たったひとつの宝物

最近はスイスでの子育て日記。
他、ニュージーランド留学と世界一周旅行など。

主都ベルンへ行った日

2011年11月03日 | 日記
荷物の片付けもまだなのに
朝早くから列車を乗り継いでスイスの首都ベルンへ行った。

日本大使館がここにあって
警察証明書の取得と在留届の提出に行った。

スイスで有名なのはチューリッヒだけど
主都は実はそこではなくベルンというところ。
なんとBeatも来たのは初めてらしい。

まっすぐ大使館に向かったんだけど
やっぱり大使館って好きになれない。
好意的ではないし会話も事務的。
用が済んだら係員はさっさといなくなり
説明も早すぎて手順がいっぱいでわかりにくい。

はやく用事を済ませてここを出ようと思った。
ここで日本人の男の子がいた。
一人旅中らしくてなんと自転車と寝袋持参で一文無しの旅を数ヶ月続けてるらしい。
私は書類を書くのに集中していたのでちゃんとした話はできなかったけど
かわりにBeatが興味深げに彼と話をしていた。
彼は山の中で寝泊りをしているらしいんだけど
なんと数日前にパスポートもお金もクレジットカードも盗まれたらしい。
なのに困ったような表情もみせずあっけらかんとしていた。
ネガティブ思考なBeatにもそのアクティブなところを少し分けて欲しいくらい。
後で私にも何か助けてあげられることがあったかもと思ったんだけど
なにせこっちも初めてのことだらけで
そこまで考える余裕がなかった。

そして私の指紋をとりに警察署に行った。
なんとここは拘置所と同じ建物で
ベビーカーをもってくるのにはなんとも場違いな場所だった。

ここで警察官によって私は初めて指紋を取った。
隣にいた異国の男性はいかにも犯罪者らしい検査を受けていた。

そしてそれをもって再び大使館に行き、
大使館から日本へ警察証明書を請求する流れになった。
つまり私は犯罪者じゃないということをスイスに証明しなきゃいけない。
ちなみにちびちゃんはすでにスイス人なのでその必要はない。

必要なことを済ませて
さっさとそこをでた。
ちなみに大使館では日本のテレビが流れていて日本の新聞がおかれていた。

少しベルンの街を散策した。
といってもお店の中をいくつかのぞいただけだけど。
ヨーロッパといえばやっぱりチョコレートのお店がすごく可愛い。
何種類ものトリュフが置かれていたりして
思わずいくつか買っちゃった。
味はまあまあかな。

スイス人は自国のチョコレートに誇りをもっている。
いつもスイスが一番だというけれど
日本のチョコも悪くはないと思う。

そんな感じで一日が過ぎ
夜7時過ぎに家についたら
お隣さんもドアを開けたところでばったりでくわした。
初対面。
クララという南米出身の女性だった。
一人暮らしみたいだけど感じがよさそうで安心した。

ちなみにBeatは結婚休暇で2週間のお休み。
この前も数日休みをもらったばかりで
大丈夫だろうかと思うんだけど
まあちょうどよかった。
明日から本格的に家中を整理しなきゃいけないし。