公立相馬総合病院の研修医のブログ

被災地医療を支える公立相馬総合病院
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水ようかんとわたし

2023年06月18日 | 日記
こんにちは。大浦です。

夏バテで寝ているしかなくなったので、わたしの大好きな水ようかんの話を書こうと思います。
研修医としてのお話は何もないです、すみません。



~水ようかんの話~

夏は水ようかんが無性に食べたくなる。

初めて水ようかんを食べたのは、小学生のとき。
父の姪だという人の家に、家族でおじゃましたときのこと。
あまり覚えてないけれど、他にも親戚が何人か集まっていて、家には太った猫が何匹かいた。
父の姪だという人は初めて会う人なので、緊張してあまり話せなかった。
親戚たちは何やら大事な話をしていて、子供のわたしは理解できなかったしあまり聞かないほうがいいのかなと思っていた。
途中、お茶菓子として水ようかんが出てきた。
ふつうの羊羹は好きではなかったので嬉しくなかったが、大人の会話に混ざれなかったわたしは、暇だったので食べることにした。

カップをつかんでみる。
冷たい。
ていうか、羊羹なのにカップに入ってるんだー。
スプーンですくうんだー。
なんか柔らかい。
つるっとしてる。

ぱくり

!!

それは今までの羊羹とは全く違う、唇をつるんと通過して、舌の上でサラサラと小豆の食感を残しながら溶けていく初めての心地よさ。

美味しい!
虜になったわたしは、早く帰りたくてイライラしていたことを忘れて水ようかんと見つめ合った。透明感がある均一な小豆色。スプーンをゆっくり動かし、口に運ぶ。んー、なんてすてきな食べ物。

食べ終わってしまった。
伯父さんが、俺のも食べな、と水ようかんをゆずってくれてもうひとつ食べることになった。ありがたく完食した。
そのあとは家に帰るまでずっと余韻に浸っていた。

それが水ようかんとの出会い。

あの日、居心地が悪くて疲れていたわたしを救ってくれた水ようかん。

それから毎年、夏は水ようかんが食べたくなる。
スーパーの安いふつうのやつで充分美味しい。安いものは小豆の割合が少ないから、羊羹よりゼリーに近づくのでそっちが好みの人もいるかもしれない。

でもたまに、いい水ようかんを食べるとわくわくする。

以前に静岡で、富士山の水を使ったとかの少し高級な水ようかんを食べた。筒に入っていて押し出して食べるもので、面白かった。

そして今年の『水ようかん初め』は意外に早かった。
このまえ突然、白松がモナカの水ようかんを頂いた。



白松が水ヨーカン

今年初の水ようかんだ。
はやる気持ちをおさえ、まずは冷蔵庫に入れて冷やす。
でも食べたくて、ひとつめを2時間後に食べてしまった。美味しかったが、やはり冷え切っていなかった。

興奮が冷めたら、残りはもったいなくて食べられなくなってしまった。まだ夏は先だから取っておきたくて、なかなかふたつめに手を出せなかった。

しかし今日、相馬は32℃であった。

そんなわけで、先程やっとふたつめを食べた。
冷え冷えで最高だった。
ちびちび食べながらずうっと見つめていたいけど、せっかく冷やしたのが戻ってしまうから悩ましい。

今年も水ようかんが大好きだ、と思った。


おわり。


〜〜〜
今日の感動から、水ようかんのことを記録したいと思ってスマホにメモ書きを始めたら思ったより長くなって、ちょうどネタも尽きてきたブログに載せてしまおうと思ったわけでした。

以上、長々と水ようかん愛を書かせてもらいました。


みなさん、おすすめの水ようかんがあったらぜひ教えてください!
他にも夏はこの食べ物が好き!というものがあれば教えてください❤️



大浦でした

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