仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

「のだめカンタービレ」 Lesson9

2006-12-11 22:17:51 | ドラマ、映画
「コンクールvs留學!決斷は別れの豫感!?」


千秋が飛行機恐怖症を克服して北海道へ。
付き從ふのは原作とは違つて峰クン。
飛行機事故のトラウマで白目を剥く千秋の表情が凄い。
演技とはいへ、よくぞあそこまでやるもんだ。

千秋が飛行機恐怖症を克服したといふことは、すなはち千秋はヨーロッパへと旅立つことが決つたやうなもの。
となると、のだめも何とかして一緒にヨーロッパへ行きたい。
そこでマラドーナ・ピアノコンクールに出場し、優勝して留學と200萬円を獲得しなくてはならない。
いよいよのだめの特訓が始まつた。

今囘はのだめのピアノが堪能できてよかつた。
シューベルトのピアノソナタ、ショパンの練習曲、ドビュッシーの「喜びの島」。
シューベルトもめりはりのある演奏だつたし、ショパンも練習では凄かつた。

でも、2次豫選では、いやなことをおもひ出し、一刻も早く演奏を終はりたいといふやうな演奏となつてしまつた。
のだめのトラウマ、それは子供の頃、教師に張り倒されるといふ、いやな經驗だつた。
それにしても、子供の頃、すでにショパンの練習曲を彈きこなしてゐたとは、まさにのだめは天才だつたのだ。

ハリセンが千秋に、のだめがコンクールに出場したのは千秋と一緒にヨーロッパに行きたいからだと教へるシーン。
原作にはないシーンだつたが、ハリセン、いいヤツだ。

「アホかお前!附き合ふたことのあるヤツと附き合はんかい!」
このハリセンのセリフ、待つてました!

あ、さうさう、オクレール先生が原作より謹嚴實直な感じ。
もつと親しみやすい感じの外人のおじいさんはいなかつたのかな?
あの外人が「オマンジュー」なんていふのを想像できないのだけど・・・

來週は、どうやら、のだめが大川に歸つてしまふやうだ。
といふことは、最終囘は大川で千秋がのだめを抱きしめるシーンが見られることになるのかもしれない。

あと2囘しかないのが信じられない。
この番組が終はつてしまつたら、月曜日の樂しみがなくなつてしまふ。
あと2囘、精一杯樂しまう!



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14 コメント

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こんばんは♪ (あむろ)
2006-12-11 22:47:46
仙丈さん、こんばんは。

のだめも後2回しか残っていないのですね。
もっといい音楽を楽しみたいな、と残念に思います。

前回の放送でR☆Sオケが演奏したブラームスの1番、ついでに3番と4番のCDを購入しました。
指揮は…ベームです。
堪能しております。
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をを、ベーム! (仙丈)
2006-12-11 22:52:24
あむろさん

あと2囘。
泣いても笑つてもあと2囘。
せめて堪能いたしませう!

ベーム、私は彼の3番の演奏が好きです。
楷書のやうなきつちりとした演奏ですが、それでも哀愁が漂ひますよね。
2番はバルビローリ&ウィーンフィルなどいかがでせう。
曲を慈しむやうなやさしいまなざしが感じられますよ~

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ベームも (ken)
2006-12-11 23:01:17
素晴らしいですが、ルドルフ・ケンペもいいですヨ。ただ、1枚物ではこの人のベルリンフィルとの演奏がCDで出ていないので残念です。かつ、第1以外はモノラルなんです(涙)。

モノラルついでなら、交響曲全曲で最もお勧めはフルトヴェングラーです。安値だったので期待しないで買っておいて、
「寝るとき聴こう」
なんて見くびっていたら・・・
就寝前にディスクをプレイヤーに入れて聴き始めた途端、あまりの衝撃にぶっとんで、眠れぬ夜を過ごす羽目になった逸品です!

若き日の岩城宏之氏がバンベルク交響楽団(当時のコンサートマスターは浦川宣也さん)を振った録音も安く出ています。当時の岩城さんを彷彿とさせる、明るい音、明るいムードの演奏で、渋好みには好かれないかも知れません。が、これはこれで、私が大好きな演奏の一つです。

なんて、自分の好きなのを宣伝しちゃいました。
返信する
私の好きなブラームス (仙丈)
2006-12-11 23:28:33
kenさん

ケンペはぜひ聴いてみたい指揮者のひとりです。
フルヴェンは1番と4番を聴きました。
4番の演奏は出だしからタダモノではない!と思ひました(笑)

ではついでに私の好きなブラームス。
1番:
バーンスタイン&ウィーン。
ミュンシュ&パリ管。
2番:
バルビローリ&ウィーン。
ワルター&ニューヨーク。
3番:
ベーム&ウィーン。
ヨッフム&ロンドン交響樂團。
4番:
バルビローリ&ウィーン。
クライバー&ウィーン。

なんだか、かうしてみるとウィーンフィルが多いですね!

返信する
だって・・・ (ken)
2006-12-11 23:36:22
ブラームス、ウイーンの人だもん!

ヨッフムとロンドンの組み合わせは、意外に素晴らしいドイツ物の演奏を残しているんですよね。ハイドンの後期交響曲は、ほかが聴けなくなるほど見事な演奏です。

ついでながら、バルビローリが出てるとこが、さっきも
「お、シブイ」
と感激していました。
でも、この人の練習風景の映像見ると、とっても怖い。
「やんなっちゃうメンバーもいたかも」
ってのがレニー。
ワルターは、めちゃ優しい。歯が抜けてるけど。
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シベリウス (仙丈)
2006-12-11 23:45:07
kenさん

>ブラームス、ウイーンの人だもん!

やつぱり、ウィーンの香がするのですかね~
ウィーンフィルとブラームス、相性がいいやうですね!

バルビローリ卿はシベリウスの演奏で氣に入りました。
そしてブラームス。
最初に聽いたのは2番でした。
じつに穩やかで明るい2番で・・・
まさにブラームスの田園といつた感じでした。
4番の哀愁もいいですよね。

意外なのが、ワルター&ニューヨークの2番です。
最終樂章のすさまじいこと!
4番のコロンビアとの演奏からは想像も出來ません。
ワルターの晩年の好好爺としたイメージが完膚無きまでに破壞されました!
モノラルですが、一聽の價値はあります。
お好みにはあはないかもしれませんけど・・・

返信する
ワルター (ken)
2006-12-11 23:53:48
ニューヨークフィルとの「大地の歌」は、中学時代からの愛聴盤です。若いときのウイーンでの録音を聴いても、世評で
「オーソドックス」
というのは当たっていない、やっぱり情熱家だったと思いますよ。戦後ウイーンに戻って指揮したモーツァルトの2つのト短調交響曲は、ロマン派の香りを残した最後の熱演だな、と、尊敬を感じて何度も聴いています。

でも、コロンビアとは、あんまり良い演奏が無いですね。
マーラーの第九はペケでした。ベト9も、3楽章まではめずらしく最高とも言える演奏なのに、第4楽章のテノール独唱でダメになっちゃう。トスカニーニとNBCみたいな関係は築けなかったんでしょうか?

ブラームス、是非聴いてみますね。リヒテルのシューベルトと併せて。ご教示感謝!

あ・・・バルビローリ、シベリウスは名演ぞろいですよね!
忘れちゃいけない!
返信する
ウィーンの森 (さとみ)
2006-12-12 00:41:14
土日と森の中で過ごしました。
そのペンションではクラシックが流れていました。
ウィーンではなかったですが・・
雨に濡れた森林を眺めて珈琲をいただき
なかなか良かったです。
ウィーンだと思いながら窓の外眺めていました。

なんとなく聴いていたクラシックですが
指揮者と演奏する人でだいぶ違うようですね。
自分の持っているCDは確か有名な方ばかり
だったと思いますが確認してみます。
ショパンは中村絋子さんのピアノが多かったです。
私もピアノでショパン弾きたくなりました。
あと2回で終わってしまうなんて・・
寂しいですね。

中学生のときブラスバンドしてましたけど・・
何一つ楽器は、マスターしておりません。恥
区の公会堂で交響曲演奏して賞いただいたことあります。
一応オーケストラです。笑
曲名は「旧友」でした。(⌒▽⌒)アハハ!
私の担当はある鍵盤楽器です。
やる気がなかったので余ったものしてました。
スポーツの方が好きで後回しになっていたようです。
コメント拝見して真面目に聴き始めようと
思いました。スタートはいつでも・・
やりたい時がスタート・・なんて思っています。
返信する
さういえへば (仙丈)
2006-12-12 00:57:33
kenさん

さういへば、ワルターを最初に聽いたのは、ベートーヴェンの2番でした。
なんだか、とろりとしたまろやかな演奏でした。
次に聽いたのがマーラーの2番。
確か、ワルターはマーラーの弟子でしたよね。
これもこけおどしのない、それでゐて心を打つ演奏でした。
バーンスタインの恐ろしさは孫弟子による隔世遺傳でせうか?

>でも、コロンビアとは、あんまり良い演奏が無いですね。

コロンビアつて、オケそのものの響きが薄いやうな氣がしませんか?
それがブラームスの4番にはうまくあつてゐるのかもしれませんね。
確かにブラ4くらゐしかいい演奏がないやうに思ひます。

返信する
思ひたつたが吉日 (仙丈)
2006-12-12 01:03:20
さとみさん

>土日と森の中で過ごしました。
>そのペンションではクラシックが流れていました。

ああ、いいですねえ・・・
そんな休日をゆつたりと過ごしたいものです。
山登りをしてゐて、北アルプスの燕(ツバクロ)山莊といふ山小屋に泊まつたことがあります。
そこでは、夕食後、登山客を集めて、アルペンホルンのコンサートがありました。
ナマでアルペンホルンを聽いたのはそれが初めてでした。
アルプスで聽くアルペンホルンはじつに素晴らしい響きでした。

>スタートはいつでも・・
>やりたい時がスタート・・なんて思っています。

その通りですね!
思ひたつたが吉日とも云ひますし。
好きな曲をいろいろな演奏家で聽いてみると、それぞれ違ひがわかつて面白いですよ~

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