孤島の迷宮

日本国の自由と繁栄を願うブログ

個別的自衛権の拡大解釈はかえって危険だ

2014-05-16 11:26:11 | 政治
個別的自衛権で充分対応できると思っている人達は
自分達が憲法を拡大解釈しているのに気がついていません。

そもそも日本にいる在日米軍は今の憲法解釈でもかなり矛盾した存在なんです。
日本政府も今のままでは集団的自衛権を行使できないと言っているのですから。
じゃあ何で米軍がいて自衛隊もいるの?という話にもなります。ようは助っ人が
いないと日本を守れないから米軍がいる訳です。本来ならお互い共同で防衛を
するのですからお互い対等な関係で一緒に日本防衛の為に戦うのが本来の姿の筈です。

しかし現状は在日米軍は日本を助ける事はできても日本の自衛隊は米軍を
助ける事ができない状態にあるという事です。
これが果たして同盟と言えるのか?これでは米軍は占領軍と言われても反論できませんし
とてもじゃないが対等な日米同盟なんて不可能だろう。

そしてこのまま現状何も検討しないまま日本政府が個別的自衛権だけで対応してしまうと
実際様々なところで支障をきたす可能性があります。

たとえば同盟国を狙ったミサイルが日本の領空を通過する場合これを
個別的自衛権で対処できるか?と言われれば難しいです。
撃った相手から日本を別に狙った訳ではないと言われたら反論に困るからです。
逆に日本は世界から非難される可能性もあります。
数キロ離れている同盟国の艦船が狙われても同様でそれを日本への攻撃
みなすのは無理があります。だからこそほとんどの国はあらかじめ広範囲な軍事同盟を
組んだりして対処しているのです。だからこそ国連は集団的自衛権の行使を
認めています。

特に日本の場合、海上自衛隊と在日米軍は一体化しているので作戦行動も
共同でやる事になります。それを個別的自衛権でやるという事はどうみても整合性がつきませんし
集団的自衛権じゃないか?と言われてしまえばその通りですからね。

さらに言えば個別的自衛権を無限に拡大させてしまうとかえって単独でいろいろやれてしまう
可能性もあります。
これではかえって歯止めが利かなくなりそれこそやりたい放題になってしまう危険性があります。

自衛権は集団であれ個別であれ一定程度制約が必要です。
ですが日本の場合は日米同盟を組んでいる以上は集団的自衛権を限定でも認めるのがごく自然な
対応となります。

ニコニコ中国首脳と記念撮影

2014-05-16 00:40:43 | 政治
中国主席、「民間外交」の推進強調=友好大会、鳩山元首相も出席(時事通信) - goo ニュース

なんで行くかなぁ。まぁ行くにしても日本の懸念はきちんと伝えるべきであって
記念撮影にのこのこ応じるべきではない。ちっとは今の状況を考えろよ。
ベトナムとフィリピンは大変だって時にさ

だから鳩山氏も小沢氏も信用されないんだよ。
安倍首相が会えないから自分たちが会いに行ったとかならそんな短絡的な思考は
やめた方がいい。相手は完全に利用してるだけだからね

中国は分断工作が大好きだからひとつの国を二分するような事を
させて自分たちの影響力を拡大させる事を昔からやってるんだよ。今のタイはそれで
混迷している。他にもそういう国は結構ある。

日本も例外ではないという事だ。

安倍首相が記者会見

2014-05-16 00:16:12 | 政治


これでようやく日本もある程度は一人前の国家として歩む事ができます。が…
行使容認にむけてはまだまだ超えなくてはいけないハードルがたくさん
あるのでこれで安心だという訳にはいきません。
首相が憲法解釈の変更をしますよと言って今日明日で集団的自衛権が行使できますよ
という話ではありませんからね。

公明党の説得や閣議決定、国会での審議、さらには個別的では対処できない法案の作成
作りなどいろいろやる事があります。

しかも今回の解釈変更はあくまでも日米同盟を中心とした本当に必要最低限の行使
という形なので、アメリカの力が衰えた現状を考えるとそれだけで良いのか?
という新たな問題もあります。そしてさらに防衛費もあんまりあげないという事なので
それで果たして日米同盟がこれまで通りしっかり機能していくのか?抑止力がきちんと
保てるのか?という事についても疑問がわきます。

もちろん中国のように桁外れに軍拡ができないから
米国に頼る訳ですがその頼みの米国も軍事力が衰えてきているのが現状ですから

日本も防衛費をあげてカバーしていかないと、とてもじゃないが日米の抑止力が
きちんと働かない可能性があるという事です。

少しでも隙があれば中国は力による現状変更を一層強めてくる可能性があります。
なんたって中共は独裁国家であるし、その下には様々な利益追求集団がいる訳でして
コントロールがきかない可能性もあります。だからこそ恐ろしいのです。

そう考えると自衛権の範囲でもめている時間は日本にありません。