きみたちの未来

「私一人ぐらい…」という考えはやめよう。それを世界中の人がすれば、一発で地球はだめになる。坪田愛華ちゃんの語録から

道の駅一考

2008-05-03 10:22:38 | 爺さんの辻説法
     画像は、「道の駅河野」(福井県南条郡南越前町大谷 国道8号線)のパンフから引用

 GW真っただ中の日本列島、暫定税率復活によるガソリン値上げにもくじけず、ロングドライブを満喫している家族づれやドライバーが多いだろう。

 人それぞれ好みがあり、ひたすら高速道路を突っ走るレーサー気取りの人もあり、東海道五十三次の弥次さん喜多さんのように国道や一般道をコツコツと走り続ける人もある。「狭い日本 そんなに急いでどこへゆく」と交通標語にあったが、四連休というのだからスピードは控えめに、休憩は長めにとって安全運転を心掛けてほしいものだ。

【関連記事】「道の駅」は行楽地(産経紙08/05/04)

 最近、国道や一般道に「道の駅」なるものが点在するようになった。悪名高き国交省の地方整備局(北海道から九州・沖縄の9地方に所在する)が事業展開したもので、現在全国に874駅がある。いわば高速道路のSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)のようであるが、“ここらでのんびりひと休み”(休憩機能)と“地域の情報ステーション”(情報発信機能)と“にぎわいの地域の輪”(地域の連帯機能)という三つの機能をもったスポットである。

 最近立ち寄った海岸通りのなごみの駅、道の駅河野 は、福井県の越前海岸を見下ろす高台にあり、大きな風車(風力発電)が目印になっている。山と海と里の自然の恵みを展示販売する特選物産館や軽食コーナーもあり、時間に急かされるような高速道路のPAやSAとは違い、ゆったりとくつろげる街の銭湯のような雰囲気がある。

 道の駅の運営は市町村が行っているようだが、恐らく道路特定財源を活用しているのだろう。古くから道はシルクロードのように人と人を結び、物や文化の交流をもたらし、地域の活性化と発展の原動力となってきた。いま暫定税率の復活でガソリン価格の上昇という負の面だけが騒がれているが、道の駅のように“にぎわいの地域の輪”を広げ、新たな雇用を創り出すなどの面にも寄与していることを忘れてはならない。

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