お稻荷さん

きのふ見つけたお稻荷さん。
カメラを持つてゐなかつたので、けふもう一度行つてみた。

住宅地の一角にあり、何度か前を通つたのに氣がつかなかつた。
間口は狹いが、參道は長い。






最初の鳥居をくぐつてすぐのところに、狐が２匹と３柱の神樣の名前を刻んだ石碑がある。
この神樣たち、私は知らないのだが、何か稻荷明神と關係があるのだらうか。





長い參道の先に、やつと祠が現れる。
この祠、コンクリート造で新しい。
脇に、稻荷社再建の寄付をした人の名前を刻んだ石板があつた。
どうやら再建されて間もないやうだ。
さういへば參道の鳥居も寄進年月が平成２２年３月とあつたし、賽錢箱には平成１７年と書かれてゐた。
もしかすると阪神大震災で倒潰したのを最近再建したのかもしれない。





狛犬ならぬ、こま狐。
左右とも耳が切れ落ちてゐる。
再建後だとすれば早過ぎるやうに思へるので、この狐はもともとの狐なのかもしれない。
震災で耳が落ちたかな？
口にカタツムリのやうなものを咥へてゐるが、あれは何だらう。




＜使用カメラ：Canon PowerShot G11＞



＜追記＞
ネットで調べたところ、２００６年１１月に不審火で消失したさうで、阪神大震災とは關係なかつた。
消失する前は、木造の立派な建築物だつたらしい。