HAPPY SLEEP

SUNDAY-FRIDAY

色即ぜねれいしょん

2009-08-30 23:46:09 | movie
観てきたすわー

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「色即ぜねれいしょん」

原作:みうらじゅん
監督:田口トモロヲ
脚本:向井康介
出演:渡辺大知,峯田和伸,臼田あさ美,岸田繁,堀ちえみ,
   リリー・フランキー,森岡龍, 森田直幸, etc...

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いやあ~良かった~.
文科系高校生の胸キュン性春映画だったなあ~

みうらじゅんの自伝的映画ということで,基本的にはみうらさんの
「色即ぜねれいしょん」,「青春ノイローゼ」という自伝小説の流れを
組んだ,悶々高校生の話だったすね.

ストーリーとしては,ロックな生き方を目指すも,現実の平凡で悶々とした
生活にうんざりしている,京都の仏教系男子校に通う文科系高校生のお話.

ある時,同じ文科系の仲間が持ちこんだ
「隠岐島のユースホステルにはフリーセックス主義者が集まる」
という噂を聞きつけて,悶々高校生トリオがユースホステルへ行き,
そこでの出会いを糧に成長していき,京都に帰ってからは・・・という話.

ネタバレしたくないので詳しくは書かないが,そのユースホステルで出会う,
臼田あさ美演じる”オリーブ”がたまらなく良かった.
こういう女っているっすよw すげーリアルだわw

こんな感じでホントナチュラルな感じで男を狙う女豹みたいな?
魔性系の女性に警戒してしまうのが文科系男子なんだろうなあ~…
すげえ魅力的かつ危険な匂いが出てたけど,臼田あさ美の
演技力なのか…トモロヲさんの演出力なのか…
どっちなんだろ…両方なのかなあ~?
ブレイクしそうだなあ~
主人公の渡辺大知もかないいい味出してたから,今後,ジャパニーズ
ミニシアター業界で引っ張りだこになったりして…

あと書きたいこととしてもう一つ.この映画の中で,
”フリーセックス”
という単語が何回出てきてるんだろ…?
100回超えるんじゃね…?
この映画をカップルで観に来てる人もいたけど,選択ミスじゃね?(汗)
女性には深いところで共感は得られない種の映画じゃないかなあ~???
と思うくらいの男子目線だったけどなあ~???

大槻ケンヂ原作・KERA監督の”グミ・チョコレート・パイン”が
ニューウェーブ/ノイズ・インダストリアルに憧れる悶々高校生の話で,
今回の”色即ぜねれいしょん”がボブ・ディランに憧れる悶々高校生の話.

80年代にデビューした,みうらさん,トモロヲさん,KERAさん,
大槻さん…等のサブカルキング達が,20年の時を経て広い意味で
同じジャンルに属する性春映画を撮ってることが非常に興味深い….

でもこの高校生の前向きな夢を追う姿に,昔の自分を思い出しつつ,結構元気を
もらえた気がするなあ~…

確かに,別れは新しい出会いの始まりなんだよな~
まあ,相変わらずみうらじゅんマジックにハマってる気がするが,
もがいてナンボさ.

DVD化したら買って観直したい感じの良作でおすすめすよ~

20

2009-08-24 00:38:25 | music
結成20周年すよ.
そか~…って感じだ.

多分,19年追ってるなあ~…
あの頃は中1だったが,今はもう30…時代を感じるすわ…

てことで購入したのです.

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電気グルーヴ 結成20周年記念アルバム
『20』(トゥエンティ)

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意外にも全曲ボーカルの入った唄モノのアルバムだ.
本編のCDは,歌詞こそ狂ってるが,割と聞きやすい
メロウなメロディのポップアルバムだった.
基本的には前作の「J-POP」「YELLOW」とほぼ同じ音.
MUTEのエレクトロポップっぽい感じだった.

YMOの「浮気なぼくら」的な感じ?

そんなこともできる余裕ができてきたんすねえ~.
トンガリキッズの頃の電気から追ってるファンにとっては,
「いやあ~丸くなったねえ~」
なんて思いつつも,
「自分も同じだけ歳とってるからこの感じでいい塩梅」
なんすよねえ~

でも特典のDVDのまるでResidentsのDVDを観てるかのような
狂った感じを見せ付けられるにつけ,

「変わってないなあ~」

と思わざるを得ない.

特に最近の電気のPVはすごい.
CD出さずに,音楽と映像だけのDVDを出しても良いんじゃ?
と思うほどの傑作だ.天久聖一大先生の映像作家としての
センスもこれでもかってほど見せ付けられた.

にしても

「ピエール瀧の体操42歳」

はすごい.これまでで一番すげーっすわw
狂いっぷりもこれまでで一番だし,
何よりもCG使ってるのに驚いたw

ここまで凝ったことをおまけディスクでできるほど
テクノロジーが進歩したってことですよ.

電気の活動が活発になってきてうれしい限りだ.

最近買った少年メリケンサックにもピエール瀧が普通に出てたし,
サブカル軍団がどんどんポップカルチャーを融合してきて
よい感じだねえ~

次の電気のライブはどんな感じなんだろ~???

Boot Camp

2009-08-23 02:52:48 | computer
隔世の感…そして感無量だ.
発端は昨年のリーマンショックに遡る.

「お,何かAppleの株価がお手頃価格まで
 落ちてんじゃん.買っとこ」

という感じでApple株を末端価格で購入し,
現時点でMac Proを買える程度の利益確保.

てことで,保有株の一部を現金化して購入したのです.

「MacBook Pro 2800/17 」
CPU:Core 2 Duo2.8GHz(6MB)
メモリ:DDR3 PC3-8500 4GB(Max:8GB)

いやあ~ついに買ったすよ.
念願の17インチMacBook Pro…

現時点でAppleのフラッグシップモデルのノートPCだ.
いやあ~速いっすわ~…。。。

7年前のPowerMacG4で頑張ってたが,OSをアップグレードする度に
重くなり,時代とともにFlashが重くなるため,ネットサーフィンの
スピードも落ちていく…このストレスの解消を何とかすることができた.

Appleに投資して,儲かったお金でAppleのPCを買う…
なんて理想的な関係なんだ.

”完全にAppleのロイヤルカスタマーじゃん!”

I don't wanna be your dog…
…なんて思いつつも,Appleの戦略にはいつも頭がクラクラくる.

マーケティングと商品企画とその開発スピードたるや恐ろしいものがあるすわ.
ホント,アメリカの優秀な人材が集まってるんだろうなあ~…
ほぼ毎年センセーショナルな商品を量産し続ける.
このままであって欲しいのでジョブズの健康を祈り続けるすわ~…,

てことで,現時点で4台も自宅にPCがあるのでこれで5台目なのな.
しかし全てMac…であるため,今回のIntel Macの”Boot Camp”を
使ってWindows Vistaをインストールし,MacとWinのデュアルブート
が可能なPCにしたのです.

大学院時代に使ってたレッツノートが2~3年前に壊れてから,
ずっと我が家には不在だったWindows.
家に帰って,会社と同じようなPCを使いたくない思いもあって
Win無しでずっとやってきたが,Mac版Officeのもっさり感にいい加減
うんざり来ていたので,仕事では使わないVistaを導入.

そこで気になったことが2つ.

⑴Vistaって容量食い過ぎじゃね?
⑵Boot Campって,MacとWinで発熱違いすぎね?

ってことだ.

Vistaを入れるだけでHDDが30GB相当必要なんすね…
知らずに,HDDの割当てを32GBにしてたら,OSインストールして,
更新パッチ当ててる間にHDDがいっぱいになってしまったから
やり直したすわ…

そしてBoot Camp.
WIndowsで起動したときのPCの発熱量が違い過ぎっすわ…
システムの最適化をMacOSX仕様でしてるから,Winで使ってる時は
かなりの電流ロスが発生してる…なんてことはないよね?

Boot Campでのトラブルを”サポート外”としている
Appleの姿勢に,エンジニア達の苦渋の決断が見え隠れするのだが…

でも相当満足なPCだ.
まさか17インチMacBook Proが19万円台で買えるとは…
ホント隔世の感だわ…

メイキングのススメ

2009-08-14 02:03:50 | movie
メイキングが面白い.

映画のDVDを買った時に,”初回限定”で,
1000円プラスしてお金を払えば付いて来るDisc 2.

この1000円をケチると大きな損をする.
そう断言したい.

今年の盆は荷物整理等の作業や掃除といった,作業であり
労働でもある細かい作業に追われているため,
いつも程の予定を入れずに,旧友との飲みやらメシやらを
小出しに入れつつ,本読んだり,深夜にスコッチを飲みながら
DVDを観たりしてのんびりしている.
このお盆の深夜は

「少年メリケンサック」
「罪とか罰とか」

という,劇場で観た映画のDVDを購入して観直している.

いやあ~…面白い….

本編も観直す価値のある秀作2品であるが,それと同じくらい
メイキングも面白い.メイキングにここまで情熱…というか,
力を注げるのも作家のこだわりなのだろう.

へえ~クドカンはエチュードで台詞を足して行くんだ~とか,
KERAさんはみっちりリハーサルをやって,本編では見逃してた
小ネタをこんなに仕込んでたんだ~…といった発見もできるが,
それ以上に,アイデアが生まれる瞬間を観られるのが楽しい.

特に”少年メリケンサック”の特典ディスクがすごい….

本編の倍以上のボリュームで,全部観るのに半日も要してしまう
くらいだった.本編では観られない宮�あおいの笑顔やら表情やら
熱意やらには,マジで感動すら覚えた.

クドカンの演出シーンも的確だな~…やっぱ天才だなあ~…
と感心するし,役者の素顔も非常に面白い.

”少年メリケンサック”のメイキングでは宮崎あおい,
”罪とか罰か”のメイキングでは成海璃子と奥菜恵の
表情にやはり感動を覚えた.

ビデオと違ってDVDではメイキングやらコメンタリーも充実しているため,
1000円をケチって初回限定版を避けるのは非常に損な気がする.
メイキングってドキュメンタリームービーっすよ.

カンブリア宮殿とかソロモン流とかガイアの夜明けとかの
ビジネスライクな形じゃないものづくりの現場っすよ.

いやあ~宮崎あおいはやっぱりいいなあ~…




チャンスを捕りにいけ

2009-08-10 03:23:55 | culture
久々の更新になってしまった…
とにもかくにも忙しい…。。。

こんな時間まであれやこれや作業してたら
そりゃ疲れるさ.でも前向きな疲れなのでよいのだ.

そんな中,TVを観ながら作業してたら流れてきたのが
”ドリームマッチ '09 SUMMER”
なのだが非常に面白かった.

特にダントツでセンスが良く,感動するほど面白かったのが
オードリー・若林とNON STYLE・石田の新コンビの漫才だ.
これは年始の松本さんと内村さんみたく,仕組んでくっつけた
としか思えない組合せだが,感動のコラボレーションだった.

あの計算ずくのオードリー若林の笑いのセンスで,NON STYLEの"スピード感は
あるがボケのパンチが弱い"という弱点を補って,このコンビでM-1に
出れば優勝できるんじゃ?と思われるほどの漫才に仕上がっていた.

いやあ~いいものを観た.

もし自分がテレビ関係者だったら,このオンエアを観た直後に,
オードリーとNON STYLEの2組による番組の企画書を作るだろう.
それくらい感動できた.

露出が増えて春日に飽き始められているオードリーと,ブラマヨや
チュートリアルといった上が詰まってるせいもあってM-1王者の風格の
無いNON STYLE.この状況を打破するには…2組で手を組むしか
ないんじゃないすかね?

そんなことを考えつつライブと舞台のチケゲッツもしております.

9/月:OTODAMA '09
10月:大人計画「サッちゃんの明日」
   :Drive to 2010「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー」

一応抑えた.メインどころは.

再来週には電気グルーヴの新譜「20」も発売するし,
”色即ぜねれいしょん”も今週末に封切りになるし,
割とコンスタントに刺激が途切れない時期だ.

OTODAMAはユニコーンと筋少とフラカンとビークルとポリが
一緒に出るだけで奇跡のような通好みのロックマニア向けイベント.

大人計画の公演は「キレイ」以来なので非常に楽しみだ.

KERAさんのイベントは久々にKERAさんの別ユニットである
Long Vacationという,「テクノとアコースティックを共存させるポップス」
の曲を聴けるだけで,中学~高校時代の俺フラッシュバックだ.

でも"Drive to 2010"はまだ観たいのがいくつかある.
中学生時代から好きな女優は?と聞かれたら
「戸川純」
と答えてた自分だ.そりゃ日本のパンクの母の戸川純も観たい.
そしてヒカシューも観たいし,オーケンも観たいし,
最近知った山下総合病院も観たい.
しかし…年休を取れない時期であるのも事実.
土日で行けるとこに行くかだな…

幸い,9月後半からの半年間,仕事の関係で隔週で
週末(土~日)に東京にいることになったので,
割と東京での予定を入れられるようになった.

しかし,そのせいで10月の大人計画の舞台が危ぶまれている…
その日に仕事が入る可能性が高く,ヤフオクでの売却を
避けられないかも…と思いつつも諦めずにギリギリまで粘ろう.
行けるかもしれないし.

でもこの隔週週末に東京にいる半年が勝負の半年だ.
チャンスをモノにして東京へ異動する切符を捕りに行かねばなのだ.
ニューロティカの「チャンスを捕りに行け」を聞きながらテンションを
上げて行くのだ.

てことでお盆休みは,昨日届いた「罪とか罰とか」と
「少年メリケンサック」のDVDでも観て頭をリラックスしつつ
仕事関係のレポートをまとめつつ,色々と本を読んだり
英語の勉強したり吸収の1週間にするかな?
飲み会も挟みつつ…