きみたちの未来

「私一人ぐらい…」という考えはやめよう。それを世界中の人がすれば、一発で地球はだめになる。坪田愛華ちゃんの語録から

前略 関西電力 殿

2006-03-22 19:38:38 | 爺さんの辻説法
 禅の言葉に「以心伝心」というのがあります。言語では説明できない深遠・微妙な事柄を相手の心に伝えてわからせるという意味ですが、御社は21日の産経朝刊に“兵京滋奈和府市”への【全面広告】「関電セイカツ2006①」を出されましたね。緒方直人を起用して、24時間、365日、電気を休まずお届けすることは関電の使命であることをアピールするとともに、毎日を、より便利で快適なものにしていきたい、とこれからの抱負を訴えられていました。
 そして、関電グループの光通信サービス、ケイ・オプティコムの光ファイバーを活用したeo光ネット・eo光電話・eo光テレビの三つのサービスをPRされています。

 最初に「以心伝心」と書いたのは、実はその前日の20日に「前略 ケイ・オプティコム 殿」をマイブログに書いて21日にエントリーしていたから、偶然の一致にしてはできすぎだなぁと思ったからです。企業が新しいサービスや新商品を積極的にPRして認知度を高め、新しい市場や顧客を引きつけようとするのは企業活動としては当然のことです。

 ただ、「そのたのしい!は、ケイ・オプティから」というキャッチコピーが空々しく響いてきたのです。「羊頭狗肉」という言葉があり、看板は羊の頭を出しておきながら、実際には犬の肉を売ってごまかすという意味で、見かけだけりっぱにして実質が伴わないことのたとえです。
 実は、昨年9月1日に「eo光ネット ホームタイプコース変更:100Mプレミアムコース(即割)」を申込み、即日受付・申込承諾の通知を受け取りました。「eo光ネット(ホームタイプ)およびeo光テレビ開通待ちのお客様へのお詫び」が掲示されているので、開通までは二ヶ月、場合によっては三ヶ月はかかりそうだと予期していましたが、年を越して18年1月に「工事着工見込み時期」を問い合わせたところ、「二月中旬には・・・」という回答だったのです。ところが、二月中旬になって「三月七日に工事に入る予定・・・」という連絡が入り、つい先日は「四月七日に再度連絡します。工事は四月中旬の予定です」と工事担当(クレーム担当者)から電話がありました。誤解しないでいただきたいのですが、決して工事担当部門が怠慢だとかルーズだと責めているのではありません。彼らは、関西エリアのすべてにeo光ネット網が一日も早く開通するよう、日夜工事に専念努力されていることと信じます。

 問題提起をしたいのは、ケイ・オプティコムの経営戦略のあり方、そして営業グループと設備グループ(工事担当)間の現状認識と意思疎通が十分にされているかということです。企業としては当然、費用対効果を念頭に置き投資効果を追求されていることと思いますが、そのために人口集中地域を優先し、既存ユーザーが少なく新規顧客の見込みが少ない地域(都市周辺部)を切捨て、もしくは優先順位を低くするようなことがあってはならないと思います。ましてeo光通信網の構築は、公共性の高いサービスであり、採算性を無視しろとはいいませんが投資メリットに偏重するようであってはならないと思いますが、いかがでしょうか。

 幸いにしてこのエントリーが、ケイ・オプティコムへ100%出資されている御社の優秀なスタッフの一人の目にとまり、ケイ・オプティコムが“関西で一番愛される光サービス”を提供する企業であり続けるための助言と支援の参考にでもなれば、「そのたのしい!は、ケイ・オプティから」というキャッチコピーが関西一円に広がり、「毎日を、より便利で快適なものにしていきたい」と願うeo光ネット新規ユーザーが増加することにでもなれば、喜びこれに勝るものはありません。
G3:橘 正弘

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