喉が痛い、足が痛い、頭が痛い！

きのふの哀しい一夜が明けて、けふは朝から快晴だつた。
タイガースの４連敗といふ苛酷な現實を目の當たりにして沈みがちな氣分が、
少しは救はれたやうな氣がする。

會社に行つても、いやな話題に觸れる人は殆どゐてなかつた。
慰めてくれた人が１名。
Ｔさん、どうもありがたう！

ひるやすみ、前の會社の後輩が、いつになくすりすりと近寄つてきた。
「けふは甲子園にいくつもりで午後から休みをとつてゐたのに・・・
しかたないから、これからチケットの拂ひ戻しをしてきますワ」
何故か、表情は明るい。
ま、まさか・・・
「おまへ、もしかしてロッテファンだつたつけ？」
「さうですよ！昔、よくからかはれたぢやないですか！」
さうかい、さうかい、優勝おめでたう！
なかにはいやなヤツもゐてる・・・

こやつの毒氣にあてられたのか、午後から、頭が痛くなつてきた。
喉の痛みもきのふよりひどい。
さらにいへば、右足の親指のつけねが痛い。
タイガースが負けると、からだの調子まで惡くなるやうだ。

けふは早めにやすむとしやう。