Salon de Sophia

東京・亀戸にあるアロマテラピーの教室です。
毎日の生活にアロマテラピーを取り入れてみませんか。

オリス(イリス )ニオイアヤメ

2020-04-16 | ハーブ

先日、道の駅までお野菜を買い物に行きました。
すると オリス(イリス )の鉢植えを発見
もう、嬉しくなりました。
販売先を見て見ると知り合いのハーブ園の苗でした。
ここの苗は、良いものだとわかりましたので即購入!
それもお値段がお安くとても嬉しくなりました。


オリスは、南ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、北インドなどに見られるアヤメ科の多年草です。
根茎や花を乾燥させたものを、ハーブとして利用します。

古代ローマ時代から香料植物として知られており、
花しょうぶのような白や紫色の花を咲かせ、
根茎には香水の原料になるスミレに似た香りのオイルが採取できるのです。

オリスの根茎から放つ香りは、
熟成することで香りを増す性質があるため、
ドライフラワーなどにも良く利用されているようです。

 

オリスには、健胃効果や利尿効果などがありますが、
大量に服用すると嘔吐、肌にふれた場合はアレルギーを引き起こすことがあるため、
現在は、薬用としての利用は厳禁のようです。

オリスの根茎を乾燥させたものを細かく砕けば、
ポプリの保留剤になります。

【作り方】
1.最低2~3年育てたオリスの根茎を採取し、水洗いする。
2.日当たりの良い場所でしっかりと乾燥させる。
3.乾燥させたものを半年~2年ほど寝かせ細かく砕き、ポプリ袋に詰めて使う。

2年もかかるのですね。
熟成した良い香りになるので 出来上がりがとっても楽しみです。

 





科名:アヤメ科
別名:ニオイイリス
英名:orris
性質:多年草
利用箇所:根(根茎)
   
栽培のポイント
1.乾燥気味
2.酸性土を嫌うので、苦土石灰で中和します
3.2~3年ごとに植え替えます

葉を入浴剤にしたり、根茎を乾燥させてポプリなどに利用します。
葉っぱは、菖蒲湯ですね。

毎年 柚子湯に入って風邪予防をしていますが、
今年は、菖蒲湯に入って健康を増進したいと思います。


栽培管理

湿り気があると軟腐病が出やすく、
酸性土を嫌うので、乾燥した日当たりのよい場所に、
土を石灰で中和してから植え付けます。

・植え付け
9月に苗を植え付けます。
オリスは酸性土を嫌うため、あらかじめ
苦土石灰などを混ぜ込んで、中和しておきます。

葉を付けたまま、根茎の上半分が
土の上に出る程度に浅く植え付けます。

・追肥と土寄せ
2月~3月、9月~10月、それぞれ1回ずつ
追肥をします。


・水やり
水やりは、基本的に必要ありません。
乾燥気味に管理します。



収穫

植え付けから2~3年たち、
根茎が大きく育ったら収穫します。

9月~10月、地上部が枯れたら、
根茎を傷めないように丁寧に手で掘り上げて
収穫します。

植え替え適期は9月頃です。

掘り上げてすぐの値茎は、
あまり良いにおいではありませんが、
乾燥させて2~3年保存すると、
スイートバイオレットに似た芳香が強くなり、
ポプリなどで楽しめます。
また、アイマスクに・・・

掘り上げた根茎を良く洗い、刻んで
天日干しで乾燥させます。
2~3年間ビンなどに入れて熟成。