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仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

「石見銀山街道殺人事件」 木谷恭介

2006-01-01 16:39:33 | 讀書録(ミステリ)
石見銀山街道殺人事件

祥伝社

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お薦め度:☆☆☆


日本は國家破産する?
日本といふ國がいまどのやうな状況に置かれてゐるのか考へさせられた。

1965年に戰後初めて國債を發行して以來、40年以上の長きにわたつて國債といふ名前の「借金」を積み重ねてきてゐる日本。
その總額は700兆圓にも及んでゐる。
このままの状態で日本といふ國家が財政破綻せずに濟むとは思はれない。

殺人事件そのものは、正直いつて、ありふれてゐる。
このところの木谷さんのミステリーは、かつての胸踊るやうなものに乏しい。
作者自身が、あとがきで書いてゐる。
「悲しいことだが、いま、ぼくの書く小説は、6~7年前にくらべて、文章の張りと艷を失つてしまつた。」

ファンとしてはとても殘念なことである。


2005年9月26日讀了

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Unknown (石見銀山【世界遺産】観光してみたい)
2009-05-18 01:04:09
「石見銀山街道殺人事件」ってタイトルがすごくインパクトありました。世界遺産の舞台で書かれているっていうのがなんかリアリティがあっていいですね。石見銀山の観光してみたいです。
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石見銀山【世界遺産】観光してみたいさん (仙丈)
2009-05-18 15:08:14
石見銀山、世界遺産なんですね?
知りませんでした。
派手さがないだけに、「いぶし銀」のやうですね。
返信する

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