PAPP GÖRGY

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パップ・ギョーリキー

【馬尾 ばび】

2004-10-02 03:05:02 | とりとめのない疑問
解剖学用語。
cauda equina(ラテン語)
horse tail(英語)
「脊髄腰仙骨膨大部および脊髄円錐から発生し,第一腰椎より下方の脊柱管内にあるクモ膜下腔を通る脊髄神経根束.第一腰椎より下方へ向かう脊髄神経根線維のすべてをいう」(ステッドマン医学大辞典)

これじゃぁ何のこっちゃなので、わかりやすく説明してくれと友達に頼んでみた。
「脊椎-つまりセボネの中には神経が通ってます。これを脊髄と言います。脊髄は脳から、あるいは脳へ向かう神経の束で、肉眼で見ても太いものです。脊髄は腰のあたりでは束がばらけてしまい、
神経の「束」、というより、むしろ「馬のしっぽ」のような形になっています。これを「馬尾」
といいます。」(Thanks to しんぺい)

話は移って、しっぽの話。ヒトにはしっぽの名残ともいうべき尾骨が残っている。カエルの解剖実習で

 「ねぇねぇ、これがおこつ?」

と言った友達もいたが、びこつ。ヒトがまだサルだった頃は、この尾骨が大活躍していたのだろう。動物園で、しっぽを器用につかって木にぶら下がったていたり枝から枝へと飛び移っていったりするサルを見ていると、素直にすごいと思ってしまう。それが今やこんなちっぽけなものになってしまって、筋肉も付いていないばかりかひとつの骨の塊りになってしまっているのだから、動かそうにも動かせない。

なんて考えながら、ふと思う。サルのしっぽはきっと筋肉で動くのだろう。が、ウマのしっぽってどうなってるの??あのふさふさのポニーテールの中にまさか筋肉や骨は入っていまい。しっぽの根元に、しっぽを動かすための骨と筋肉があるのだろう。とするとウマのしっぽも、ヒトと同じまでとは言わないまでも、ちっぽけな骨と筋肉しか持っていないのだろうか。そうすると、あのふさふさが気になってくる。あれは髪の毛みたいに、皮膚から生えてる付属器??いや、ますますわけがわからなくなってきた。ヒトは限られた部分に毛が生えている。髪の毛と眉毛と睫毛と体毛、といったところだろうか。しかしそれらは、差こそあれ似たようなものに見える。が、ウマはどうだろう。しっぽとタテガミは似たようなものに見えるのだが、体毛は全く異種のものに見えてしまう(と書いたけど、これはただのイメージであって、実際は同じようなものなのだろうという気がする)。話を元に戻すとして、そもそもウマのしっぽって、サルのしっぽって、どこまで筋肉や骨が入っているのだろうか。そして、キリンの首は長いけれども骨の数が多いのではなくて一つ一つの骨が長いのだ、というのと同じように、サルのしっぽは長いけれども骨の数が多いのではなくて一つ一つの骨が長い、のだろうか。鳥類の尾骨はどうなっているのだろうか。などなど。

そんなとりとめのない疑問でした。