『国民への緊急メッセージ』を発した科学者の一人、山本 良一東京大学教授(生産技術研究所)は、「地球温暖化の現状は、地獄の一丁目にある」と警告を発しているが、政治・行政は理性を失っているのか “環境イノベーション(環境維新)” への国家最高戦略を描こうともしていない。
2020年、今日生まれた子どもが中学校に通う頃、
大陸部では水不足が深刻化、沿岸部では洪水が続発する。
その子がハタチを過ぎる頃、海面上昇によって多くの人が難民化する。
やがてその子の子どもの時代には
地球の気候のゆらぎが一層激しさを増し、気候帯の移動によって生態系が変わり、多くの人の暮らしが奪われてしまう。
そんな未来を想像させるシミュレーションがある。
地球の平均気温が+2℃を超え、上昇し続ける、これから100年の未来、
シミュレーション通りに進むか否か、
私たちは今、その分かれ道にいる。
あなたがこれから生きて行く世界、
あなたの次の世代、あるいはその次の世代が生きて行く世界が気候変動の脅威にさらされる前に、
できることはたくさんある。
未来は常に、あらゆる可能性を持っている。
未来は今日、あなたが知ること、感じること、選ぶものや決めることで、変わっていく。
『気候変動+2℃』山本良一責任編集(ダイヤモンド社刊)
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