阪神優勝へ向けての皮算用

長期ロードをきのふで終へて、明日は甲子園に阪神が歸つてくる。
まづは、とにもかくにも、お疲れさま。

長期ロードでの成績は、１２勝８敗１分で貯金４。
この數字は上出來だと云へるだらう。
長期ロードで貯金が４つなんて、いつ以來になるのかな？

首位・讀賣とはゲーム差3.5、中日とは2.5。
殘り試合數は讀賣が２８、中日と阪神は３３。
これからの戰ひは熾烈なものになるだけに、一戰、一戰を大事に戰ひたい。
もちろん上位チームとの直接對決は重要であるが、下位チームとの戰ひがこれまで以上に大切になつてくる。

貯金の數は讀賣が１３、中日が１１、阪神は６。
つまり、いまの讀賣の貯金數にならぶ爲には、あと７つの貯金が必要だといふこと。
殘り３３試合で２０勝１３敗で達成することになる。
これはかなり嚴しい數字だ。
假に優勝チームの貯金數を１８とすると讀賣は１６勝１１敗１分でよいのに對して、中日は２０勝１３敗、阪神に至つては２２勝１１敗といふことになる。
つまり、最低でも２勝１敗ペースで乘り切らなくてはならないといふことだ。

殘り試合の内譯を見ると以下の通り。
讀賣戰６、中日戰５、横濱戰８、ヤクルト戰７、廣島戰７。
下位チームとの試合數が２２試合。
これを何としても１５勝７敗以上で乘り切らなくてはならない。

この中で阪神が唯一負け越してゐるのが廣島。
これまで７勝１０敗で貸しは３つ。
まづは、この３つの貸しを返して貰はうではないか。
獲らぬ狸の皮算用をしてみよう。
ここで３タテ出來れば、その時點で貯金は９になり、殘り試合は３０。
それでも、まだまだ苦しいが、次のヤクルトも３タテ出來れば、貯金１２で殘り試合２７。
貯金１８達成のためには、１６勝１０敗１分でよいことになる。

貸しのある廣島と、今季最高のお客さまヤクルト。
ここで稼ぐことが優勝爭ひを樂にするキーポイントになりさうだ。
今週のタイガースの戰ひは目が放せない。
さあ、目指せ６連勝！