「京都議定書発効に伴う温暖化対策の強化」を協議する京都府地球温暖化防止対策地域連絡会議に参加した。
さまざまな議論があったが、一般府民に対する啓発運動の推進が強く要請されていた。
小中学生への環境教育
小中学校への環境ISOの導入
観光都市京都ならではの観光寺院のライトアップ
などが事例発表を交えて意見・情報交換が行なわれた。
今年も春の観光シーズンを迎えて、清水寺など観光寺院がライトアップを行なう。観光京都の目玉商品であるから年中行事化するのもやむを得ない面もあるが、宗教人として地球温暖化防止に背を向ける活動は果たしてどうなんだろうか、という鋭い問題提起があった。行政の立場からは、いろいろな条件が交錯しており規制強化に踏み出すには問題ありで、結論は得られなかった。
自然に反する人工的なライトアップされた桜の花よりも、お日様の光により七変化する景観の方が自然を愛し、自然に親しむ心ではないだろうか。
京都の宗教界でも浄土宗法然院の貫主(カンス)梶田真章住職は、境内の環境を生かして「法然院森の教室」を開設し、境内に「共生き堂(ともいきどう) =法然院森のセンター」を新築、この建物を拠点に自然環境と親しむ活動を行う市民グループ「フィールド・ソサイエティー」の顧問として地球環境保全の啓発活動を実践されている。もちろん、境内のライトアップはされていない。道は遠いようであるが、梶田真章住職のような良識派が増えることを祈るしかないのだろうか。
自ら良識派になるしかないと思います。
私も、仕事で京都にうかがったことがあり、京都での商売は、日本一難しいのではないかと想像しております。
ご商売繁盛を祈ります。