goo blog サービス終了のお知らせ 

HAPPY SLEEP

SUNDAY-FRIDAY

モテキ

2011-10-10 02:14:25 | movie
観て来たすわー

----------------------------------
「モテキ」

監督・脚本:大根仁
出演:   森山未來 (藤本幸世)
      長澤まさみ (松尾美由紀)
      麻生久美子 (枡本留未子)
      仲里依紗 (愛)
      真木よう子

----------------------------------

いやあーオモロい!!

良くできてるなあ~…。。。

ドラマ同様,これまでのいわゆる「ラブコメ」という
ジャンルの枠をぶっ壊した傑作だった.

ドラマシリーズも大好きで,DVD-BOXを購入したくらい
だったので,映画も期待していたが,期待通りオモロかった.

まあ,ドラマ同様に,幸世(森山未來)がモテまくり,
ひねくれた性格,というか,DTっぽい頑固さ?純情さ?
が災いして,うまくいかなかったりするというコンセプトは同じ.

でもドラマシリーズより,少しは成長した幸世を観れたのは良かった.
これは映画版のDVDも買ってしまいそうだ.

長澤まさみ,これまでドラマでも映画でもパッとしなかったが,
今回は「ハレルヤチャンス」のドラマ(プロポーズ大作戦だっけ?)
以来,久々に輝いてた気がするなあ.

カメラ目線が完全なる男目線で,長澤まさみを
ものすごくエロく撮ってたのが良かったのかもなあ.

でも,ドラマシリーズの満島ひかりには完全に敵わないな.
この輝けるかどうかが重要.個人的には出演時間は短かったが,
仲里依紗が一番輝いてた気がする.一番色っぽかった.
この子はもっと売れて欲しい….

そしてご贔屓の麻生久美子.

飲み会ではいつも「好きな芸能人は?」と聞かれたら,
「麻生久美子」と答えてるくらいの好きな女優だ.
年齢もタメだし,「アイデン&ティティ」以来,ずっと追っている.

今回もこれまでの作品と同様に,確実にその魅力を発揮していた.
本当に当て書きでは?と思わされるような,「重い」「面倒」な女を
好演していた.それが凄い.

サブカルファンは,”時効警察”で観た麻生久美子の「面倒な女」の
イメージが刷り込まれているため,この映画のキャラクターに
無意識に納得してしまうのさ,これはすごい計算っすよ.
大根さんのセンスを感じたなあ~…。。。

でも真木よう子が生かし切れてなかった….
上演時間が足りないんだな….もっと意地悪い女を演じられる筈.
KERAさんが早くからその才能に気づいて,2006年に
「おいしい殺し方」
という映画で,ドラマ「SP」でブレイクする前の真木よう子を
絶妙な役で当て書きしているので,もっと拡げられた筈だ.

で,登場人物の男性中で,かなり良かったのはリリー・フランキーさん.
この人すごいわ…。。。多分,この役で出演することで,
イメージとしては損しかしてない…。。。
でも良かったなあ~….何回も吹き出して笑った.

てことで,まだ公開中なので,ネタバレしないように書いた.
これは男目線の,しかもサブカル要素満載で,サブカルをかじってない
人は小ネタに気づかずスルーしてしまうであろう.

電気グルーヴのピエール瀧がピエール瀧の役で出て来た時に,幸世が
「ナゴム時代からのファンです!」
とか言ってたが,「ナゴムレコード」っていう,
KERAさんが80年代にやってたインディレコードレーベルに,
瀧さんが”人生”というバンドで活動していたという事実を
知らないとアタマに入って来ないセリフだ.

そういう意味では大ヒットしているが
「ラブコメの異端児」だとは思う.

てことで,自分のブログを定期的に読んでくれている,
アクセス数から考えると100~200人(?)の方々は,
是が非でも観るべきでしょう.

これは楽しめる!!おすすめ!観てみて!!

…で,余談.

映画とは関係ないが,この映画を観たあと,
一緒に観に行った高校時代からの連れと別れて
自宅へ帰る道中で,別の友人から電話があった.
「彼女と別れたんだけど…」と。。。

「マジでか?今,車だから行くわ」

と言って,友人宅に向かって,慰めと励まし.
さらに1人呼んで3人で語った.
そしてまるで「モテキ」の世界じゃないかと笑った.

そんなこんなで,色んなステロタイプの女性が出て来る
「モテキ」だが,実生活で存在する女性を全部描いてるわけじゃない.

まだまだ,続編作れるっすね,このプラットフォームで.
続編も楽しみにしてます!!

Exit Through the Gift Shop

2011-07-18 14:11:47 | movie
観てきたすわー

----------------------------------
「Exit Through the Gift Shop」

監督・編集:Banksy

----------------------------------

クドカンの「SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER」を
観に行くに当たり,

早めに大阪入りして何しよっかな?

と考えていた矢先,Twitterでちょうど当日が
公開初日だと知ったので,舞台のシアタードラマシティの
すぐ横にあるテアトル梅田で,舞台の1時間前に終演する
時間帯で観て来たっすわ.

めっちゃオモロい!
これは近くでやってるならば観なくてはだめだ.
脳をガンガン刺激された.パンチ力が絶大だった.

このバンクシーという作家,グラフィティ(落書き),
ストリートアート,アーバンアートファンにおいて超有名人.

未だに正体不明で,顔を知っている人がいないという,
イギリスのアーティスト.

エピソード,レジェンドには事欠かない.

メトロポリタン美術館などゴッホやゴーギャンと言った世界の名作が並ぶ中,ゲリラ的に
自分の絵画を貼付け,しかもそれが評価されて正式に展示されるようになったり,

イスラエルのヨルダン川西岸地区のアパルトヘイトウォールで,
子供が壁に穴を開けているステンシルを残したり,

過激なゲリラ的なアーティスト活動で,その存在は知っていたのな.
(http://www.nyniche.com/archives/2735)

そのバンクシーがドキュメンタリーを撮ったというので,
そりゃ一筋ならではいかないだろうと思ったらば,
本当に一筋も二筋も違う映画だった.

ストリートアートの映像を追う,アートオタクの
ティエリーという親父が,偶然的にバンクシーと繋がり,
その後,バンクシーのサポートしながら警察やら警備員やらから
逃げながら活動するバンクシーのアーティスト活動の
サポートをしていく様子を撮影…というドキュメンタリーだ.

しかもティエリーの撮影した映像を使って,バンクシーが
ティエリーを主人公にして毒っ気たっぷりに編集する…という
異質のドキュメンタリー.

カリスマであり天才アーティストのバンクシーに協力しているうちに,
自身も天才アーティストを勘違いしていくティエリー.

そのティエリーが大きいストリートアートのイベントを
立ち上げるのだが,そのプロデュース内容とコンセプトゼロな演出,
そして得意げに取材に応じる調子乗りっぷりが非常に小憎たらしく,
そのクズ加減を毒たっぷりにバンクシーが演出しているのが面白かった,

しかもそのエセアーティストイベントが大成功する…
というところも,リアリティがあって興味深かった.
これもバンクシーの演出だろう.

才能が無くても,中身が無くても時代とマーケティングで
成功するのがリアルってことなんだろう.
エンタメの世界,こんなインチキ野郎が多いんだろうなあ~….

バンクシー以外にも優れたアーティストもたくさん出て来るし,
非常に面白い映画なので,おすすめっす.
良質のブラック・ドキュメンタリー・コメディだ.




Hangover Part2

2011-07-03 13:51:51 | movie
観てきたすわー.

------------------------------------------------------------------
「ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える」

監督 トッド・フィリップス  
出演 ブラッドリー・クーパー (Phil)
  エド・ヘルムズ (Stu)
  ザック・ガリフィアナキス (Alan)
  ケン・チョン (Mr. Chow)
  ジェフリー・タンバー

------------------------------------------------------------------

久々にアメリカのコメディで面白いものが出てきた.

基本的に,アメリカから発信されるコメディは,
ラブコメだったり、ヒューマンコメディだったり,
生煮えのものが多くて,サウスパークとかハピネス
みたいな秀作はなかなか出てこない.

そういう意味では,このハングオーバー1&2は
セリフ1つ1つも笑えるし,ブラックで下ネタも
満載でかなり良かった.

今回のハングオーバー2は,前作とほぼ同じ
プラットフォームだった.
結婚を控えた花婿のために,男友達が集まって
ハメを外すバチュラーパーティ.

そこで飲みすぎてハメを外しすぎて,
結婚式前日の朝に起きたら
花婿がいなくなっていたり,自分がどこいて,
何をしてたかもすっかり忘れている…という,
黄金律のプラットフォーム.

このプラットホームに,TPOなどの条件や,
登場人物などを変えれば,良質のコメディが
できあがる….前作はラスベガス,今回はタイだ.
いやぁ~よくできたシステムだ.

次回作はアランという4人組の最後の1人の
独身者の結婚式前夜を舞台にすればよい.
確実に面白く仕上がるはずだ.

てことで「ハングオーバー2」オススメ!!
さや侍よりもだいぶ笑える秀作!

さや侍

2011-06-12 23:58:59 | movie
観て来たすわー

--------------------------------

「さや侍」

監督・脚本:松本人志

脚本協力:高須光聖,板尾創路,長谷川朝二,
     江間浩司,倉本美津留

キャスト:野見隆明,熊田聖亜,りょう,ROLLY,腹筋善之助,
     國村隼,伊武雅刀,板尾創路,柄本時生

--------------------------------

いやあー意外.
「大日本人」「しんぼる」とはガラッとテイストが変わった.
ヒューマンコメディの様相だった.

特にアーティスティックかつソリッドな笑いの質感の
前作「しんぼる」とは一線を画しているウェットな質感.

前半は割とオフビートな笑いが続くが,いつしか哀愁と涙に
変わって行く.この「涙」が前作には無かった.
そういう意味でも今回の作品は間口が広いなあと思う.

「緊張と緩和」

松本さんがいつも言ってる笑いの原理?原点?が
忠実に詰め込まれているのには感動.

「”笑い”はこうやって起こる」

というのを示してもらったような気がする.

そして特筆すべきは,”働くおっさん人形”という松本さんの
番組で出ていた「イイ顔のおやじ」の野見さんだ.

このおっさん,かなりキテた…。。。

こんな汚いおっさんが主人公で,尚且つ
あの大画面で何時間も垂れ流すこと自体が奇跡だ.
そのせいで画が相当汚かった.

でも,”働くおっさん人形”は名作だったからなあ~…。。。

根本敬さんや浅草キッドが浅ヤンでやっていた
「イイ顔のおやじ」をメジャーに引き上げた名番組だ.

この映画でもあのテイストはガッツリと伝わった.
味のあるおやじを主人公にしたにもかかわらず

「演技をさせない」

というのは新し過ぎる(笑)

まあ,これ以上はネタバレになるので内容は書かないでおこう.

観終わった後,まるでチャップリンの映画を観た後のような
後味だった.たけしさんの「菊次郎の夏」のような温かさもあった.

てことで,公開したばかりの「さや侍」.

観ておいた方がよいでしょう!

たまの映画

2011-02-07 20:45:31 | movie
本日は溜まりに溜まった代休の最後の日.
これで,やっと代休処理完了.

これから4月までに,全くと言っていいほど
取得していない年休取得に入るか…
もう取得していかなければ年休が消えて行く…という寂しさだ.

てことで,本日は,

-----------------------------
「たまの映画」

監督・撮影・編集: 今泉力哉
キャスト:たま(石川浩司 滝本晃司 知久寿焼)

-----------------------------

を観て来た.

言わずと知れた,バンドブーム期に活躍したバンド
”たま”のドキュメンタリーフィルム.

正直,個人的には”たま”に関しては,それほど熱心に聴いていた,
というわけでもなかった.アルバムもナゴムレコード時代の
「しおしお」をLPで持ってるくらいで,あとはメジャーシングルの
「さよなら人類」1枚だと思う.

でも,劇団ナイロン100℃のミュージカル

「Don't trust over 30」

において,ミュージカルの劇中音楽を”たま”と鈴木慶一さんが担当して,
”たま”の生演奏も観ているし,ナイロン100℃の
「フリドニア日記」
も観ているので,そこでも”たま”の知久さんが音楽を担当していた.

そんな感じで,間接的に,定期的に触れていたのと,
あの高円寺とか下北沢周辺の独特の雰囲気を
ドキュメンタリー形式で映像化している…というのが
興味深く観に行って来たのな.

感想としては,切なく…そして哀愁がすごかった.
もはや哀愁の過積載.

一昨日観た「ソーシャル・ネットワーク」のサクセスとは
真逆のサクセスの形がスクリーンにはあったなあ….

「やりたいことだけをやって生きる」

と決めた人達の「真っすぐさと純粋さ」に
感動したなあ…。。。普通の人は絶対に怖くて
入って行けない境地だ.

「芸術家」とか「アーティスト」って言葉は,
こういう人達のことを言うんだろうなあ~.

”たま”は一発屋的な扱いをされがちだが,
結局,インディ時代,ナゴムレコードの頃から
こんな芸術家だったんだろうなあと思いますわ.

続けてたら,偶然,時代と重なる交点ができて,
そこでドーンと売れて,でも本人達は変わらずに
そのまま同じ芸術家活動を続けて行ったら,
また距離が離れて行ったのでしょう….

「とりあえず生活には困らない程度で音楽で食って行けてる」

という話だ.経済的なところまで,監督は踏み込んで質問していた.
確かに,みんな知りたいところだし….

そして”たま”が解散した2003年以降,どんな活動しているか
知らなかったが,割と本編の中では現在のソロのライブ映像が多かった.
その楽曲達が,どれもこれもシリアスで哀しい楽曲達ばかりで,
聴きながら泣きそうになるものばかりだった.

でもその中で,たまのメンバーのうち,
石川さんと知久さんが参加しているバンド
「パスカルズ」
の演奏がめっちゃ良かった!
フランスでヒットしているという理由も納得のセンスだ.
(http://www.youtube.com/watch?v=1gVfP2H_et8)

なるほど,この路線で今も活動してるんだなと,
最後にホッとさせる演出なのだろうか…?

で,パスカルズのアルバムを買おうと思って調べてみたら,
KERAさんの「どん底」って舞台で,パスカルズが音楽担当してるのか…
じゃあ,俺,それも知ってるはずだな….

他にも”たま”に縁のある,ナゴム時代繋がりのKERAさんとか,
大槻ケンヂさんとかライオンメリイとかも出てきてたなあ.
一昨年のヨーロッパ企画の「曲がれ!スプーン」という舞台の
劇中音楽も”たま”の滝本さんが絡んでいたってのも知らなかった.

てことで,まとめるとこれもオススメの映画っすわ.
ぜひ1人で観に行って欲しい.確実にメランコリーな気分になれますw

ソーシャル・ネットワーク

2011-02-06 10:49:03 | movie
--------------------------------------------------------
「ソーシャル・ネットワーク」

監督:デビッド・フィンチャー
脚本:アーロン・ソーキン
キャスト:ジェシー・アイゼンバーグ,アンドリュー・ガーフィールド,
  ジャスティン・ティンバーレイク,ジョセフ・マッゼロ,
     ルーニー・マーラ,アーミー・ハマー、マックス・ミンゲラ etc...

--------------------------------------------------------

を観て来たすわ.

良く出来た,完成度の高い映画だった.
普通に面白かった.

出て来る単語の「Apache」とか「Linuxサーバ」とか,
学生時代に慣れ親しんだ単語が多く,大体,何をやってるかはわかったし.

世界最大のソーシャルネットワーキングサイト「facebook」創設者
マーク・ザッカーバーグの半生を,鬼才デビッド・フィンチャーが
映画化…ってことで興味を抱いていたのと,
やけにツイッターで話題になっていたので,トレンド観察で観て来たのな.

”シリコンバレー版アメリカンドリーム”の題材として,
持ってこいの題材を,調理方法を間違えず,これまでにない切り口で,
キッチリと作られている.

facebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグをはじめ,
この人無くしてfacebookの繁栄は無いと思われる,
ナップスターの創業者ショーン・パーカーなど全員が実名で出てきて,
しかも彼らがみんな「イヤな奴」として描かれている.

ホント,主人公からその周辺に出て来る人々の描き方がステロタイプな
非常にわかり易い描き方をしてるのがよいね.
「拝金主義とエゴと裏切り」
がテーマのヒューマンドラマだったな.

ただ言える事は,この映画化はfacebookの会員を増やすための
絶大な影響力のあるマーケティングになっているということだ.
facebook側は映画を観て愕然としている…という
報道があったが,それもマーケティングの一種だろう.

映画の「創業者マンセー」「創業者は聖人君主」みたいなドラマに惹かれて,
リアルのfacebookに興味を湧かせるのは難しい.
「欠陥だらけの人間達の成功」っていう形が重要なので,
ほどほどに嫌われた方が絶対に印象に残るのでマーケティング効果は絶大だろう.

孫正義の自伝なんかも何冊か読んだが,ほとんど同じような挫折と裏切りと成功の
ストーリーだ.だが,どれも孫正義を聖人君主のような描き方をしているから,
インパクトが薄いんだろうな.

ゆえ,facebookと映画制作会社や配給会社の双方が得をするシステムになっていて…
本当に頭のいい人達が絡んで,出来上がった仕掛けだと思う.

そして学ぶ事も多かった.やはりビジネスに重要なのは「コンセプトとスピード」.
facebookも1アイデアの賜物.このコンセプトを出せるかどうかだ.
まあ,映画を観てると創業者のマークは,この「コンセプト」を
大学の先輩のアイデアを拝借しているようだが,スピードで出し抜いたしね.

まあ,優れたSNSを提供するmixiに慣れ親しんだ日本人からしたら,
mixiに比べて遥かにサービスがスカスカなfacebook.
物足りないけど,この映画観て始めた人も多いような印象を
ツイッターのTL見てると感じるので,効果絶大だろうねえ~…。。。

自分はfacebookは登録だけして完全に放置プレイだが…
ま,そういう意味でも,観ておいてよいでしょう.








パルナサスを一服

2010-07-03 23:42:59 | movie
「絶望という名の電車」に乗車中.

「欲望という名の電車」の絶望版だ.
ちなみに「欲望という名の痴漢電車」というAVが出ている.
が,それは関係無い.
なぜなら自分が乗っているのは痴漢電車では無いから.

にしてもうまくいかなさ過ぎの開発業務.
そりゃそうだ.かなり無理をしているんだもの.
こんなギリギリの設計を課す,上司達に対して,
怒りすら覚える.やり切るが,このやらされ感がたまらん.


先週なんぞ,5時起きで6時出社し,深夜の2時まで働く…
という日々が続いた.3月の繁忙期に,深夜の2時に毎晩,
「ドライブスルーでマック」を食べてたら,4キロ太ったので,
コンビニでおにぎりとかサンドウィッチにしている.
そうしたら,太らなくなった.

先週は日曜日がオフィシャルな休日出勤で,明日の日曜は
サービスフル休日出勤.「2週連続は休日出勤申請できない」
と言われたが,物理的に間に合わない.
暗にサービスしろってことかよ….

こんな部署,いつでも出てやるぞ!
…という思いで,来期の異動を目指し,社内FA制度にもチャレンジだ.
商品企画へ異動して,一花咲かせてやるぞー

…てことで,土日とも仕事してたら息が詰まるので,
本日は,ボクシングジムに行き,本日Amazonから届いたDVD,
「Dr.パルナサスの鏡」
を観たが非常に良かった.

「鏡の中のファンタジー」がコンセプト.

そして,親娘の繋がり,悪魔との約束など,伏線が張られているが,
非常にわかりやすく,ポップな仕上がりだ.

そして疲れている時に,この手のファンタジーは心地よい.
監督はテリー・ギリアム.
モンティ・パイソン時代のアニメーションのセンスを
最新のCGで表現していて,自宅にて頭の中が完全にトリップした.
名作だなあ~という傑作.こういう幻想的な映画を撮らせたら,
テリー・ギリアムに勝るものはいまい.

そしてまたもやジョニー・デップ.

この人は,エキセントリックな役者をやらせたら,
右に出る者はいまい。

あと,日本ではオダギリジョーがそのポジションにいる気がする.
そんなオダギリの新ドラマも今月スタートするし,クドカンの新ドラマも
来週末からスタートする.

しかも両者ともに金曜夜だ.

フライデーナイトが楽しみになりそうだ.

アウトレイジ

2010-06-15 01:35:10 | movie
観て来たすわー

----------------------------
「アウトレイジ」

監督: 北野武
キャスト:ビートたけし,三浦友和,椎名桔平,
加瀬亮,國村隼,石橋蓮司,小日向文世,杉本哲太,
北村総一朗,塚本高史,中野英雄,他

----------------------------

土曜日の「手品牛丼 2010」の興奮冷めやらぬ日曜日.

前日の金沢までの往復400キロの運転で,若干の疲労もありつつ,
たけしさんの久々のバイオレンス映画!観ねば!
という思いで,連れを誘って,109シネマへ.

感想を一言で言えば,

「BROTHERよりはねちっこいが,予想よりはあっさりしてた」

という感じだ.これまでのたけしさんのバイオレンス映画の中では,
人間関係も複雑で,エンターテイメント性が,これまでよりも格段に高く,
これまでのような難解なポイントは無かった気がする.

奇しくも,タランティーノの「イングロリアス・バスターズ」でも
同じような感じを受けたのを昨日の事のように覚えていたりもするので,
日米のバイオレンスのカリスマ2人が,共にわかりやすく,ストレートに
ストーリーを描く方向にシフトしてるんすねえ~.

でも,これまでの「ソナチネ」や「BROTHER」と違うのは,
映画の中でのたけしさんの”立ち位置”だ.

これまでのたけしさんの役柄は,もっと危険だった.

「キレたら何するかわからない」

怖さを持ち,笑顔すら何かの伏線のような?
そんなアウトローで死を恐れないイケイケの役柄だった.

それが今回は,ちょっと違った.

群像劇ということもあるだろうが,誰か一人が突出しているわけでもなく
(椎名桔平はダントツでカッコ良かったが),たけしさんも,やはり歳を
とっていることもあり,若干弱った,老練なヤクザの役で,
最期がまさかの…というオチには正直,驚いた.

「お前,逃げろ.死ぬぞ」

など,これまでの北野バイオレンス映画にはない,
柔らかさをネームの中に感じた.

バイオレンスシーンに,目を背けたくなるような過剰なエグさもあるが,
井口昇監督のような笑いに転化してない,シリアスで過激な暴力描写は,
ここ数年のメジャー映画では無かったので,賛否両論になるんだろうな.

ずーっと追ってるファンにとっては,色々と変化が見られるし,
ギャング・エンターテインメント映画の秀作としても楽しめる.

これは,観ておいた方が良いでしょう!

あ,言い忘れた.
何とサウンドトラックが,ジャパニーズニューウェーヴの大御所,
ムーンライダーズの鈴木慶一!

これも非常に良い音楽ばかりだったのでサントラも買おうかな~?





アリス・イン・ワンダーランド

2010-05-16 23:57:19 | movie
最近,すっかりツイッターだ.

様々なフェイバリットのカルトスター達をフォローしている.
以前の記事でも書いた方々以外に,KERAさん,巻上公一さん,
氣志團団長,ムーンライダーズ,篠原ともえ,などなど多数,
非常に良い感じ.ブログよりも皆さん更新が早くて面白いw

自身もリアルタイムで忘れないようにつぶやくため,ブログで
日記を書く事が少なくなりそうだが,備忘録として続けよう.

てことで,観て来たすわ~

-----------------------------------------
「アリス・イン・ワンダーランド」

監督 : ティム・バートン
出演 : ミア・ワシコウスカ,ジョニー・デップ ,
    ヘレナ・ボナム=カーター , アン・ハサウェイ,etc...

-----------------------------------------

非常に遅ればせながらだが,ティム・バートンの新作を観て来た.

ティム・バートンといい,テリー・ギリアムといい,
映像に拘る”鬼才”と呼ばれる両者が偏愛しているのが
本作の助演男優賞”ジョニー・デップ”だ.

ジョニー・デップが出ている作品にハズレが少ない.
そして,道化師を演じさせたらダントツの存在感だ.

「Dr.パルナサスの鏡」を見逃したこともあり,今回は
何とか観ることができたが,案の定,この上ない好演だった.
主演の”ミア・ワシコウスカ”を越える好演.
まるで洗練されたビートル・ジュースのようだった.
でもそれを倍増させるのが,3Dの効果だ.

いやあ~驚いた。。。

こんなにすっげえのか…
アバターを観ていなかったので初3Dだったが,
ティム・バートンの映像美に臨場感をプラスした感じ.

予定調和なストーリーはさておいて,この映像を観るだけでも
観に来た甲斐があったというものだ.

にしても久々のファンタジー映画だった.
映画を見ている最中,3Dの効果もあって,しんどい現実を吹っ飛ばして
映画の世界にどっぷりハマることができた.

2時間の現実逃避には持ってこいの作品なので,
公開中に映画館で観るべきでしょう!

前回のライブレポが長過ぎたので今回はこの辺で…。。。

イングロリアス・バスターズ

2009-12-30 23:46:06 | movie
観て来たすわ~

-------------------------

「イングロリアス・バスターズ」

監督・脚本:クエンティン・タランティーノ

出演:ブラッド・ピット,マイク・マイヤーズ,
   ダイアン・クルーガー,クリストフ・ヴァルツ,
   メラニー・ロラン,etc...

-------------------------

師走の慌ただしい中,ライブやダベリ会や飲み会を終え,
大掃除を終え,マーケティング研修の資料作成に入ったはいいが,
なかなかアイデアが思いつかず…,

「よっしゃ!映画でも観て頭をリフレッシュしよう!」

…と思い,もうあと数日で終演だということもあり,
急遽,近所の映画館に観に行ってきましたわ.

いやあ~良くできてて非常に面白かった.

タランティーノとしては冒険作になるのでは?
というような,全く新しい新境地だった.

暴力描写は相変わらずドギツいが,全体としては割とポップな
仕上がりにまとまっている.

そしてダイアン・クルーガー美人過ぎ!!
自分と2歳しか変わらないとは思えない妖艶さ…
かなり演技も良く,正直,ブラピ以上だった.
要注目のドイツ人女優っすね.

ストーリーとしては,1941年、ナチス占領下のフランスの田舎町で,
家族を虐殺されたユダヤ人のショシャナ(メラニー・ロラン)は
ランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)の追跡を逃れる.

一方、“イングロリアス・バスターズ”と呼ばれるレイン中尉(ブラッド・ピット)
率いる連合軍の極秘部隊は,次々とナチス兵を血祭りにあげていた.
やがて彼らはパリでの作戦を実行に移す.

そして最終的には両者のパラレルストーリーがリンクしていき…という話.

タランティーノ映画には珍しい,ストーリーを脱線するほどの
無駄話は少なく,割とタランティーノが得意な会話の妙のエッセンス
を抽出した感じで,伏線を張った会話劇だったなあ~.

戦争映画なのに,戦争シーンがないというのも特徴的だ.
ても間違いなくタランティーノの新しい形であることは間違いない.
これまでのパターンとは明らかに違うし,マニアックさも漂ってない.

意外と…名作なのでは?

と思ったが,いつものタランティーノ節が少ないのも否めない.
もっとマニアックであって欲しい…気持ちもあるが,こんな感じで
新境地を切り開いて欲しい…とも思う.

次回作は「Kill Bill3」という話なので,まあ,今回の作品が
割とポップなのもうなずける話だ.

さて,振り返ってみると今年は明らかに映画に行けてない…
時間を何とか作って来年はもっと映画を観よう!










ロボゲイシャ

2009-11-29 00:29:43 | movie
観て来ましたわ~

-------------------------------
「ロボゲイシャ」

監督・脚本: 井口昇
出演:木口亜矢,長谷部瞳,斎藤工,生田悦子
   くまきりあさ美,中原翔子,亜紗美 
   泉カイ,志垣太郎,松尾スズキ,竹中直人 etc...

-------------------------------

いやあ~くだらねー!!
こんなC級…否,Z級の映画はホントに久々に観たわ~

でも,もちろんこの「くだらない」というのは褒め言葉として
捉えて欲しい.

”キャンプ”という,くだらないことを大真面目にやる
ジャンルの映画にとっての「くだらない」というのは最大の
賛辞と思って頂きたい.

導入シーンから戦闘シーンから非常にシュールかつ,
エロでアホな描写に溢れて非常に笑いと狂気に満ちた作品だった.

「尻刀」なる刀が,ロボゲイシャのケツから飛び出して,
お互いがケツを向けながらの戦闘シーンなんぞ,映画史上,
恐らく初の試みだろう.

何か映画を観ていて,電人ザボーガやらキカイダーやら
ハカイダーみたいな特撮モノを観ているかのような錯覚に
陥ったすわw ロボゲイシャが突然,下半身が戦車になるんだもんなあ~…
そして敢えてチープなCG…試みは非常に面白く,かつてない
くだらなさの域に達していた気がする.

監督の井口昇は,松尾スズキ率いる劇団「大人計画」から生まれたスタアだ.
ホント,大人計画から巣立ったスタアは数限りない.
温水洋一,宮藤官九郎,阿部サダヲ,荒川良々,皆川猿時,村杉蝉之介…etc
松尾さんの人を育てる力と見極める先見性には驚くばかりだ.

しかし,本作品に対して,苦言を言わして頂ければ,
ぶっ飛び具合が,井口監督の前作「片腕マシンガール」に比べて弱かったのと,
シナリオがややベタだった…ことが悔やまれる。。。

姉妹のメロドラマがいらなかった気がするなあ~…

もうちょっと姉妹がいがみ合って衝突して,人間性を疑うくらいに
ぶっ飛んでてもよかったんじゃないかな~?
せっかくのぶっ飛んだワールドが何か弱まった気がする.

でも,家に帰って来てパンフレットを読んでたら,どうやら,
前作の「片腕マシンガール」は100%海外資本で表現に自由があったが,
それがかなりヒットしたせいで今回は国内資本になり,あまりぶっ飛んだ
構成にできない「規制」があったらしい…

なるほどなあ~って感じだ.

「片腕~」以上のものを求めて行った自分にとって,
ちと物足りなかったのはそのせいなのかなあ~???

でも,この狙って作ったC級テイストは一見の価値有り!

次はもう一度海外100%資本でよろしくです!









しんぼる

2009-09-13 02:00:59 | movie
公開初日のナイトショーで観てきましたわ~

---------------------
「しんぼる」

監督・企画・脚本: 松本人志
出演:松本人志 他

---------------------

いやあ~…すごいものを観させてもらったなあ~
…という感じすわ.

まだ公開初日なので,ネタバレしないように書くけど,
非常に面白いトリッキーな構成すね.
そして非常にアーティスティックなビジュアル.

松本さんのコントビデオ”VISUALBUM シリーズ”にルーツを
見いだせるかもしれないけど,あそこまで親切じゃないすね.
今回の映画では,笑いはこの映画の世界観の中の
一つのエッセンスでしかないように思えるけど…
CMでガンガン流れてるような,松本さんのドタバタ1人芝居には
普通に吹き出して笑ったなあ~…面白いっすよ.

”今,天才・松本人志がこの種の笑いをやる”

ってのが逆に新鮮だし,シュールな感じだし,
チャップリン?キートン?マルクス兄弟?って感じだし,
割と最近のコメディでこの種のスラップスティックかつ
シュールな種類の笑いは少ないので,海外での評価は
高い気がするなあ~.

これ以上はネタバレになるので書かないけど,個人的には,
この何か神々しい結末(エンディング)に,松本さんの
人生観が出てるような気がするなあ~.

哲学的なメッセージ?もあるので,あとは観た人が
自由に解釈してくださいってことなんだろうなあ~?

自分の知らないところで世の中の色々なアクションが
決められてるのかなあ~とか考えてしまったりもしましたわ.
松本さんの術中にハマってるかも…。。。

とにもかくにも松本さんのイマジネーションの凄さに
完膚なきまでにやられました…

たけしさんの「TAKESHIS’」でのイマジネーションの凄さに
グウの音も出ないほど完膚なきまでにやられて以来,
久々に完膚なきまでにやられた….

最近観たコメディ映画の「少年メリケンサック」,
「罪とか罰とか」,「色即ぜねれいしょん」は,割と作家性の
強い,ギミックと悪意とトリック仕掛けのやりたい放題って感じの
喜劇だったけど,「しんぼる」は直感的なトリックと天才的な
イマジネーションによるコメディすわ.

すごいっすねえ~やっぱり….天才ですよ…。。
これは観た方がいいっすね.

前作の”大日本人”みたくわかりやすい感じではないけど,
ああ~…やっぱり松本さんは直感肌の天才なんだな…
と感じられる作品っすね.おすすめっすわ~


色即ぜねれいしょん

2009-08-30 23:46:09 | movie
観てきたすわー

--------------------------

「色即ぜねれいしょん」

原作:みうらじゅん
監督:田口トモロヲ
脚本:向井康介
出演:渡辺大知,峯田和伸,臼田あさ美,岸田繁,堀ちえみ,
   リリー・フランキー,森岡龍, 森田直幸, etc...

--------------------------

いやあ~良かった~.
文科系高校生の胸キュン性春映画だったなあ~

みうらじゅんの自伝的映画ということで,基本的にはみうらさんの
「色即ぜねれいしょん」,「青春ノイローゼ」という自伝小説の流れを
組んだ,悶々高校生の話だったすね.

ストーリーとしては,ロックな生き方を目指すも,現実の平凡で悶々とした
生活にうんざりしている,京都の仏教系男子校に通う文科系高校生のお話.

ある時,同じ文科系の仲間が持ちこんだ
「隠岐島のユースホステルにはフリーセックス主義者が集まる」
という噂を聞きつけて,悶々高校生トリオがユースホステルへ行き,
そこでの出会いを糧に成長していき,京都に帰ってからは・・・という話.

ネタバレしたくないので詳しくは書かないが,そのユースホステルで出会う,
臼田あさ美演じる”オリーブ”がたまらなく良かった.
こういう女っているっすよw すげーリアルだわw

こんな感じでホントナチュラルな感じで男を狙う女豹みたいな?
魔性系の女性に警戒してしまうのが文科系男子なんだろうなあ~…
すげえ魅力的かつ危険な匂いが出てたけど,臼田あさ美の
演技力なのか…トモロヲさんの演出力なのか…
どっちなんだろ…両方なのかなあ~?
ブレイクしそうだなあ~
主人公の渡辺大知もかないいい味出してたから,今後,ジャパニーズ
ミニシアター業界で引っ張りだこになったりして…

あと書きたいこととしてもう一つ.この映画の中で,
”フリーセックス”
という単語が何回出てきてるんだろ…?
100回超えるんじゃね…?
この映画をカップルで観に来てる人もいたけど,選択ミスじゃね?(汗)
女性には深いところで共感は得られない種の映画じゃないかなあ~???
と思うくらいの男子目線だったけどなあ~???

大槻ケンヂ原作・KERA監督の”グミ・チョコレート・パイン”が
ニューウェーブ/ノイズ・インダストリアルに憧れる悶々高校生の話で,
今回の”色即ぜねれいしょん”がボブ・ディランに憧れる悶々高校生の話.

80年代にデビューした,みうらさん,トモロヲさん,KERAさん,
大槻さん…等のサブカルキング達が,20年の時を経て広い意味で
同じジャンルに属する性春映画を撮ってることが非常に興味深い….

でもこの高校生の前向きな夢を追う姿に,昔の自分を思い出しつつ,結構元気を
もらえた気がするなあ~…

確かに,別れは新しい出会いの始まりなんだよな~
まあ,相変わらずみうらじゅんマジックにハマってる気がするが,
もがいてナンボさ.

DVD化したら買って観直したい感じの良作でおすすめすよ~

メイキングのススメ

2009-08-14 02:03:50 | movie
メイキングが面白い.

映画のDVDを買った時に,”初回限定”で,
1000円プラスしてお金を払えば付いて来るDisc 2.

この1000円をケチると大きな損をする.
そう断言したい.

今年の盆は荷物整理等の作業や掃除といった,作業であり
労働でもある細かい作業に追われているため,
いつも程の予定を入れずに,旧友との飲みやらメシやらを
小出しに入れつつ,本読んだり,深夜にスコッチを飲みながら
DVDを観たりしてのんびりしている.
このお盆の深夜は

「少年メリケンサック」
「罪とか罰とか」

という,劇場で観た映画のDVDを購入して観直している.

いやあ~…面白い….

本編も観直す価値のある秀作2品であるが,それと同じくらい
メイキングも面白い.メイキングにここまで情熱…というか,
力を注げるのも作家のこだわりなのだろう.

へえ~クドカンはエチュードで台詞を足して行くんだ~とか,
KERAさんはみっちりリハーサルをやって,本編では見逃してた
小ネタをこんなに仕込んでたんだ~…といった発見もできるが,
それ以上に,アイデアが生まれる瞬間を観られるのが楽しい.

特に”少年メリケンサック”の特典ディスクがすごい….

本編の倍以上のボリュームで,全部観るのに半日も要してしまう
くらいだった.本編では観られない宮�あおいの笑顔やら表情やら
熱意やらには,マジで感動すら覚えた.

クドカンの演出シーンも的確だな~…やっぱ天才だなあ~…
と感心するし,役者の素顔も非常に面白い.

”少年メリケンサック”のメイキングでは宮崎あおい,
”罪とか罰か”のメイキングでは成海璃子と奥菜恵の
表情にやはり感動を覚えた.

ビデオと違ってDVDではメイキングやらコメンタリーも充実しているため,
1000円をケチって初回限定版を避けるのは非常に損な気がする.
メイキングってドキュメンタリームービーっすよ.

カンブリア宮殿とかソロモン流とかガイアの夜明けとかの
ビジネスライクな形じゃないものづくりの現場っすよ.

いやあ~宮崎あおいはやっぱりいいなあ~…




インスタント沼

2009-06-08 01:11:59 | movie
観てきたすわー

----------------------------------------------

「インスタント沼」

監督・脚本 : 三木聡
出演 : 麻生久美子,風間杜夫,加瀬亮,松坂慶子,
    相田翔子,ふせえり,宮藤官九郎,岩松了…etc

----------------------------------------------

いやあ~面白かった.
小ネタ満載のオフビートな脱力系コメディ.

麻生久美子の出演している映画は大体,観終わった後に
気持ちが晴れて澄んだ感じになる.

この映画は,大好きなTVドラマの”時効警察”の仕掛人で
監督・脚本も務めていた三木聡監督と,”時効警察”の
ヒロインである麻生久美子,そしてレギュラーだった
”ふせえり”やら岩松了やら”三木ファミリー”満載と
いうことだったので,ある種「ブランド買い」的な感じで
観に行ったのだが,案の定やっぱり面白かった.

ストーリーとしては,

「ジリ貧人生の女性編集者が,雑誌が休刊して仕事を辞めて,
不思議な生き別れた父親の存在を知って,その父親が経営する
怪しい骨董屋を始めるうちに,父親を通じて沼の秘密に出会い,
自分の幸せを見つける」

…という,活字にしたらさっぱりわからないが,映画としては
ドラマにして全10話に分割しても全然行けるくらいの,
ミニシアターっぽさとポップさを兼ね備えた,個性派揃いの
秀作だったすわ.

最近,麻生久美子がミニシアター系の映画でひっぱりだこらしいが,
この映画もサバサバしたコメディエンヌとしての才能と魅力が満載だった.

にしても”しおしおミロ”なる,ミロ8に牛乳2の割合の
粉っぽい飲み物にかなり興味を惹かれた.美味いのか?

そして映画の最後の麻生久美子の台詞.

「人生は泣いてる時よりも笑っている時間の方が長い!」
「一晩寝れば全て忘れる!」

はポジティブシンキングの名言すね.

これからも好きな女優は?と聞かれたら「麻生久美子」と
答えて行きたいし,これまでで一番好きなTVドラマは?
と聞かれたら「時効警察」と「濱マイク」と答えて行きますよ.
応援してますよ~