たぶん、40数年振りでしょうか、NHK BS11で、この映画を観て、感動してしまいました。恐らく、青春時代に感じたとは全く異なる、種類と強度の感動です。
ヒロインのジェーンを演じたキャサリン・ヘプバーンは、5年半前に96歳の天寿を全うしました。
この映画を撮影が完了したのは、1955年。朝鮮戦争が静まったものの、東西の冷戦が風雲急を告げて近付いていた時代で、西欧の英仏から見れば、成り上がりの米国から、次々と金持ちの旅行者がやって来るのです。
彼女は既に47,8歳ながら、10歳若い38歳のジェーンに扮しました。彼女の見た目は、ヤンキー女性そのものであって、本物も、気性が相当に強かったようです。
にもかかわらず、この作品を通して、ジェーンは、何と夢を見、時を駆ける少女のような、愛すべきハイミス女性を、見事に演じ切っていました。
このような演技力なのに、どうしてアカデミーに輝けなかったのか不思議です。当時を調べてみますと、
1953年 オードリー・ヘプバーン「ローマの休日」
1954年 グレース・ケリー「喝采」
1955年 アンナ・マニャーニ「バラの刺青」
1956年 イングリッド・バーグマン「追想」
といった欧風の容貌が続いて受賞していました。そんな時代の求めがあったのかな、と思います。
現代の日本は、30,40歳代の独身女性が沢山いらっしゃいます。海外旅行先での恋は、佳き想い出になるでしょうが、ジェーンの賢明な別れ際というのは、大切な how to となるでしょう。
真昼の決闘
第14回goodシネマ2013・2/23「真昼の決闘」
1870年、西部のハドリーヴィルの町、ある日曜日の午前のことである。
この町の保安官ウィル・ケイン(ゲイリー・クーパー)は、事務所でエミイ(グレイス・ケリー)と結婚式を挙げていた今回のキーワード 時計・・・
決断 ・・・人生でこのようなことが自分に起こったら・・・どんな決断をするだろうか?ゲイリー・クーパーの渋さとグレイス・ケリーの初々しさが輝いてる。
High Noon (ハイ・ヌーン) - Tex Ritter 真昼の決闘
「セント オブ ウーマン/夢の香り」15. 「真昼の決闘」16. 「花」17.旅情
goodシネマ 第1~57回索引![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/house_red.gif)
第13回goodシネマ予告 ウーマン/夢の香り 2013.01.26
The Tango - Scent of a Woman (4/8) Movie CLIP (1992) HD
1月26日土曜12:30~16:00 坂元亭
アル・パチーノのまったく瞳を動かさない壮絶な演技と、タンゴ・プロジェクトによる「ポル・ウナ・カベサ」をバックにした、
ガブリエル・アンウォーとのタンゴ・ダンスシーンが印象的。このシーンは感動を超えて、唸ってしまった。
14. 「セント オブ ウーマン/夢の香り」15. 「真昼の決闘」16. 「花」17.旅情 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/house_blue.gif)