久しぶりの投稿になります。研修医1年目の野村です。
実は1月から福島市で、公立相馬では病棟としては診療していない科の研修をさせていただいています。相馬は雪はあまり降らず、積もることはほとんどないと聞いていたのですが、内陸にある福島市では1月には雪がたくさん降って積もっていました。南関東育ちの私にとっては雪は見たことはあるものの馴染みはなく、雪道での運転は経験がありませんでした。しかし「雪が積もっていて車が出せないので仕事を休みます」というわけにもいかないので恐る恐る運転していましたが、おかげさまでどこかに激突したりはしませんでした。
事前にリサーチをして、雪が降りそうな時期にはなるべく相馬にいるようにスケジュールを組んでもらえば良かったと後悔もありますが、やはり外の病院での研修というのは慣れないところも多く苦労もあります。しかし、基本的な手技や考え方については相馬で教えられたものが役に立つ場面が多く、初期研修の病院として相馬を選択してよかったなと感じています。
さて、福島県では先日大きな地震がありました。前述のとおり私は福島市にいて、地震そのものに驚いたこと以外には大きな変化はなかったのですが、ニュースでは相馬の被害をしきりに報道しており心配していました。そして久しぶりに相馬に戻ってみると、自宅はぐちゃぐちゃで冷蔵庫の上にあったはずの電子レンジが基盤を晒して床に転がっていたり、洗面所のドアが半開きで動かなくなっていたり、洗面用具がすべて流しに落ちて混ざっていたりと大変な状況でした。電子レンジは学生時代から使っていたものだったので、この機会にちょっといいやつに買い換えようと思います(笑)。
もうすぐ4月になり、我々も研修医2年目になります。この1年は初めて経験することがたくさんあり濃い1年でした。客観的に見て成長しているかは分かりませんが、個人的な感覚としては1年前と比べてできるようになったこと、思考の幅は広がっていると感じています。相馬で研修できるのもあと1年と考えると早いものですが、その中で精一杯色々なことを吸収してよい初期研修となるように頑張ってまいります。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。