【昔の手帳から】 ４月２２日 （80年：サルトル）

【１９８０年】（１囘生）

『實存主義はヒューマニズムである』（サルトル）購入


前日にＣ高山岳部の先輩クボタさんにハガキを貰ひ、そこにサルトルについて書かれてゐた。
どうやらそれに觸發されて買つたらしい。
ああ、サルトルは１５日に亡くなつてゐたのだつた。




【１９８１年】（２囘生）

Ｅ渡邊 抽選洩れ


抽選洩れしたといふことは、かなり人氣が高かつたのだらう。
人氣が高いといふことは「安い」（單位を取りやすい）といふこと。
さういふ講座を登録できなかつたことは、ぐうたらな私には殘念至極であつた。




【１９８２年】（３囘生）

社（研）寶月、社（研）清野
Ｄ出


木曜２コマ目と４コマ目の社會學研究講座は、社會學を專攻することにした私にとつては、必修と云つてもよい講座。
でも、出席した記憶がない。
「Ｄ出」とあるのは、ドイツ語中級（石井）に出席したといふこと。
この講座は４コマ目なので、社會學（清野）と重なつてゐる。
專門よりも語學を優先したらしい。




【１９８３年】（４囘生）

島崎開講。２コマＤ下村 抽選
ＨにTel（２４日 ロストロのこと）


この年、哲學科の社會學から文學科の國文に轉學科した。
それにより形の上では３囘生をやりなほすことになつた。
やりなほすとは云つても、社會學の單位を殆ど取つてゐないので、どうといふこともない。
島崎とあるのは、國文（研究）の講座で、金曜１コマ目。
講義内容は全く覺えてゐない。
出席してゐたかどうかも不明。
なにせ１コマ目に大學に行つた記憶は殆ど無いのだから。
２コマ目はドイツ語中級。
４囘生になつてもドイツ語を履修してゐるなんて・・・

Ｈはこの當時つきあつていた彼女。
２４日とあるのは、どういふことかわからない。
ロストロといふのは、ロストロポーヴィッチのこと。
偉大なチェリストであり、この頃には指揮者としても活躍し始めてゐた。
その彼の特別講演をＨが聞いたといふ話だつたかな？