「過去4囘もの對戰をへて、決勝戰でやうやく韓國との鬪ひにけりをつけた。」
といふ文で、「けりをつける」といへば、「決着をつける」「終らせる」などの意味があることがわかる。
似たやうな言葉に「けりをいれる」があるが、意味はずいぶん違つてゐる。
こちらは、
「卒業式が終つて、お世話になつた教師を呼出し、寄つてたかつて、けりをいれた。」
などといふやうに使ふ。
用法・用量をお間違へのないやうに。
ところで、この「けりをつける」といふ言葉の「けり」とはなんだらう。
もちろん「蹴り」ではあるまい。
疑問に思つて調べてみたら、古文で現はれる、完了・詠歎の助動詞「けり」なのだといふ。
「完了」の意味を持つので、物事を終らせるのに「けり」をつけるのだとか。
なるほどなあ。
さういへば、能などでも最後は「う~せ~に~け~り~」で終るもんなあ。
といふことは、いまはアクセントが「り」のはうに置かれてゐるが、本來の言葉の意味からすれば、「け」に置くのがほんたうなのかもしれない。
さて、そろそろ、ここらでけりをつけることにしよう。
とて、うせにけり。
「けりをつける」 ~ 語源由來辭典
といふ文で、「けりをつける」といへば、「決着をつける」「終らせる」などの意味があることがわかる。
似たやうな言葉に「けりをいれる」があるが、意味はずいぶん違つてゐる。
こちらは、
「卒業式が終つて、お世話になつた教師を呼出し、寄つてたかつて、けりをいれた。」
などといふやうに使ふ。
用法・用量をお間違へのないやうに。
ところで、この「けりをつける」といふ言葉の「けり」とはなんだらう。
もちろん「蹴り」ではあるまい。
疑問に思つて調べてみたら、古文で現はれる、完了・詠歎の助動詞「けり」なのだといふ。
「完了」の意味を持つので、物事を終らせるのに「けり」をつけるのだとか。
なるほどなあ。
さういへば、能などでも最後は「う~せ~に~け~り~」で終るもんなあ。
といふことは、いまはアクセントが「り」のはうに置かれてゐるが、本來の言葉の意味からすれば、「け」に置くのがほんたうなのかもしれない。
さて、そろそろ、ここらでけりをつけることにしよう。
とて、うせにけり。
「けりをつける」 ~ 語源由來辭典
調べてみて、初めて知りました。
韓國の監督さんが「イチローに打たれたのが腹立たしい」と答へてゐました。
「サイン間違ひ」のことなのか、それともイチローは韓國球界の仇なのか・・・
さういふ心情面では、「けり」はついてゐないのかもしれませんね。