地獄の草毟り！

朝、目が醒めたら、おひさまが出てゐた。
けふは良いお天氣のやうなので、どこかへ出かけようかと思つた。

朝食の時に嫁はんから、
けふは１０時から自治會の「草毟り」があるよ～、
と云はれて、その目論見はもろくも崩れさつた。
いそいで穗高の散歩。

そして１０時から１１時まで、照りつけるおひさまの下で默々と草毟り。
自慢ぢやないが、我が家は自分の庭の雜草すら拔いたことがないのである。
なにが雜草で、なにがさうでないのか、定義の出來る人がいるなら教へてくれ！
みんな頑張つて生きてゐるではないか・・・
ああ、それなのに、なんでこのいたいけな草たちを拔かねばならないのか・・・

汗が首筋を傳ひ、かがんだ姿勢のおかげで腰が痛くてたまらぬ。
地獄の１時間であつた・・・
次は１１月？
勘辨して下さい、お願ひですから・・・

お出かけする氣力は、すべて「草毟り」に消費された。
ひる飯を喰つたら、あとはまた、ひるねでもするとしやう・・・