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存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

Loraine James / Gentle Confrontation

2023-12-09 12:20:09 | album l


2023,9,26発売
3作目のアルバム

ロレイン・ジェイムスもテニスコーツの植野さんが紹介していたのを聴いて、気に入って聴いている。

本人のコメントがあって
「今回のアルバムは7歳くらいの頃から現在の27歳までに受けてきた影響が入っている、ある意味タイムカプセルみたいなもの。DNTEL、テレフォン・テル・アヴィヴはもちろんロックやR&Bもあるというね。」とのこと。

Loraine James
ロレイン・ジェイムス

1995年12月18日生まれ
英国 エンフィールド出身

 

1  Gentle Confrontation 4:21
ストリングスのようなシンセがゆったり鳴り響いて 音が小さくなる
1:00くらいで突然ドラミング
ズレて行く音
2:00くらでも突然ドラミング


2  2003 2:40
ロレインの弱い部分が出ている
7歳で生き別れになった父について歌った曲とのこと。

3  Let U Go ft. keiyaA 4:23
イントロの唇で鳴らしたような音を様々な音で鳴ってして
ヴォーカルが入ってくる裏で 散らばる音が不規則なリズムを醸し出して
ヴォコーダーがかかった声

4  Deja Vu ft. RiTchie 2:51
リズム
男声ヴォイス
ウーリツァー
水面に反射する光が揺らめいているよう


5  Prelude of Tired of Me 2:02
徐々に大きくなってくるイントロ
打ち込みの速いリズムが迫って来て
ウィスパー気味なヴォーカル
ゆったりと鳴っているイントロから続くシンセ

6  Glitch The System (Glitch Bitch 2) 3:34
イントロのリズムはシュク・チュク系な電子音
シンセが鳴って
声が変化して
1:30くらいから別の高音がミニマルに繰り返される
サンプリングされた声が散らばって
裏で鳴っているシンセの音の波
面白い♪

7  I DM U 4:23
ピアノではない鍵盤を叩くような音
シンセの音に
独立して鳴っているドラムス
(ブラック・ミディのドラマー、モーガン・シンプソン)


8  One Way Ticket To The Midwest (Emo) ft. Corey Mastrangelo 2:25
シンセの音に
ミニマルなオルゴールのような金属を弾いてこもった音


9  Cards With The Grandparents 3:22
認知症の祖父との日常と幸せ。

ヴォイス、犬の声
カリンバっぽい音
パーカッションは色んな物を叩いている
ミニマルなウーリツァーの音階が少しずつ変わっていき途切れ
振り返ったら ゆったりと広がる
ヴォイス、コーラス

10  While They Were Singing ft. Marina Herlop 4:22
パーカッションは打ち込みのエレクトロニカなマイルドで低音なものと
掠ったような音
マリーナのヴォーカル
アナログシンセでダイヤル回して鳴らしたような音
和太鼓を小さめの音で鳴らしたようなリズム


11  Try For Me ft. Eden Samara 4:04
シンセ
女声のスキャット 反響
打ち込みのリズムが入ったり
男声ヴォイスが入ったり

12  Tired Of Me 2:19
シンセの音階が上がって下がっていく
ダダダダダ
ヴォイス

13  Speechless ft. George Riley 4:58
リズム 低音エレクトロニカ
ヴォーカルが小さい音で

「音楽図鑑」を聴きたくなる要素がある

曲調が変わってヴォーカルがメインに演奏

14  Disjointed (Feeling Like A Kid Again) 4:06
シンセの演奏から突然パーカッションが複雑に入ってくる
ウーリツァーのフレーズに
シンセの響きは過去にタイムスリップしてる感じがあるのかもしれない
パーカッションのエレクトロニカ
ヴォイス


15  I'm Trying To Love Myself 3:22
シンセ
リズムのパーカッションの音色に打音

16  Saying Goodbye ft. Contour 3:22
薄めなヴォコーダー ヴォイス
シンセ
残響を増幅


17  Scepticism with Joy ft. Mouse on the Keys [CD BONUS TRACK]  3:53
ボーナストラック

シンセとドラムス

全く違う曲だけど

どこか坂本龍一の「after all」に繋がっている要素がある

 

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LAUREL HARO / In Situ イン・サイチュ

2023-12-02 02:01:34 | album l

2015,9,23発売
LAUREL HALO ベルリン時代の作品
3作目
続けて聴いています

1  SITUATION 4:29
高音のノイズ
鉄板に当たる物が反響したような音
エレクトロニカなフレーズが幾つも入ってくる
アナログシンセのダイヤルを弄るような楽しさ
リズム、揺れる、途切れる、残響、タイトな電子リズム
鳥の鳴き声にも聞こえる音

2  LEAVES 3:19
鐘の残響の一部を切り取って加工したような強弱
打ち込みのリズムが入って 
裏で鳴る反響
エレクトロニカなファンファンファンと連続する音

3  NEBENWIRKUNGEN  5:01
森の中で遠くで鳥が鳴いてるような


4  DRIFT 5:03
リズムが入って シンバルを軽く叩く
時折 エレクトロニカな音色が入る


5  NAH 3:50
エレクトロニカなリズムはバラつきがある
複数の音で構成されている


6  SHAKE 4:06
ミニマルなこもった音
教授のTHE END OF EUROPAを聴きたくなった

7  NIMRUD 1:41
打ち込みで作った音だろうけどLAUSBUBを聴きたくなる楽しさ

8  FOCUS I 8:24
クラップを重ねたようなエレクトロニカなリズムが徐々に大きくなってくる
ミニマルに続く
ウーリツァーで鳴らす音色の変化が重なって

 

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Laurel Halo / Quarantine

2023-11-16 21:57:18 | album l


2012,5,26発売

ジャケットは会田誠の『切腹女子高生』(実際の作品は2002年作)
2009年に宅録の機材を揃え始め、ローレル・ヘイローを名乗り始めた。(ゲーム音楽が名前の由来)
確かにゲーム音楽の音やニュアンスが散りばめられていて面白い

1. Airsick 3:59
イントロのドローンとともに鳴っている音
リズムを刻み始めて
シンセっぽい音色や女声の歌が混じって
ピアノ

2. Years 2:53
ドローンでありながらも、電子音の音色が放電しているよう
繰り返されるシンセの音
女声ヴォーカルのヴォコーダーでナチュラルな歌声から加工に変化が付けられて面白い

3. Thaw 5:59
高音で短く滑る音色の数々
シンセの音の変化では、高音
リズムは激しくアフリカンビートを高速したようだ。

4. Joy 3:28
声が幾重にも加工されて
シンセの音
強弱のあるグルーヴが繰り返される

5. MK Ultra 4:18
シンセのめくるめくイントロ
ヴォーカル
リズムを刻む
ミニマルな

6. Wow 1:23
わーって迫って来て少し引く
声のようなシンセの音色

7. Carcass 4:30
リズム音が反響の幅を持って
ゲーム音
高音で鳴るシンセ
加工された ややシャウトしてそうなヴォーカルが突然入って
小太鼓のようなリズムの響き
虫の音のようなシンセ

8. Holoday 1:51
サンプリングされた歌や声
ポップな感じの歌がふと入って
シンセの様々な音
遠くで鳴っていたり

9. Tumor 2:40
ドローンで鳴っている
反響しても消音していく音
歌声が重なって
タイトなプロペラのような音
鐘のように揺れて

10. Morcom 3:04
揺れる打ち込みの音色は
ピアノベースなのかもしれない
何かを叩くような音にも聞こえる
ヴォーカル
アナログ・シンセのダイヤルを回してノイジーな音が流れ
プチプチ感もあったりする一瞬

11. Nerve 2:32
ヴゅ ドローン シンセ ヴゅ
ゲーム音かもしれない音

12. Light + Space 4:50
ドローンで静かな音色のシンセに
高音で幅のある少しノイジーにも感じる音
ヴォーカル
ゆったりとした節で
どこかビョークを感じる

 

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Laurel Halo / ATLAS

2023-11-12 23:59:47 | album l

2023,9,22発売

彼女を知ったのは、坂本龍一だった。彼女の曲をリストに上げていた。教授が自分の葬儀で流す曲のリストにも「Breath」という曲を入れていた。(このアルバムには入っていない。入っているのは『Possessed』(サウンドトラック作品))
試聴すると、教授の好きな世界観が広がっていた。
坂本龍一&クリスチャン・フェネスのアルバム『Cendre』も聴き返したくなる。

彼女の最新アルバムから聴いて行こう。

Laurel Halo

1986年、ミシガン州アナーバー(デトロイトの郊外)生まれ
名前はアイナ・キューブ
祖母はオペラ歌手
父は自動車産業の労働者でありながら、画家としても活動。
ピアノ、ヴァイオリン、ギターを習い、ミュージックスクールでクラシックを学び、オーケストラにも所属
大学生の頃、学生の間でラジオDJをしていた時に様々なジャンルの音楽を選曲するために世界観が広がった。
デトロイト・テクノとの出会いともなった。
2009年、ニューヨーク・ブルックリンに移住。
宅録の機材を揃え始め、ローレル・ヘイローを名乗り始めた。(ゲーム音楽が名前の由来)
楽曲をまとめたEPを『King Felix』と名付け、ネット上にアップしたことが世間で知られるようになっていった。

2012年 ファーストアルバム『クァランティン』英「WIRE」誌のアルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得。
 会田誠の『切腹女子高生』を使用したことでも話題となった。
2013年 ベルリンへ活動拠点を移した。
2023年 ロサンゼルスに活動拠点を移した。


『Atlas』
ギリシャ神話に出てくる神であり、地図帳とも訳される。
ツアーでLaurel Haloが訪れた様々な街で過ごした、黄昏時から夜にかけての街並みの中で感じたことを表現しているらしい。
ジャケのぼやけた映像も、黄昏時のようだ。
アンビエント
ドローン、細かい音たちの響きとズレて行く感覚
曖昧な輪郭や曖昧な時間の変化を構成するものを音で表現したようだ。

1  Abandon 4:02
ドローン
シンセの静かなうねり 細かく散りばめられた 遠くで海鳥が鳴いているような微かな声
時が音もなく揺れる
ストリングス
音の粒のアンビエント

2  Naked to the Light  4:19
ドローン
シンセの音、ストリングスが弾く音色 弓を弾き始めて音が減っていく波
反響がこもった感じのジャズ・ピアノ


3  Late Night Drive 4:55
ドローン
弦楽器の残響を漂わせながら、夕闇が深まり、視界が街灯の中で広がる世界で
金属音が反響して連続する
声も混じっていて 知り合いの居ない街で呼吸している
アウトロは闇に収まっていく

4  Sick Eros 4:23
讃美歌の響きのようなドローン
声が引き延ばされて シンセのドローン 響きが大きな振動になってブレとなっていく


5  Belleville 2:25
揺らぐピアノの音 ジャズのグルーヴで鳴っているのに
残響の別の要素が重なって
温かみのある
蝋燭の炎に不意に風が瞬きを揺らすようにストリングスや声などの音が不意に


6  Sweat, Tears or the Sea 2:46
シンセ 割れたような音も 左右に移動する音も
ズレて行く音 広がり 遠くで鳴っている音

7  Atlas 6:54
ピアノとストリングス、遠く柔らかく鳴っている音
様々な音が糸のように絡まって柔らかいシルキーな音色に

チェロ ルーシー・レイルトン、
ヴァイオリニン ジェイムズ・アンダーウッド、
サックス ベンディク・ギスク

8  Reading the Air 5:42
シンセ
サンプリングされた音の粒
細切れなストリングス

印象派なのかもしれない

9  You Burn Me 1:09
揺らぐピアノ
分散する音

10  Earthbound 4:17
ドローン
ストリングスの重なり
シンセの広がり
坂本龍一「12」を聴きたくなっている。


アルバムを聴き終えて
ATLAS
は新しい技法を試しているのか専門的なことは解らないが、
新しい地図帳を作りました
というメッセージがあるような気がする。

コメント (2)
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Louis Cole / Live Sesh and Xtra Songs

2023-08-08 17:29:19 | album l

2023,6,9発売


『Live Sesh and Xtra Songs』のCDタワーレコード限定で発売
未発表のパワーバラード「Over」を追加収録
歌詞カードは読みやすく、英語歌詞と和訳が付いている

 1.    F it Up (Live Sesh)    00:04:21
歌の途中で ピ という音が入るのが気になる
一度 演奏が止まったり
電子音

 2.    Thinking (Live Sesh)    00:04:10

楽しそうに演奏が始まる
ドラムス
ストリングスやフォーンに
コーラス
ヴォーカル


 3.    My Buick (Live Sesh)    00:02:35

ドラムス、フォーン、ベース、エレクトリック・ギターかな?
セッションのフルーヴ
笛?打ち込み?
フォーンで終了

 4.    Doing the Things    00:01:55

軽快なクラップとパーカッション
ヴォーカル
思わず身体が動き出す

 5.    When You're Ugly (Instrumental)    00:01:48
アルバム『Time』のリードシングル

シンセ、声
ドラムス、打ち込みの音色の裏でドローンのような声
途切れて ドラムス 声ドローン シンセ、ウーリツァー
歌詞はなくとも物語が進行する

 6.    They Find You    00:03:04
ストリングス
ドラムス
ウイスパー気味のヴォーカル
心地よいグルーヴ

現実に抵抗することができない事態に直面することが起きることがある

 7.    Gimme a Hug    00:01:05
ドラムス、パーカッション
声 
ダーリン
喧嘩を止めよう、ハグしよう


 8.    PMS Meltdown (feat.Leah Zeger)    00:01:22
ストリングス


 9.    V    00:03:05
ハミング
コーラス
パーカッション

ドラムス、アコースティックギターも入って

優しい気持ちになる

エレクトリック・ギターも入って

10.    Over (bonus track)    00:03:14
ストリングス
ゆったりとドラムス
ヴォーカル

静かに現実を正面から受け止めていく覚悟のようだ

終わった 君の笑い声はため息に変わる
真実は実践されなければならない

 

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