HAPPY SLEEP

SUNDAY-FRIDAY

伊東ビートニクス

2011-01-08 01:29:19 | culture
”ワンダーJAPAN”というムックがある.

廃墟とか萌える工場とか,B級スポットとかを紹介する,
季刊の新手のサブカルムックだ.

その雑誌に載っていて非常に気になっていた,
新宗教の不思議な巨大建築を見学してきた.

某世界文明教団Mの巨大建築だ.

いやあーびっくりした.そして興奮した.
あまりの驚きで,メンバー全員で記念撮影した.
何なんだ?
このジブリみたいな?
大友克洋のアニメみたいな?
建物は…。。。

マジでキテた.この巨大建築からパッと後ろを観ると
ものすごくキレイに富士山が見えた.

なんという好立地なんだ.

でも,そんな写真をガンガン撮ってる時に,
黒服の幹部らしき人が白セダンに乗って
我々の横を通り過ぎて行った.

非常にビビった.
だが,この写真を撮れただけで非常に良かった.

で,この新宗教,教義を前日にネットで調べてたら,
教義のベースが,昨春の旅行で行った”モーゼの墓”で
出て来た「竹内文書」という古文書をベースに行われているらしい…。。。

竹内文書によれば.イエス・キリストは十字架で磷けにされず,
実は磷付けにされたのはキリストの弟で,しかも
キリストはその後日本に亡命して青森で亡くなったらしい.
そしてモーゼは十戒で人々を助けたあとでUFOで石川に来て,
天皇の娘と結婚し,石川県で亡くなったとか。。。

にしても,この竹内文書.もっとエピソード
がありそうだw

もっと詳しい竹内文書の本を買ってみるかな?
めっちゃ本が出てるが,どれもこれも超絶だw

・竹内文書―世界を一つにする地球最古の聖典 (5次元文庫) 高坂 和導
・竹内文書と月の先住宇宙人 (超知ライブラリー) 飛鳥 昭雄
・謎の竹内文書―日本は世界の支配者だった! (徳間文庫) 佐治 芳彦

…などなど,オカルトとカルトの点と線…

すごいなあ~w


熱海ビートニクス

2011-01-08 00:12:31 | culture
当初は年末年始を香港で,と考えていた.

芸能人みたく,グアムとかバリとか
ワイハとかギロッポンとかペリドンとか,
そんな派手な年末を過ごそうと考えていた.

しかし,値段的に年末は高いので香港かな?
となったが,それでも20万近くするので,

日本で香港みたいな夜景の奇麗な所は無いか?

と,探したところ,和製・九龍半島といえば,
伊豆半島だろう…ということで,
100万ドルの夜景ならぬ100万円の夜景の
”和製香港”こと熱海に行き先決定したのな.

てことで,

「熱海ビートニクス」

だが,昨春の石川サブカルツアー同様,
今回は(も?)行き先プロデュースに参加.

しかも,熱海といえば2年前に部署旅行の幹事の際に
した熱海プロデュースの経験を生かし,行き先を
下記のように設定した.

<1日目>
★レストランスコット:昭和21年創業で,谷崎潤一郎や志賀直哉といった文豪たちが通ったことでも知られる
★熱海秘宝館:エロテーマパーク
★熱海モンブラン:晩年を熱海で過ごした文豪 谷崎潤一郎が好んだモカロール
 
 
<2日目>
★怪しい少年少女博物館:まんだらけ以上
★伊豆ガラスと工芸美術館:お土産購入
★熱川バナナワニ園
★蝋人形美術館


<3日目>
★新宗教巨大建築(とある世界に名だたる文明教団の巨大施設)
★”トイレの神様”明徳寺
★ジャズ喫茶ゆしま

いやあ~満喫.

これほど満喫し,充実し,楽しかった年末はこれまで無かった.
ほぼ毎年,飲んだくれて終わる年末が,温泉でかなりの
メンタル孝行になった.

写真は熱海秘宝館.
ここは部署旅行で行きたかったが,
部長判断で中止になった曰く付きの場所だ.

全編下ネタのテーマパークで,かなりの満足感だった.
エロオブジェ,エロ人形,エロ仏像,エロハリボテ,
エロ3Dテレビ,エロビデオ…などなど,

サブカルツアー初日に相応しい場所だった.
ぜひ熱海に行く機会があったら行ってみて欲しいスポットだ.

てことで,2日目からは伊東へ移動し,
部署旅行でも行った,「怪しい少年少女美術館」,「ガラス館」,
そして昼からは,「バナナ」と「ワニ」の繋がりがわからない
「熱川バナナワニ園」,蝋人形…という時点でB級の「蝋人形美術館」.

まあーB級だった.てか蝋人形館はC級.
店員のおばちゃんの対応がC級w

どこもかしもこ,ゆる~~い感じ.
一時期流行った「脱力系」のツアーで,年末には相応しかった.

てことで大分長文になってきたので,3日目は別紙で.
「伊東ビートニクス」でレポしよう.





母を逃がす

2011-01-02 23:23:50 | stage
観て来たすわー

--------------------------

大人計画 本公演

「母を逃がす (再演) 」


作・演出:松尾スズキ

出演:阿部サダヲ 宮藤官九郎 池津祥子 顔田顔彦
   宍戸美和公 宮崎吐夢 猫背椿 皆川猿時
   村杉蝉之介 田村たがめ 荒川良々 近藤公園
   平岩紙 少路勇介 松尾スズキ

於 森ノ宮ピロティホール(大阪)

--------------------------

いやあ~面白かった…。。。

昨年観た「サッちゃんの明日」という舞台は

>見終わった後のいや~な後味の悪さと,ドッと疲れるこの感じ…
>この根本敬さんの漫画を読んだ後のような後味の悪さ…

と,昨年の記事で感想を書いていたくらい,強烈な作品だった.

しかし本作品は,非常に観やすく,ずっと前に観た「キレイ」に
近い,非常に人間の業のようなものを凝縮しつつ,
ものすごい笑いのレベルの高いコントが挟まれているような構成で
エントリー向けのように感じた.

で,ストーリー.舞台は自給自足の農業共同体のの話.

東北の農業共同体”クマギリ”の頭目(阿部サダヲ)
の家族を中心に仕切っている.

でも,ある夜、謎の男が侵入したことをきっかけに,
に様々な問題が起こる.

他の村から追われて来た面子(宮藤官九郎・荒川良々)なども
村に入って来たり,刑務所にいるはずの頭目の兄貴(皆川猿時)
が急に釈放されて帰って来て,権力闘争が始まり,村人が
クーデターを画策したりと内ゲバが始まり…という感じの

”閉鎖社会から逃れたくても行き場のない男女の悲喜劇”だった.

舞台が始まった最初の方で,初演の時代背景を考えても
”ヤマギシ村”がモチーフになってるな…と感じた.

この舞台が最初に公演された1999年の前後で
確かヤマギシ村は問題になっていた気がする.おぼろげだが.

まあ,ここでヤマギシズムについて書くのは避けよう.
明らかに「母を逃がす」での農業共同体”クマギリ”よりも
シャレにならないリアルを持ち,この舞台で繰り広げられているような
笑いも無いであろう世界だし.

でもこの舞台ではヤマギシズムのような原始共産主義の脆さを,
狂気と笑いに昇華して非常に素晴らしい世界観を構築してる.

2時間半,どっぷりとハマった.
時間を忘れて,2時間半後に
「あ,2時間半経ってるじゃん!」
と気づいたくらいだ.

とにもかくにも,松尾さんの描く台詞の言葉尻の面白さ,
言葉の選び方,絶妙な比喩など,松尾さんの書き物に
観られる面白さが100%存分に生かされている作品だった.

これは大人計画の入門編として,DVDで出すべきだと思う.
ポップでディープでブラック.

もう1回ゆっくりと家で夜にウヰスキーでも飲みながら観たい.
何とか…DVD化をよろしくです…。。。

そしてカーテンコールの宮崎吐夢氏の司会の面白さは異常だった.
特にメンバー紹介が感動する程面白かった.

「お芝居が上手なことに定評があります.阿部サダヲ!」

「最近,顔が火照って火照ってしょうがないそうです.
 ミセス更年期・池津祥子!」

「映画にドラマに大活躍.映画版ゲゲゲの女房では
 ゲゲゲに挑戦しました,宮藤官九郎!」

「意外にも正義感の塊.曲がったことは許せません.
 嫌いなものは差別と黒人,荒川良々!」

あと,他のメンバーも面白くプレゼンしていた.
うろ覚えだが,猫背椿が若い男性スタッフ食いまくりとか
ネタにしてたw

非常に笑いのレベルが高く,大人計画のポテンシャルには
驚くばかりだ…。。。

来年も本公演があったら行くぜ!

しにものぐるい

2011-01-01 02:30:58 | diary
そんな感じで正月.
今年もガキの使いを観ながらいつのまにか年越し.

…このフレーズで書き始めるのも今年で5年目.

ただ今年はいつもと違うのは,29日~31日の本日まで
熱海~伊東のB級スポットを中心に巡る脱力同窓仲間恒例ツアー
に出ていたことだ.

熱海秘宝館,洋食屋スコット,ジャズ喫茶ゆしま,
怪しい少年少女博物館,蝋人形美術館,熱川バナナワニ園,
明徳寺,新宗教の巨大建築総本山…etc

旅行の詳細についてはまた別途"熱海ビートニクス”として書くが,
かなりの熱海DEEPツアーだった.
そしてめちゃんこ楽しかった.仕事を完全に忘れる事の
素晴らしさを身にしみて感じた.

てことでブログも書き始めて丸っと6年が経って7年目突入.
7年…色々あった…一喜一憂を繰り返した.

てか,この1年でさえ一喜一憂を繰り返した.
昨年1年を振り返り,漢字一文字で表すならば,

「諦」

の文字だろう.色々なことを諦めざるを得なかった.
漢字二文字ならば

「消耗」

だろうと思う.

一昨年から昨春までの1年間頑張ったマーケティング研修の
アウトプットは,PJ化はするが,提案した我々の知らない所で
進むことになり,自分自身の企画行きの可能性もほぼ皆無になった.

そんな状況下,自身の開発業務は難易度の高い,
ギリギリの設計をしているため困難を極め,激務多忙の毎日.

でもって来月から自身の業務の直属の先輩が2人しかいないのに,
2人とも研究所に1年間の派遣で出向することが決まった.

この状況下で希望を持てというのが難しい.

もはやキャリアは大きな流れに身を任せるしかないらしい,
やりたいことをやるための努力は惜しまないが,
期待はできないなあ~…。。。

「人生に期待するな」

という,たけしさんの名言が身に染みる.
去年期待していたターニングポイントは無くなり,
これから数年も変化は無さそうだ.

今年からは公私割り切ってプライベートでの充実を目指そう,
まあ,今でも充分プライベートの予定はガンガンに詰めているが.

特に最近,YahooパートナーとかYahoo縁結びから
頻繁にDMが届くので登録してみようかしらん?
と,昨夜の宴会で話していた.
面倒だからやらないけど.時間が無さ過ぎだからなあ.

今年のテーマは「人生仕切り直し」.

キャリアは思い通りに行きそうにないので,あまり信じたくはないが,
人生のシナリオ的な?そんなものを感じながら,
エッジを削って行こうと思う.なう.

10年前にサブカル大学生からの脱却を図ったメジャー志向
「ソフトランディング」
と,運良く宮藤官九郎や松尾スズキの台頭によるサブカルの
メジャー浸透による時代との迎合でのチェンジからもう一歩進んで,
もう少し変えたい,と思う今日この頃エブリなう.