きみたちの未来

「私一人ぐらい…」という考えはやめよう。それを世界中の人がすれば、一発で地球はだめになる。坪田愛華ちゃんの語録から

国民のみなさまへ

2007-03-05 22:26:46 | 地球環境
 “気候の安定化に向けて直ちに行動を!”と、科学者・15名からの国民への緊急メッセージが2月2日に発表されている。(環境省HP)

 昨4日は全国的な晴天で気温が20℃を超えて4月下旬から5月上旬の陽気となったが、きょう5日は発達した低気圧の影響で強風が吹き荒れる日になった。この天候の急激な変化を、単純に温暖化の影響と結びつけるわけにはいかないだろう。が、少なくとも気温の変化に順応できない病弱者や高齢者の方々には、健康維持にくれぐれも気をつけていただきたいと祈るばかりである。

 この 『国民への緊急メッセージ』 は、日ごろ冷静で、慎重で、真面目な科学者、15名が連名で警告を発した意義は大きい。温暖化は「私たち市民の予想を遥かに超えるスピードで進行しつつある。もはや根拠なく科学的な知見の不十分さを口実に対応を躊躇するときではない。温室効果ガスの大幅な削減という大きな課題に向けて、直ちに行動を開始する必要がある」とまで断定しているのだ。

 先日のアカデミー賞にアル・ゴア主演の 『不都合な真実』 が長編ドキュメンタリー賞を受賞したことも、タイムリー・ヒットである。しかし、アル・ゴアも、15名の科学者も、いたずらに危機感を煽る為にメッセージを発しているのでは決してない。むしろ、“子どもたちの未来を守るため、今こそ行動を開始すべき時”であり、「今、行動を開始すれば、子どもたちと人類の未来を守ることができる。」と、われわれの意識の変革と決断と勇気ある行動を期待した力強いメッセージである。そう、”未来に、美しい地球を”のこすプレゼンテーターは、私たちひとり、ひとりであるのだ。

  

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