仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

ヘンデル

2008-12-10 02:23:27 | 日々雜感
私がクラシック音樂に興味を持つたのは、大學に入つてからのことだつた。
それまで、と云つても、小學校と中學校だけだが、音樂の授業を受けてゐるのが苦痛だつた。
だつて、歌を歌つたり笛を吹いたりカスタネットを叩いたり、子供心にもアホらしくてならなかつたから。

なので、目は自づとさ迷ふことになる。
さ迷つた先にあるのは、音樂家たちの肖像。
今にして思へば、古い順に竝んでゐたのかもしれない。
とにかく、向つて一番右にあつたのがバッハで、その隣がヘンデルだつたやうな氣がする。
そして、ハイドン、モーツァルト、ベートーベン、シューマン、ブラームスと續いてゐたのではあるまいか。

面白かつたのは、バッハからモーツァルトまでの髮型。
みんな鬘をかぶつてゐたのか、男だか女だかわからない髮型をしてゐた。
なかでも、一番右のバッハとヘンデルは特にさう。
子供たちの間でも、「これ、女ぢやねえか?」ともつぱらの評判?だつた。

バッハの下には「音樂の父」とコメントがあつたので、どうやら男らしいといふことがわかつた。
それでも、子供たちは、「デブなおばさんみてえだよな~」と云つてゐたが。
で、問題はヘンデルだ。
その下にはかう書かれてゐた。
「音樂の母」

といふわけで、私は大學に入るまで、ヘンデルは女だと思つてゐたのであつた。

小學校で音樂を教へてをられる教師の皆さま。
どうか、ヘンデルは男であるといふことを生徒に教へてあげませう。
そして出來ることなら、「音樂の母」などといふ譯の分らぬコメントは外してしまひませう。




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3 コメント

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ヘンデル、ホモ説! (ken)
2008-12-16 00:19:21
・・・実は、私もずっと、ヘンデルは女の人なのか、と思っていました。で、あるとき、ヘンデルさんがスキンヘッドで描かれている肖像画を見て
「女じゃなかったんだ、ホモだったんだ!」
と確信した次第です!
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kenさん (仙丈)
2008-12-16 01:51:55
ををw
ヘンデルはその世界のヒトでしたか!!
妙に説得力がありますね~
それにしても、ヘンデルのスキンヘッド・・・
なんだか怖いです。。。

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kenさん (仙丈)
2008-12-16 13:13:35
畫像、見てみたい!
あとでこちらからお願ひメール出しますね~
そちらに返信くださいまし。

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