今日はいよいよ最終日の4日目。盛りだくさんながらも終わってみればあっと
言う間の旅行でしたが、今日も十分楽しむ気満々です。しかし疲れが出ているのも
確かなようで、特にゆうべのマッサージが良かったのでしょうか、7時半に
目覚ましをセットしていたのに、見事に誰も起きませんでした。目を覚ましたのは
どんどんとドアを叩く音。何かと思ったら父がジャケットがないと言っています。
冬の日本から夏のグアムに行くわけですから、当然ジャケットを着ることは
ないわけですが、どこにやったかわからないと言っているのです。飛行機で
私は父の隣の席だったのですが、荷物を下ろすときにジャケットを見た記憶は
ありません。忘れてきたのかな、とも思ったのですが、棚のところには何も
残さないで降りたはずなのでおかしいなあと思ったのですが、念のために
JALの方に問い合わせようとしたところ、カウンターは12時からしか
開かないとのこと。ジャケットの中には財布も入れてあったとのことなので
最終日にしてえらい騒ぎだなあと思いましたが、結局ジャケットは下の妹達の
大きめのトランクの中に、財布はパスポートと共に弟が一括で管理してました。
元々私がタッチしていないことだったので記憶がないのも当たり前ですが、
おかげでしゃっきりと目だけは覚めました。
今日は上の妹家族達を弟にビーチへ送ってもらってる間に帰り支度を済ませます。
私自身は全部自分の荷物を管理し、他人の分はいっさいノータッチだったので、
(といっても浮き輪とか少し荷物は預かりましたが)割と早くできあがり、
出発を待つ形になります。やがて第一便が終わり、第二便として下の妹、母と
共に出かけます。部屋は一つだけ1時半まで延長して押さえてあるので、荷物は
持って出る必要がありません。途中のセブンイレブンで、買い忘れていた妹家族
達への朝ご飯を買い込み、(ここの店員はハリウッド映画で見るような、いかにも
だるそうな接客でしたので、グアムで買い物をする場合はABCstoreの方が
数もあるし気持ちよく買い物できるのでおすすめです)ヒルトンの近くのビーチへ
母を送って、私たち三人はヒルトンの中にある「カフェ・チーノ」で朝食を
とりました。スライスしたフルーツに、盛りだくさんのサラダ(展示されてる
ものを見たときはそんなに大きく見えなかったけど、実はたっぷりある)、
ベーグルっぽいサンドをみんなでわけて食べました。ここの会計はチップを
聞いたところご随意に、という返事だったので、端数を切りとばす感じで
つけてました。
さて、朝食を終えて、少し日航ホテルの方に戻って
「ウエスタン・フロンティア・
ヴィレッジ」という実弾射撃の店に行きました。中にはいるといかにも西部劇と
言う感じの幌馬車がお出迎えで、ワイアット・アープをはじめとする著名人の
写真やネイティブアメリカンのお守り等がおみやげとして所狭しと飾られて
いました。見ると団体が二組ほど撃っています。全員ではなく半分ぐらいは外で
見ていましたが、待ち時間がある間に、受付だけ済ませて弟はホテルの方に
妹家族達を送りに出かけることにしました。
コースは、妹が初心者女性向けコースの22口径18発にコルト・ガバメントの
38口径18発、弟は38口径とコルト・パイソン357マグナムの18発の
コースを選びました。名前でぴんとくると思いますけど、お店の人も日本人に
人気があると言うことをよく知っていて「冴羽さんでしょ?」と言ってました。
私は38口径12発にスミスアンドウェッソンの44口径リボルバー12発、
そして45口径のオートマチック12発のコースにショットガン一発を追加
しました。このショットガンはターミネーター2でシュワちゃんが使っていたのと
同じタイプだそうです。
受付を済ませたところで12時になって弟は出かけ、私と妹はおみやげなどを
見ながら時間をつぶします。妹はあまり見るものがなかったようで退屈そう
でしたが、私は44口径の銃弾のキーホルダー(注:2006年3月現在、
キーホルダーであっても機内には持ち込めず、手荷物にあずける必要があり。また
薬莢は22口径のもののみ持ち帰ることができ、38口径以上は不可)を買ったり、
ネイティブアメリカンの部族の地図を見たり(結局それがプリントされている
B5サイズの絵はがきを買った)、1ペニーコインをプレスして記念コインを
作ってみたりしてました。
12時40分ぐらいでさすがに遅いから先に始めようかと中に入ったところで
弟も登場し、3人で説明を受けます。ポイントは
・撃鉄を起こすときは、必ず銃口は下に向けてきっちり行うこと
・撃鉄を起こしたら、左の親指は右手の親指の左に添えること
・6発打ち終わったら後ろに下がり、次の準備までは係の人を待つこと
・オートマチックタイプは発射と共に上部がスライドするので、左手は
右手の下に添えること
・ショットガンは右足を引いた形で身体を開き、銃の後部を右の肩に当て、
左手は装填部分に手を添えて、発射時にスライドして弾を装填し、照準をつける
・照準はターゲットと照星、照準の隙間が一直線になるようにしてねらいを付ける
と言うところでしょうか。
そしていよいよ射撃です。リボルバーに弾を一発ずつこめていくと、やはり
おもちゃとは違う重厚な手応えにドキドキしたものを感じます。
さて、一番最初に撃鉄を起こし忘れたのはご愛敬ですが、何はともあれ撃ちました。
38口径だと思ったほど反動がなくて、あ、こんなものなんだ、と思いました。
ただ、矯正視力1.2以上でも当たってるかどうかちゃんと見えてないので、
その辺がちょっと微妙ですが、それでもどんどん撃ちます。両隣でも銃声が
していていますが、耳あてをしてるので、窓越しのような感じで小さな音です。
しかもドキューンと言うようなあまり音を引っ張る感じでは響きません。どっち
かというとパン、という感じです。まあ22口径や38口径だからかもですが。
撃つ、銃口をしたに向ける、撃鉄をあげる、ねらいを付ける、撃つ、と言う
リズムで撃っていて、気づけばカチッ・・という弾切れの状態になります。
戦場では弾の数をきちんと把握してないと死ぬと言いますが、私の場合だと
あっさり死にそうですね。
さて、もう一セット撃ち、次は44口径です。こちらはさすがに手応えが違い
ました。銃声もドン、という感じで力強くなり、その分ぶれます。当たってるか
どうかは相変わらずわかりません。まずは38口径をきっちり使いこなせる
ようにならないと、44口径はダメダメな感じですね。そして45口径になります。
こちらはオートマチックなので弾の装填は先にしてもらってます。あとは撃つだけ。
手応えは44口径よりも軽い感じで、銃身もこちらの方が軽い感じがしました。
扱いやすい銃なんでしょうね。隣の弟の方は、コルトパイソンに変わったのが
すぐわかりました。何せ音がすごいです。ガーンという感じでとても力強いんです。
自分も撃ってるので直接は見てませんが、火薬の吹き出し方とか手応えが全然違う
そうです。
そんなこんなで全員撃ち終わり、最後にショットガンです。銃身は思ったよりは
軽かったですが、やはり緊張します。構えをとり、ガシャリと弾を込め、ねらいを
つけます。「もう少し下げて」と言われてねらいを付け直し、軽く息を吸ってから
発射します。さすがにこちらはすごい勢いで、ターゲットの左上の方にあたった
のがはっきりわかりました。反動の大きさで銃口が上を向くので、もう少し
下の方を狙えば良かったな、と思いました。
さて、銃を撃ち終えたのが1時15分頃。スコアをつけてもらってる間に
写真を撮れるところで写真を撮り、スコアを受け取って帰りました。
あまりいいスコアとは言えませんでしたが、またやってみたいな、と思います。
さて、急いでホテルに戻り、荷物を持って最終チェックをし、部屋を出て
チェックアウトをします。帰りの空港バスは行きと同じokamuraさんが担当で、
帰りもおもしろいやりとりを聞けました。
飛行場に着くと搭乗手続きに手荷物を預け、中で待機します。おなかがすいたと
私以外は皆何かを食べてましたが、飛行機を乗ってどうせすぐ食事だろうと
私は何も食べませんでした。
帰りの飛行機は、行きよりもやはり長く感じました。もちろんジェット気流の
関係で若干フライト時間が長かったのもありますが、期待で胸が膨らむ行きと、
終わりでちょっと残念な気持ちに疲れもあって、さらに甥っ子がちょこちょこ
やってきたりしたので、全然感覚が違います。しかもやれあれを頼めこれを頼めと
言われたり、機内食を食べ終わった後かたづけが遅いとぶつぶつ言っていたので
自分のところに重ねてみたり、免税品の機内販売が終わったあとで買えるかどうか
聞いてこいと言われたり、なんとなく一番最後が一番ばたついていた気がします。
そして飛行機は関空に定刻通り7時20分頃到着。外はあいにくの雨で、
気温もあまり高くありませんでした。ただ、飛行場内は割と暖かく、グアムの
アロハウェアでなんとかなりました。外に出たら最寄り駅まで行く高速バスが
ないかチェックしに行きましたが、すでに発車しており、次の別のバスに乗って
帰りました。
家に帰ったらお風呂を洗って沸かしたり片づけをしたりとぱたぱたしましたが、
とても充実していて楽しい旅行でした。またみんなで行きたいね、と言っており、
次は来年の夏にハワイに行こうという事になっています。
それを楽しみにして、もっと成長した姿でみんなそろって出かけたいと思います。