３月８日（土）

終末、ではなくて週末。
時々、どきりとするやうな變換をしてくれる。
それが妙に面白く思へてしまふのは、こちらが夜の闇のお蔭で若干ハイになつてゐるからかもしれない。
學生時代、徹夜で麻雀をしてゐて、些細なことで笑ひが止らなくなつたことがあつたものだ。
なにはともあれ、週末。
これからビールを飮みながら音樂を聽くつもり。
どうせ眠れない夜だ。
樂しんでしまはう。（02:38）

眠劑を服用せずに夜を過ごした。
飮んだもの、ビールと赤ワインそれぞれ１本。
聽いたＣＤ。
グールドのピアノで「ブラームス間奏曲集」、シュールヒト＆ＶＰＯで「ブルックナー９番」、ヨーヨー・マのチェロによる「アパッショナート」といふ小品アンソロジー。
讀んだ本、マンガによる源氏物語を途中まで。
５時半過ぎ入眠、７時半覺醒。
やはり、なかなか眠れず、しかも睡眠時間が短い。
いつまでも眠劑のお世話にはなりたくないし、と思つたけれど、これでは？かなあ・・・。

どうやら、けふは好い天氣のやうだ。
おひさまが既に昇つてゐる。
けふも無事に過ごせますやうに！（08:15）

９時から定期診察だつた。
だつた、といふのは、忘れてゐたのだ。
氣が付いたのは、すでに９時半。
しかも食事をしてしまつた・・・
あわてて出かけた。
嫁はんは穗高の散歩に出かけてゐる。
家の鍵くらゐ持つて出てゐるだらうと信じて、家に鍵を掛けた。
診察が終つて戻つて來たら、嫁はんは穗高と一緒に庭にゐた。
オレの診察日くらゐ覺えておいてくれると嬉しいのだが、などと逆キレ。
自分でも忘れてゐたくせに、なんて勝手なヤツだらう。

友人から携帶を買つたといふメールが屆いた。
これで、携帶を持つてゐないシーラカンスがまた１匹消えていつた。
携帶にメールを出したのだが、なかなか返事が來ない。
と思つてゐたら、いま、やうやく返事が來た。
携帶でメールを打つのは面倒だからなあ・・・（11:38）

午後１時からＴＶで阪神vs西武のオープン戰。
途中から例によつて居眠り。
氣が附いたら午後３時半で、放送が終つてゐた。
先發豫定だつた金村は、投球練習中に右太腿に違和感を訴へ、登板出來なかつた。
期待してゐる戰力だけに、心配が募る。

夜はボクシング。
内藤大介の２度目の防衞戰は、昨年ベルトを奪つた相手、１７囘の防衞を果した偉大なる元チャンピオン、ポンサクレックが對戰相手。
お互ひに持てるものを全て出しきつた素晴らしい試合だつた。
結果は、ジャッジの一人が内藤、一人がポンサクレック、一人がドロー。
三者三樣のドローで、チャンピオンの内藤が防衞成功。
それにしても、私が ボクサーだつたら、内藤選手とはやりたくない。
どこからパンチが出てくるのかわからない・・・
まるで「はじめの一歩」の青木を強くしたみたいだ。
最終Ｒ開始の際に、普通ならグローブを合せるだけなのに、なんと、この２人は抱合つた。
きつと、お互ひの健鬪を讚へあつてゐたのだらう。
これは見てゐて氣持ちの良いシーンだつた。（21:10）