たったひとつの宝物

最近はスイスでの子育て日記。
他、ニュージーランド留学と世界一周旅行など。

ハエ騒動とシュタンセルホーン山

2012年08月19日 | 日記
ニュースによると今年一番の暑さだった。
34℃だったか36℃だか。

スイスの夏はハエが多い。
しかも網戸がないから窓からよく入ってくる。

それも1匹2匹じゃなく
ひどいときには5、6匹。

ブーンブーンってかなりうるさい。

これはスイスの欠点だと思うんだけど
周囲に農家が多く
しかも、BIO(ビオ)と呼ばれる有機食品がひどく盛んで
人々が好んでそれ買うので
ハエが増える一方。

パソコンとか料理中とか集中してるときに来るとイラっとする。
ついこの前、あまりにもうるさく、
Beatの雑誌(自分のは使わず)を丸めてパチーンと3匹ほど仕留めた。

スイス人には特に気にしないらしい。
不衛生だと思うんだけどな。

そしてそして最悪だったのが
この日の朝、
バルコニーにためてあったゴミ袋をBeatに捨ててきてもらおうと
袋を持ち上げたときのこと。

なんと彼らのたまごが100はあろうかというくらいびっしりとその下に植付けられていた。
ぎやーーーー!!!
ってこのときばかりは叫んだ。

私は半泣きになって
Beatに駆除を要請した。
彼は気持ち悪がる様子もなく落ち着いて片付けてくれた。

おそるべしスイス。

午後は気を取り直して山に行った。
あまりの暑さにBeatが標高の高いところなら少しは涼しいかもしれないと提案した。
今回はStanserhorn(シュトンセルホーン(Beatの発音より))という標高約1900mの山。
駐車場から山の中腹までは列車を使うんだけど
100年前のスタイルをそのまま保ってるらしく
駅も列車もすごく可愛い。
日本じゃこういうテイストは作れないね。
スイスってこういうところは惜しげなくお金とセンスを使うので
ちょっとしたところで可愛らしさを発揮する。

景色も良好で気分もよくなり
ハエ騒動のことはすっかり頭から消え去った。
中腹から山頂までは
世界初のオープントップ(上に上れるタイプ)のロープウェイだった。
スイスってとにかく世界初とか世界一という言葉に弱いらしく
なんでもかんでも世界一を目指して作ったりする。






山頂はスイスらしいすばらしい景色が見渡せた。
ついでにレストランにも入って食事もできて
ちびちゃんも私も大満足。

それにしてもスイスの山ってどこいっても山頂ですらCafeやらレストランがにぎわっていて
みんなそっちでくつろいでいる。
スイススタイルだね。
ヨーロッパスタイルかな?

そしてちびちゃんは今日も山頂のさらにトップまでの石ころだらけの山道を裸足で歩いていた。