学習内容、勉強の仕方、
そのまま中学でも必要になるからねぇ。



ちなみに問題集は
塾で買った正統派のものと
自分で買った裏ワザ系のものとを
併用しました。

時間が無いので、
正攻法だけではダメだろうと思って。

「正統派の基礎編」(うちの場合、主にSAPIXの問題集)で
取りこぼしがないようベースを作り、
「裏ワザ系」で楽しくステップアップしてから、
「正統派の実践編」(受験校の出題傾向に合った問題集)に挑戦すると
上手くいくと思います。


とかいって、うちは意識低すぎて
間に合わんかったけどね!(笑)


息子のような
意識低い系の、素直に言うこと聞くのが大嫌いな、
口だけ達者な言い返し大魔王
の勉強を見るのは、
正直、大変。


でもまあ、そんな息子でも、
3ヶ月ほど、
芸術系の習い事を3つともやめずに
ぼちぼち勉強して、
受験算数と受験理科(物理)の全体を
一通り舐めるくらいは出来たので、
こんな感じで半年から1年くらいかけたら、
たいていの子は
中堅クラスの受験算数・理科なら
できるようになるんじゃないかと思います。



来年度(以降)受験の子どもたち、がんばってねー。


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