寫眞でみる 「未知の道」 徹底ガイド。
これであなたも「未知の道」の通になれる!(なつてどうする)
勤勞感謝の日の午前中、カメラを持つて「未知の道」に出かけた。
以前、最初にこの道を通つた時には、コケないやうにするだけで精一杯だつたので、核心部の寫眞が撮れなかつた。
今囘はきちんと寫眞に記録しようと、それが主目的の散歩だつた。
こちらはスタートライン。
自宅前のもみぢ。
中學校の南側の道。
この道が「未知の道」に續いてゐる。
右手の高い擁壁の上が中學校のグランド。
中學校を過ぎたあたりで、道は左(南)に曲る。
寫眞ではわかりにくいが、かなりの急勾配。
歩いてゐても次第に走り出しさうになる。
道は封鎖されてゐる。
「この先危險につき通行禁止」などと書かれてゐる。
ところがドッコイ、右手のフェンスの一角に拔け穴があるのだ。
どうです?なんだかワクワクしてきませんか?
拔け穴に上半身を突つ込んで、その先を覗いてみたら、こんな感じ。
おそらく平均斜度で30度は超えてゐるだらう。
ただ、ここはコンクリートが桝状になつてゐて、そこに足を置けばさほど危險はない。
落ち葉でコンクリートが隱されてゐるので注意する必要はあるが。
コンクリート部分を過ぎると、いよいよ核心部だ。
短いとはいへ、平均斜度は40度以上ありさう。
張出してゐる木の根をうまいこと利用すれば、コケずにすむ。
木の根エリアの途中から振り返つたところ。
急傾斜なのに、それが寫眞ではうまく表現できない。
この寫眞を見てゐると、これのどこが急なんだと思つてしまふが、じつは急なのだ。
最後の核心部を通過して振り返つたところ。
核心部はコンクリート桝エリア、木の根エリアと續き、最後がザラザラエリア。
ザラザラて何やねん、といふと、コンクリートも木の根もなく、地面がそのまま露出してゐるエリアで、表面がザラザラと砂つぽくて滑りやすいのだ。
「未知の道」最大の難所だといへるだらう。
ソールが革の靴では、よほど注意しないとコケるは必定とみた。
すべての核心部を通過し、堰堤の脇に出て、振り返つたところ。
かうして見て初めて氣が付いたが、結局は道路を支へてゐる橋脚部分を迂囘して下つてゐる道なのであつた。
もちろん計畫して作られたものではなく、地元の人間が便利なので通つてゐるうちに踏み跡がついたといふことなのだらう。
利便を追及する人類の叡智とでも云はうか。
お蔭で私もかうしてこの道の便利さを享受できるわけだ。
ひとつ上の寫眞の手すりに沿つて下ると、道は小さな澤にぶつかる。
澤の左岸についてゐる細い道を歩く。
やがて、細い道はクルマが通行可能な(通行止になつてはゐるが)道に出る。
ここで、ささやかな冒險氣分は終はり、日常空間に戻るのであつた。
<使用カメラ:Canon PowerShot G11>
つ~か自分の山の境界をまだよくわかってない。
斜面のきつさは写真ではなかなかわからないよね。何かつかまるものがないと怖いところがありそう。間伐は時々されているようだね。
僕も今日はチェンソー持って間伐してました。腰が・・・
稻の脱穀、大豆のおだ掛、猿の襲來。
自然との共生、自然との格鬪。
ジモティとのお付き合ひ。
蔭ながら應援してますぜ。