持病のおでき ２

２年半ぶりに持病のおできが發生。
６日に皮膚科へ行つて診察して貰ひ 、抗生劑（オラセフ）を處方して貰つた。

おできはオラセフの甲斐もなく、さらに大きくなり、きのふピークを迎へた。
腫れてゐる範圍はさほど擴大してはゐなかつたが、その標高が高くなつた。
そして８合目から上には膿が溜つて赤黄色くなつてゐた。

けさ、エアロバイクをこぎ汗をかいたのでシャツを着替へようとしたら、シャツにべつたりと血膿がついてゐた。
寢てゐるうちに、噴火したらしい。
お蔭できのふほどの痛みは感じなくなつたが、念のため皮膚科に行つて來た。

「確かに頂上附近の皮が破れて膿が出たやうだけど、まだ殘つてゐるから拔いておきませうね」
先生は輕い口調でさう云ひ、注射器をぷすりと刺した。
これまでに何度か經驗してゐるけど、この痛みには慣れることが出來ない。
膿をチュウと吸ひ取られる感觸も・・・
いま思ひだしても背筋がぞくぞくする。

「これで痛みはなくなると思ふけど、まだ炎症そのものは直つてないから、來週の水曜日にでもまた見せにきて下さい」
それまでに治つてゐるとよいのだけれど。