goo blog サービス終了のお知らせ 

仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

猫ひっかき病

2011-02-07 21:57:07 | 日々雜感
「猫ひっかき病」 といふ病氣があることを初めて知つた。

ドラマを見てゐたら、この病氣が出て來た。
どんな内容かと云ふと・・・

被害者の老婆は2匹の野良猫を可愛がつてゐた。
そのうちの1匹が怪我をしてゐて、その傷のところに人間の血がついてゐた。
おそらく犯人の血だらうと思はれる。
野良猫にエサをやることで老婆に文句を云つてゐた主婦のつま先に小さな傷があつた。
そして、彼女の足首が異樣に腫れ上がつてゐる。
これが「猫ひつかき病」。
可愛がつてくれた老婆を殺した犯人を猫が教へてくれたのだつた。

猫のひつかき傷からバイキンがからだの中に入り、リンパ節炎を引き起すのだとか。
リンパ節が腫れ上がるとともに、痛みや發熱が數週間續くらしい。
「肝膿瘍を合併することがあり、免疫不全の人や、免疫能力の落ちた高齢者では、重症化して麻痺や脊髄障害に至るものもある。」(Wikipediaより)
といふから、バカに出來ない。

でも、「猫ひっかき病」といふ名前がいい。
こんな、ベタな名前の病氣があるなんて、なんだか樂しい。
ドラマで最初に聞いた時は、その名前を口にした主人公のギャグかと思つてしまつた。

さらに云へば、「猫にひつかかれ病」ぢやないところが、なんとも云へずのほほんとしてゐる。
病氣になるのは猫ではなく猫にひつかかれたはうなのだから、「猫ひつかき病」といふのは因果關係がわかりにくい。
でも、「猫にひつかかれ病」ではゴロが惡いし、「猫ひつかき病」のはうが格段に趣がある。
この名前をつけた人に拍手!






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« NHK大河ドラマ「江~姫たちの... | トップ | 訪問者数が100万IPを超えた »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。