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HAPPY SLEEP

SUNDAY-FRIDAY

CASE OF INSANITY

2011-10-30 23:25:04 | music
Oh! I don't care  I don't care

Cause now I'm just a case of insanity

遅ればせながら,レビュー.

「ザ・ベスト・オブ・ケラ&ザ・シンセサイザーズ」

が出たのです.結成して15周年目にして初ベスト.
これは…間違いなく今年の名盤.
唯一無二.オリジナリティの塊のような作品だ.

1stアルバムからの選曲はリメイクし,
さらには初期の名アレンジ「CASE OF INSANITY」も入り,
初心者からコアなファンまで楽しめる構成.

ヘビロテもいいとこだ.
聴きまくり.猿並みに繰り返し.
リピート&リピート.

特にショップメカノから通販で購入したので,
特典のブックレットも非常に良かった.
KERAさんによる全曲解説,三浦さんによる全曲解説も熱かった.

このバンドはやはり,KERAさんのニューウェーヴをやろうというベクトルと,
伝説のニューウェーヴバンドと化した”有頂天”の亡霊と闘わなければ
ならないというアンビバレントな感情を抱えて活動していたんだな.

結果,”有頂天”のNext Stepになっていることは間違いない.
もうちょっと評価されても良いと思うのだが,公演を開けば数億の金が
動くほどの大物ゆえ,
「演劇界の鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチの余技」
って感じなのが勿体ない.

こんなにひねくれて,音楽界を斜に構えて見ながら,
好き勝手に活動しているバンドも少ない.

でもって,今回のブックレットで感銘を受けたのが,
KERAさんの15年間の振り返り対談の最後.

「でも,できないことをやっちゃう,ってのもあるじゃないですか?
 考え方として.やりたいこと分かるけどできてねえじゃん,これ,っていう.
 やってる俺達がスタンダードだと思い込んでるみたいな(笑)
 それでいいと思う.きっとそこには,サラッとやってのけてしまう
 ミュージシャンとは異なる味わいが生まれる.あれ,今言ってることって
 スタンダードとか言いながら,ニューウェーヴ的発想の基本かもしれませんね」

いやーこのコメントには感銘を受けた.

自分がニューウェーヴという思想にどっぷりハマった中学時代,
まさに同じ発想をこのニューウェーヴというスタイルから感じていて,
自分がスタンダードと思って突っ走る,という生き方を決めたのだった.

万事,当てはまるっすよ,この考え.

自分の根本にあるニューウェーヴ的思想は見事にこの辺の
人達の影響であることは間違いないことを確信した,

しかも現在の家電商品開発という仕事においても,
この思想はいつも持って設計に臨んでいる,

よくもまあ,こんな抽象的な思想を言葉で表せるもんだと,
さすがだなーと感じたブックレット.

てことで,脱線したけれども,15年を濃縮したこのベストアルバム.
聴いてみた方が,良いっす. 


Stocktaking

2011-04-08 20:12:13 | music
電気グルーヴの新作DVD

「Golden Clips Stocktaking」

が発売された.震災により発売日がズレたが,
やっと手元に届いた.

電気グルーヴの過去の映像作品を年代別に網羅し
コンプリートした全28曲収録!

いやーキテるわ.
さすが電気だ…。。。
「うわあ~…」ってなった.

なぜそこまで凄いのか?
と言えば,映像クリエイター陣が凄まじいからだ.

ピエール瀧,田中秀幸,天久聖一,宇川直宏,
Device Girls…などなど,もの凄い才能が集まっているのな.
やはり才能がある所には才能が集まるんだな….

Space Shower TVのMusic Video Awardsのグランプリ,
BEST VIDEO OF THE YEAR…などなど,ほとんどのPVが
何かしらの賞を受賞されてる.極めつけは,
2009年度文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門の優秀賞だろう.

しかし,やはり一番驚くのはピエール瀧さんの私物映像のコラージュ
による「Volcanic Drumbeats」のPVだ.
韓国でハンディカメラで撮影した映像のコラージュなのだが,
これが凄まじいパワーを放っている.瀧さんの天才的な映像センスだ.
そして笑いのセンスも天才的。。。

ピエール瀧と田中秀幸による映像ユニット「プリンストンガ」の
作品もコラボ効果で素晴らしい.90年代初頭からハイビジョンや
フルCGなどに挑戦してたりして,非常に熱い.

てことで,この映像は観なきゃわからない.
どれもこれも一癖も二癖もある.
電気グルーヴの楽曲によるイメージをさらに増幅させている…。。。

「ピエール瀧の体操40歳」等のソロ映像は入っていないが,
懐かしの映像やお蔵入りの「N.O.」のPVなんかも入ってて,
非常に良かった.

昨夜は,見始めた途端,懐かし過ぎて中学~高校時代の気分が
フラッシュバックして,ダウナー系のバッドトリップに陥った….

昨夜は確実にナイトメアだと思っていたが,明け方の腓返りで
済んで良かった.この濃さは,癖になるっすよ.
未発表曲の「中年パンク」のPVも入ってるし.

オススメ!!

Counter Culture

2011-03-03 00:31:21 | music
いやあ~可愛かったなあ~….

先週末,思春期の多感な時期,共に
”Counter Culture”
にハマっていた中学陸上部時代の旧友の
愛娘誕生祝い飲みに行って来た.

何気に,中~高~大~院の同級生に,
子供がいなかったこともあり,
感動もんだった.

同期はほとんど結婚して子持ちだが,
遊びに行くことなんてほとんどないし,
やはり会社の仲間は会社の仲間.
プライベートでのコンタクトに家族は入って来ない.

にしても,良いなあ~子供.
見てて飽きない,これはすごいことだ.

正直,子供ニーズがあまりなかった自分も,
さすがに心が揺らいだ.
なるほど,みんなが可愛い可愛い言う理由はこれかと,
初めてわかった気がする.

まあ,心が揺らいだところで,相手もいなければ,
目処もないので,特ににどうってことはないのだけれども.

というわけで,今春も商品企画への異動は無く,特に何も環境は
変わらず,ただただ商品開発・技術開発を片田舎で進めるのみだ.
というか,もう異動は無いな…多分.

このままエンジニアからの移籍はできなさそうだ.
溢れる商品企画の人材に対し,人が圧倒的に足りない開発部…
どう考えてもエッシャー・パラドックスのようなことが
起こらない限り,下から上に水は流れない.

田舎の片隅でシコシコ設計した商品が世界中に売られる,
このパラドックスにも自分自身驚くばかりだけどねえ~。。。

そんなこんなで,その友人のお祝い飲み会の道中の
車中で自分がかけてたのが,

「Rough Trade Shops - Counter Culture 2010」

というアルバムだ.

言わずと知れたイギリスのインディ・レーベルの
コンピレーションアルバム.

非常に変な曲ばかり詰まったこのアルバム,最近の曲を
集めてるはずなのに,ニューウェーヴからエレクトロ,
ノイズ,ギターポップ,ポストパンク…などなど,
80年代リバイバルだが,今の音.

頭を活性化させてくれるなかなかの秀作だ.

このRough Trade Shops のオムニバスは,レーベル買いしてるので
新作が出る度に全部買ってるが,全て良いのな.
そして発売して1年以内には廃盤になってる….

非常に勿体ないが,そんなジャンルだ.
まあ,自分は今後もこのテのアヴァンギャルド・ポップスは押さえて
いこうかな?とは思っているが.

アヴァンギャルドといえば,4月には名古屋の鶴舞音楽祭のチケゲッツ!
したので,石野卓球とKEN ISHIIのDJが聴ける!そして踊れる!
これが今の一番の楽しみだ.人生初の野外レイヴ.

そんなこんなを楽しみに,いまいちテンション低いが,
無理からテンション上げて頑張るかなあ~。。。


Body and Song

2010-12-09 00:22:42 | music
ついに発売.

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ケラ&ザ・シンセサイザーズ

「Body and Song」

1.MORE SONG
2.ニセモノ
3.今はミイラ
4.パパのジャズ
5.オンガク
6.機械じかけの子供たち
7.ケムリの王様
8.BODY AND SONG

メンバー:
KERA(ex.有頂天),三浦俊一(ex.有頂天、ex.P-MODEL),
福間創(ex.P-MODEL、soyuz project),
RIU,Reiko(ex.tokyo pinsalocls)

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ヤバい…最高傑作だ…。。。

鳥肌立ちまくりのポップスセンス….

くるりの岸田さんがコメントを寄せているが,
確かに聴いた方がいい.

新しいニューウェーヴの形.

というか,ナイロン100℃の舞台の劇中曲のアレンジに近く,
歌詞の世界観もシアトリカルな叙情的な世界観…。。。

KERAさんが90年代前半にやっていた”Long Vacation”という
ユニットがもし活動していたら,今頃,こんな雰囲気の
作風になっていたのでは?と思ってしまうくらいの,
突き抜けた良質のポップス.

実に中毒性のあるアルバムで,聴く度に新しい発見がある.
よく聴くと,バックトラックの細かいアレンジや音への
こだわりがハンパないことがわかる.
一聴するとポップだが,音の重ね合わせがすごい.
福間さんの加入でオケのクオリティが一気に上がった気がする….

1曲目のKERAさんの曲「MORE SONG」の初期ムーンライダーズライクな
アレンジもビビったし,各曲の「音」の「質」が素晴らしい.
「オンガク」なんて特に福間さんのセンスが光ってるなあ…

そして三浦さんの曲はどこかもの悲しく,
レイコさんの曲も加入したばかりなのに馴染んでる.
そしてラストのRIUさんの曲「BODY & SONG」は,恐らく
ライブではラストの方の曲になるであろう名曲だ.

くそくらえ!  くそくらえ!
声枯らし歌え  お風呂はよく体を洗え

2月の代官山UNITのライブチケットをゲッツしたので,
この土日もままならない激務の中,
新商品の量産化を控えた激務の中,
プレッシャーとストレスで疲労困憊な激務の中,

シンセライブを楽しみにして頑張るかなあ~…。。。

BODY AND SONG

体にいつでも音楽を!

FANTASMA 2010

2010-11-12 21:14:23 | music
1997年は,個人的には思い出深い年だ.

記憶の中では灰色のモヤがかかった,
その年から始まる暗黒時代5年間のプロローグだった.

自分は1997年は,大学入学するやいなや,
前期が終わる前に休学して予備校に通い始め,仮面浪人に突入した年.

そして志望校に落ちて復学し,翌年の1998年には
知らぬ間に進級していたので,全ての必須科目がある程度
進んだ状態からスタートしたのだ.
ゆえ,2年分を同時に受講するという悲劇だった.

例えば「微分積分1」と「微分積分2」を同時に受けたり,
「健康運動学(体育)1」と健康運動学(体育)2」を同時受講で,
忘れもしない,金曜日は昼から体育2連チャンで,3時間動きまくりだった.

だから,この97年~98年に聴いていた音楽,ラジオ,TV,映画は,
心身に非常に染み入る,そして滲み入るが,あの時の奮闘があったから
今のメンタル最強の自分が有る,と断言できる大挫折期だ.

この大挫折期初年度の1997年は,日本の音楽史に残る名盤が3枚出ている.

コーネリアス「FANTASMA」
電気グルーヴ「A」
フィッシュマンズ「宇宙 日本 世田谷」

この3枚は当時,非常に熱心に聴いた.
今聴いても,全然通用するどころか,これらの作品に
追いついてるアルバムなんでほとんど無い.

そのガンガンに尖ってて,先鋭的なポップアルバムの
コーネリアスの「FANTASMA」が,2010年の今年,
何と,電気グルーヴ「A」の完成度に大きな役割を担っている
元・電気グルーヴの砂原良徳がリマスターして再発になった.

オリジナルに比べて,ソリッドな音質に仕上がっていて,
こんなに変わるのか…と感じた素晴らしいクオリティだ.

そして2枚目のCDはデモバージョンやリミックス,未収録曲など
これまた非常にクオリティが高くて良い.
改めて,小山田圭吾が”お洒落な音楽”の創始者であることを認識した.

そして3枚目のDVD,これもすごい….

「FANTASMA」発売時の武道館ライブの映像なのだが,
13年前のものとは思えない先進性にかなり驚いた…。。。

最近のギターロックバンド,アジカンとかフジファブリックとか
ストレイテナーとか…最近のこの辺のバンド,コーネリアスの
影響を受けていないとは言えないのでは?と思えるほど,
似ている事がわかった.

すげーカッコいいのだ…演奏が.

3年前に観たコーネリアスのライブも素晴らしかったが,
この頃にも観に来ていたかった…と深く後悔だ.

1997年にこの作品が出た時も,友人と感動を分かち合った記憶がある.

そして翌年の1998年からの4年間,これも地獄の日々だった.
しかし,仮面浪人失敗して復学した1998年の春には

シンセサイザーズ「ザ・シンセサイザーズ」

という,シンセサイザーズの記念すべき1stアルバムが発売され,
名古屋ELLで,シンセサイザーズのライブを傷心の身で,
心身メッタ刺しの状態で観に行って,”テントの外の二つの革命”という名曲の

「ドウデモイイヤの革命」

という歌詞に涙したのを昨日の事のように覚えている.
が,それはまた別の話.

とまあ,そんな感じの傑作なので,オリジナルの「FANTASMA」すら
聴いた事が無いという方はぜひとも聴いて,観て欲しい傑作なので,ぜひ!

サマソニと水中とまじんのおの

2010-07-29 01:55:57 | music
「出れんの!?サマソニ!?」
(http://emeets.jp/pc/ss10/)

という,ファンの投票→審査員による選抜に
よって,インディーズバンドがサマソニに
出られるという企画がある.

そこで,自分の応援していた(思い出したら投票していた),

”水中、それは苦しい”


が,見事に1840組のバンドの中からの14バンドに選ばれた!
スバラシイ!

今年の”続々・ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー”
で初見してハマり,手品牛丼2010 in 金沢で爆笑した水中が晴れ舞台に!

夏フェスでの個性発揮に期待!!!

出れんの!?サマソニ!?

2010-07-05 03:01:21 | music
眠い…。。。

サービス休日出勤を終えて23時に帰宅し,
午前3時まで自宅で残業なう.
そして残業終了なう.

ひたすら資料を作っていた.
たまらんな.マジで.

でも今日は,休日出勤を利用して,
社内FA制度の応募をしてきた,
書類選考…受かってくれ…。。。

てことで,3時間後には起きて,車を飛ばして1時間の
職場へ向かうのだ.

本日の自宅残業のBGMは
「出れんの!?サマソニ!?」の100位付近.
”水中、それは苦しい”に思い出したら投票しているが,
まだ85位だ.頑張って欲しい.

http://emeets.jp/pc/artist/4398.html

↑に,名曲「まじんのおのようこ」がUPされているのでぜひ.

…てことで,そろそろ寝るか…。。。

あ,HONDALADYも良かった.

http://emeets.jp/pc/artist/4579.html

若手,ニューウェーヴにも期待.

20

2009-08-24 00:38:25 | music
結成20周年すよ.
そか~…って感じだ.

多分,19年追ってるなあ~…
あの頃は中1だったが,今はもう30…時代を感じるすわ…

てことで購入したのです.

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電気グルーヴ 結成20周年記念アルバム
『20』(トゥエンティ)

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意外にも全曲ボーカルの入った唄モノのアルバムだ.
本編のCDは,歌詞こそ狂ってるが,割と聞きやすい
メロウなメロディのポップアルバムだった.
基本的には前作の「J-POP」「YELLOW」とほぼ同じ音.
MUTEのエレクトロポップっぽい感じだった.

YMOの「浮気なぼくら」的な感じ?

そんなこともできる余裕ができてきたんすねえ~.
トンガリキッズの頃の電気から追ってるファンにとっては,
「いやあ~丸くなったねえ~」
なんて思いつつも,
「自分も同じだけ歳とってるからこの感じでいい塩梅」
なんすよねえ~

でも特典のDVDのまるでResidentsのDVDを観てるかのような
狂った感じを見せ付けられるにつけ,

「変わってないなあ~」

と思わざるを得ない.

特に最近の電気のPVはすごい.
CD出さずに,音楽と映像だけのDVDを出しても良いんじゃ?
と思うほどの傑作だ.天久聖一大先生の映像作家としての
センスもこれでもかってほど見せ付けられた.

にしても

「ピエール瀧の体操42歳」

はすごい.これまでで一番すげーっすわw
狂いっぷりもこれまでで一番だし,
何よりもCG使ってるのに驚いたw

ここまで凝ったことをおまけディスクでできるほど
テクノロジーが進歩したってことですよ.

電気の活動が活発になってきてうれしい限りだ.

最近買った少年メリケンサックにもピエール瀧が普通に出てたし,
サブカル軍団がどんどんポップカルチャーを融合してきて
よい感じだねえ~

次の電気のライブはどんな感じなんだろ~???

Shout at YUMING ROCKS

2009-04-10 01:08:21 | music
来週で2008年度の残業締め.
今年も付けれた残業だけで800Hrを超えてしまった…

働いてるなあ…と思う.
こないだ久々に自身のブログを読み返してたら,
ホントに毎日毎日忙しそうだ.

しかもこの人は毎日すごく遅いみたいなのに休日を休んでいない.
ライブやら舞台やら映画やらDVDやらやけに忙しい…
よくわからないワーカホリックさだ.
生き急いでるから多分早く死んでしまう…ように見せかけて,
意外にカラダが頑丈なのでこのまま長生きする人なのだろう.

この人はハムスターだかみたいに動いていないと
死んでしまうのだろうか?
ていうか,動いていないと死んでしまう動物って
ハムスターだったっけ?
てゆうかそんなことはどうでもよいのだ.
俺には関係ない.
…っていうのが自身のブログ4年分を見返しての感想だ.

でもハムスターがどうのこうの書いたが,ウサギが寂しいと
死んでしまうというのは嘘らしいっすよ.
餌をやらなかったら死んでしまうというのが真実のようです.

…ということで春ドラが始まろうとしている.

結局,前期は最後まで観たドラマは…
「ヴォイス」,「トライアングル」,「キイナ」…の
3つだけだった.あとは2~3話まで観て諦めてしまった.

今回はとりあえずNHKの「ゴーストフレンズ」は抑えた.
あとは来週に期待だ.
もちろん今月だけ復活した「33分探偵」にも期待大だ.

そんな中,AmazonからオモシロCDが届いた.
トーヤンこと松任谷由実のトリビュートアルバムだ.

以前にもトリビュートアルバムについて論じたことがあるが,
DMが来てて,参加アーティストの濃さに負けて買ってしまった.

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「Shout at YUMING ROCKS」

1. 春よ、来い /かげぼうし
2. 恋人がサンタクロース /SNAIL RAMP
3. 翳りゆく部屋 /椎名林檎
4. やさしさに包まれたなら /植村花菜
5. Hello, my friend /COUNTER
6. 卒業写真 /いきものがかり
7. ノーサイド /Fonogenico
8. ひこうき雲 /odani misako・ta-ta
9. 中央フリーウェイ(mix for '80s) /ケラ&ザ・シンセサイザーズ
10. 14番目の月 200Qmix /スピッツ
11. 卒業写真 /三代目魚武濱田成夫
12. 守ってあげたい
/ねらわれた学園[向井秀徳(ZAZEN BOYS)、峯田和伸(銀杏BOYZ)]

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かなりコアなミュージシャンを選んだコンピだ.
ロック縛りらしく,ロックアレンジでカバーした
楽曲をまとめたコンピでメンバーはかなり濃い.

しかし…通して聞くと全然濃くなく,むしろ非常に
ポップな感じに仕上がっている.

これは楽曲の持つベタさ…というか歌謡曲?
ニューミュージック(死語?)?的なアレに
よるものが多いんだろうねえ~

でも一通り聞いて,元の楽曲の持つベタさを吹っ飛ばす
くらいオリジナルなものにしているのは,半分くらいだけな
気がするなあ~。。。

まあ,結婚式の余興やら2次会等でVJやらDJを頼まれた時に

”オリジナルを使うと恥ずかしいけどベタな音楽が必要”

な時に使えるアーカイブとしては購入しても損は無いアルバム
のような気がしますわw

にしてもケラ&ザ・シンセサイザーズはコンピの中に入っても
個性強いなあ~…驚いたすわw.
mixが違うから2年ぶりの活動すね.
このまま再始動…するのか?来年かな?

レオナルド犬プリオ

2009-03-01 02:12:19 | music
アリアケのハヤシライス.

「流星の絆」というクドカンの冬ドラに
出てきた”アリアケ”という横浜の洋食屋の
ハヤシライスがさぞかし美味いのだろう…

という映像を流されまくるのに当たり,
自分の研究中のインドカレーの作り方で,
スパイスの代わりにハヤシのルーであるデミグラスソースや
ケチャップやら何やらの様々な調味料を加えながら,
作ってみたらば…「ンマー!!!!」だったのな.

行けるじゃん!自分!

…と,自分で自分を褒めてあげたくなるような
出来で驚いたのです.圧力鍋のおかげかねえ?
にしても,作ってみて気付いたのが,自分がハヤシの美味しい店を
知らないということ.これから探してみるかな?

…何て思ってる間についに発売!

電気グルーヴ「レオナルド犬プリオ」

いやあ~感慨深い…。。。
昨年の11月にいたく感動した電気ライブがDVD化だ.
しかも全ての曲を網羅というサービス精神も嬉しい.

やっぱりこのDVDのバージョンの「MUD EBIS」はいいなあ~…
ノスタルジーのせいなのかなあ~
ライブだと割れて聞こえない細かいアレンジも非常に良い.
しばらく毎日通勤時にこの2枚のCDを聞きながらの通勤っすね.

残念ながらMCは大幅にカットされているが,2枚組DVDと
セットで,2枚組CD付き…というのも嬉しいところだ.

このDVDを観て,”エレクトロ”というジャンルながらも
卓球と瀧から溢れ出る”中年パンク・エレジー”に感銘を
受けざるを得ない….


カッコいいっすよ.お二方.
メタボリック中年だけど味あり過ぎ…

カッコイイオヤジになるための準備をしてかきゃだめだなあ~…

点呼する惑星

2009-02-25 00:46:41 | music
「何かダラダラして淡々と終わってしまったね」

と感じるのか,

「いや~この微妙な間の空気感がいいね」

と感じるのか…この両者の差がシュールであったり,
オフビートなものに対して楽しめるか楽しめないか?
を決めるセンスな気がする.

作家はそんなダラダラとただただつまらないものを想定して
モノを作ったり,造ったり,創ったりはしないものだ.

KERAさんの新作映画もさっそく上記の2つの評価に別れている.
そしてクドカンのメリケンサックも同様の評価だ.

そして自分が凹んでる時に観る,ものすごーく大好きな
「アイデン&ティティ」という映画も両者の評価に別れていた.

そして今春,奇跡的にチケが取れそうなラーメンズや,
バナナマン,ジャルジャル,東京ダイナマイト…といった
舞台を中心に才能をフル発揮する芸人さん達の笑いの質も
上記の後者のパターンだ.そんな中,

平沢進「点呼する惑星」

という新譜が手元に届いた.

日本が世界に誇るテクノ交響曲の大御所の新譜だ.
これがまた名曲揃いで驚きの1枚だった.
でも,音楽的に明らかに後者のような”間を重視したシュールな楽曲”
ばかりを得意とする奇才だ.曲名も…

「人体夜行」,「王道楽土」「上空初期値」,
「聖馬蹄形惑星の大詐欺師」,「可視海」…etc...

孤高の平沢ワールド炸裂のヴォネガットライクな曲名が並ぶ.
この世界観は孤高すぎて正視できないくらいに飛んでて素晴らしいっすわ…

てことで,明日ついに電気グルーヴのライブDVD「レオナルド犬プリオ」が
発売し,今週末からKERAさんの「罪とか罰とか」も公開になり,
再来週には15年ぶりに会う連中満載の中学同窓会が待っている.

先週は高校時代の連れの結婚式だったしイベントに事欠かない
日々が続いているが,明日は量産直前なのに金型修正を入れねばの
絶望的にドタバタの1日になりそうだ…

早く落ち着かないかなあ~…。。。








何でもない街

2009-02-08 23:04:06 | music
人生のターニングポイントだった昨年の今日.

あっと言う間の1年だった.

確実に昨年は人生において色々な経験ができた,
非常に重要な転機だった.

長かったようで短かった喪も明け,心機一転頑張るのだ.
さっそく明日は新商品の設計審査会だ.
今夜は早めに寝て明日は早めに出勤して仕事を進めるとしよう.

…なんて思いながらもブログ更新.
これから始まる激務週間を考慮して,更新できる元気が
あるうちに一気に更新するのだ.

まずは何と言っても驚きのDVDリリースのニュースに
ついて書かねばなるまい.

「笑福亭鶴光のオールナイトニッポンDELUXE 鶴光でおまっ! 」

…というDVDが出るらしい.

DVDにAMラジオを,しかもめっちゃ古い録音テープを
固めてパッケージングして発売するという発想にも
驚くが,何で第一弾が鶴光なんだ?というのが疑問だ.

「ビートたけしのオールナイトニッポン」

をDVDにした方が数倍売れると思うのだが…。。。
鶴光はその次じゃね?

にしても”松本人志の放送室”というラジオ番組のCD BOX化
を始めとした,各種TV番組の2次加工品のパッケージ化は,
ファンには有り難いのは有り難いが…ファン心理をくすぐる
ずるい商売だなあ~とも思うんすけど…

そして次に今月~来月にかけてのCD&DVDの
新作ラッシュも書き留めておかねばだ.

2/4  電気グルーヴ「The words」
2/11 グループ魂「グループ魂の秩父ぱつんぱつんフェスティバル(雨) 」
2/18 平沢進「点呼する惑星」
2/25 電気グルーヴ「レオナルド犬プリオ」
3/11 CORNELIUS「ULTIMATE SENSUOUS SYNCHRONIZEDSHOW」
         「CM3」

相変わらず発売が一気に集中してきた.
毎年豊作の時期があるのだが今年は2~3月の模様.

上記の電気とコーネリアスのDVDは,自分が行ったライブの
映像化作品なので,思い出しながら楽しめるので非常に楽しみだ.
でもこれもある意味2次加工…なんすよねえ~。。。

でもグループ魂のぱつんぱつんフェスも行きたかったけど,
都合が悪くて行けなかったライブだから非常に楽しみだ.

平沢進に関しては,今年こそはライブに行きたいと思っている
カリスマ・テクノ交響曲マエストロだ.
自分が1歳の時にメジャーデビューしてる55歳ながら,現在の
テクノロジーを完全に支配している天才であり変人である驚異の人だ.

http://noroom.susumuhirasawa.com/modules/info/

で,視聴して即予約してしまった.

普通なものに満足してしまわないこと.
それが新しい価値発見(創造)の手がかりな気がする.

現状に満足してしまわないこと.
それが衝動至上主義への第一歩だ.

てなわけでそろそろ寝るのだ.




フリー・ストレス

2008-11-14 01:29:52 | music
最近感じること.

それは最近,激務に追われつつも,一旦帰宅したら
リセットされて,限りなくフリー・ストレスに近いということだ.

深夜0時頃に帰宅して,ビール片手に夕飯をサクッと作り,
ホロ酔い気分で深夜番組やら録り溜めたドラマを観ながら夕飯だ.

自分の持論である,

「”衣・食・住”の充実が人間の精神的安定に大きな影響を持っている」

という説を実証…しているのかはわからないが,
効果はあるように思う.

「衣」については数年前から服がありすぎて,1回しか着ずに
1シーズン過ぎてしまうこともあるくらい飽和しており昔から問題無い.

そして今回退寮と共に充実させたのが「食」と「住」だ.

とにかく料理にハマり,キッチン周りの充実と,自身でそこそこの
定食屋レベル以上には料理ができるようになったことが非常に大きい.
あとは圧力鍋によるインドカレーのコクを短時間で醸し出させるのと,
自作のミートソースに足りない”素敵なサムシング”を探し出すのが課題だ.

そして「住」,これもかなり大きい.

家賃を月に1万円~1万5千円多めに払うだけで,一部屋増え,
普段生活する空間が広くなるのだ.このお金を「勿体ない」と
感じるか感じないかは貴方(貴女)次第.

月に1回,飲み会を減らしたり,外食を2~3回減らすだけでペイでき,
それによって精神的余裕を得ることができる.
社会人になると時間が経つのが激しく早い.貴重な時間だ.
リラックスタイムの充実で心も大きくなる.正直,相当心身の余裕になる.
この持論は実行しないとわからないのかもしれんが…実行したら
同意してくれる人は結構多い気がする.
既にジーミソ(三十路)だし,少しくらいサクセス感が欲しい物だ.

そんな感じで今夜は,最近発売した平沢進のライブDVD

「PHONON 2550 VISION」
(http://noroom.susumuhirasawa.com/modules/artist/p2550v.html)

を観ながら夕飯.

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諦めに行こう

人魚の信者の舟で

人の世は赤い太古の噴火のエコー

Love you ほら吹き

夢も見えたはずに

おみやげは吹き矢

バスの駅から放つ

(平沢進 「サイボーグ」)
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今月末の平沢さんのライブ行きたかったが…まさかの部署旅行との
バッティング…ありえねえー…熱海だし…。。。

ライブに必要な電気エネルギーの全てを太陽発電に委ねたり,
ダイナモシンセサイザーなる発電機能を有した自作の楽器で
荘厳なエレクトロミュージックを奏でる,リスペクトして止まない
平沢先生のライブ行きたかったなあ~…

今年は完全なる別れで数年ぶりにクリスマスの予定も無いし…
フェスでも行くかなあ~……

エレキバター

2008-08-19 01:00:28 | music
盆休み明け初日の定退日.

月に2回しかない定退日だ.第2の愛車”シボレー・チャリ”で
キコキコ走り,帰りにスーパーで総菜を”おつとめ価格230円”
で購入し,ご飯だけ炊いて,インスタント味噌汁でディナー.

退寮してからは冷蔵庫という文明の利器を得たので,
土日に総菜を買い込んでラップでくるんで冷凍だ.
それを深夜に解凍して食べるのだ.

そんな独身貧民ディナーを終えた後で,myspace.comで
最近気になっている”NACANO”というニューウェーヴ
バンドの新譜のサンプル音源をリピート演奏しながら
ネットザッピング.

そこでいつものように,元P-MODEL~ ヤプーズの
福間創さんのフクマニッキを観ていたらライブの告知.
それをよく見ると…

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出演:エレキバター
メンバー:KERA (Vo) 三浦俊一(Syn,G) 
福間創(Syn) 平井義人(B) YANA(Dr)

http://www.beatsurfers.sakura.ne.jp/elekibutter/index.html
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マジでか…正直かなり驚いたと共に,非常に嬉しかった….

福間創さんのsoyuz projectはゴリゴリのエレクトロで
音源もほとんど持っていて愛聴しているアーティストだ.

個々に忙しいオリジナルメンバーがなかなか集まらず,
ライブはサポートメンバーで活動してたケラ&ザ・シンセサイザーズ.
そのライブの主要メンバーにプラスαで福間さんが参画したバンドだ.

これはほとんどパワーアップしてのシンセサイザーズの活動再開だ.
ケラ&ザ・シンセサイザーズの活動休止から1年.
絶対にチケ取ってライブに参戦だ.

「NYLON100%
 ~80年代渋谷発ポップ・カルチャーの源流」(アスペクト)

を読んでいた矢先の嬉しいニュース.
このメンバーでの新譜もすげー期待!!





トリビュート・アルバム

2008-06-23 00:26:11 | music
土日が休日の機能を果たしていない…

これまでの土日は撮り溜めたドラマと
ガキとタモクラとアメトークとやりすぎコージーを
観てダラダラ過ごすんだが,最近は毎週名古屋に帰って,
dealer in stoneと廻っているのな.

ゆえ,彦⇔名の道中の車中でのiPodがマブダチに
なっているのな.
車中のBGMとしては基本は「松本人志の放送室」なのだが,
今週は気分的に音楽だったのな.
それは先日発売した「ぱつんぱつん」と一緒にアマゾンで
購入した2枚のアルバム(旧譜)の

・RESPECTABLE ROOSTERS
・RESPECTABLE ROOSTERS→Z a-GOGO

が非常にクオリティが高く満足できる代物だったからなのです.

80年代に”ルースターズ”という偉大なるバンドがいたことは
周知の事実であり,伝説化しているのだが,この2作は
トリビュートアルバムとしては珍しい大傑作だったのな.

特にこの「珍しく」というのがポイント.
ほとんどのトリビュートアルバムはオリジナルに匹敵
するどころか,買った後に「う~ん…」と唸らされる
ようなものがほとんどなのな.

http://ja.wikipedia.org/wiki/トリビュート・アルバム

にも書いてあるが,粗悪品が非常に多いのな.
自分も,トリビュートものにハマった時期があって
結構持っているが,これほど全曲の平均点が高いアルバムは珍しい.

自分の持っているトリビュートものでのこれまでの1位は,
電気グルーヴの石野卓球がプロデュースした
「ヒカシュー/レトロアクティブ」
だったのだが,それに匹敵する出来だ.

でもトリビュートに外れが多い原因としては,カリスマ性溢れる
バンドにフィーチャーし過ぎている点である気がするのな.
やっぱボーカルや演奏(音質・リズム)の個性を売りにしている
グループのカバーは難しいっすよ.

だってブルーハーツの曲なんて,誰がカバーしたってヒロトとマーシーの
ギター有りきなわけだし追いつけるわけないっすよ.マジで.
上記のヒカシューは参加アーティストがカリスマ揃いだったから
大傑作になったが,普通は無理っすよ.

このルースターズの場合はメロディアスな楽曲に特徴があるため
本作のような傑作が生まれたような気がするのな.
(まあ,参加者がミッシェルやスーパーカーやらスカパラやら
カリスマ揃いだから成功が約束されたメンバーであるが…)
だって少年ナイフのトリビュートが傑作だったのもそんな理由な気がするし….

レコード会社の「あの人は今」的ミュージシャンのトリビュートを
発売して,オリジナル盤を売りたいという意図はわかるが,
もっともっと発掘して欲しいなあ~

ジッタリン・ジンとか今,聞いてもメロディアスですげーいいし,
トリビュート出ないかなあ~