HAPPY SLEEP

SUNDAY-FRIDAY

ダンス素凡夫

2011-04-25 00:55:10 | live
行ってきたすわー

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「鶴舞音楽祭2011」

2011年4月24日(日) 愛知県 鶴舞公園

出演者:石野卓球 / KEN ISHII / youhei /
    Banquet CREW / センナトムカイ / AKIRA SAOTOME

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いやあー踊った.既に足が痛い.

昼から夜までビール飲んで,踊って,ジーマ飲んで,
踊って,ウオッカ飲んで踊って…って感じ.

野外レイヴ,初体験だったが,フェスとは違う趣きで
大変良かった.

2年前に電気グルーヴのライブに参戦した友人と
一緒に行って来たのだが,2人とも意見が一致したのは,
フェスと違ってあまりハズレがないということだ.

フェスは割と,お目当てじゃないバンドとかが
若干の苦痛を伴うことがある.
それが疲れを倍増させたりするものだ.

卓球さんがオーガナイズしているからか,
出演者のDJの方々のセンスにムラがなく,
「アシッドでミニマル」が基調だった.
最初は酒を飲みながら座って聞いていたが,
それでもあっという間に時間が過ぎていったし.

そしてKEN ISHIIさんっすよ.

中学時代に電気グルーヴのオールナイトで
聴いて,すぐに名古屋のMEGAMIXという
12inchのレコードを扱っているレコード屋で
購入したのを覚えている.
中学時代,放送委員だったのでKEN ISHIIを
かけたんだよなあ~….1993年だったから
誰も知らなかったけどw

それからだから,20年近く追っていることになる….
20年越しの初見か…長かった….
しかもKEN ISHIIの初期の代表作「EXTRA」
まで回すとは…驚いたし,感動もした.

まるでライブのようなグルーヴに大いに感動.
また観たい….

そして石野卓球さん.

「アシッド→エレクトロ→唄ものコラージュ→アシッド…」

というループだったが,遊び心満載で震えた.
リズムのパターンがここまで多いとは….

特に唄もののサンプルでソウルミュージック等と
ゴリゴリのエレクトロをMixしていたが,ここまで
合うとは驚きだった.

しかも卓球さんは,今週末はドイツの最大級の
屋内レイヴMAYDAY2011で回すそうな…。。。
もはや日本を代表するDJだな….

てことで,満喫した鶴舞レイヴ.

明日の足腰は非常に心配だが…夏にはサマソニ2連チャンが
待っている.身体を鍛えねばだ.

Low Life

2011-04-17 23:52:15 | diary
本日は起きてから半日,
ずーっとP.i.L.を聴きながら資料作成.

「東日本全体が弱ってるから西日本で頑張ろう」

という事業部の決起大会が月末に開催.

その宴会で,各部署がテーマフリーで発表しなくては
ならないので,くだらない架空の商品を提案する予定.

資料にはロジカルシンキングやQCツールを
駆使して笑いを作った.論理的思考とナンセンス,意外に新しいかも.
わかる人しかわからない知的娯楽に仕上がり満足だ.

この宴会,自分は出張のため参加できないのだが,
作家としての参戦.かなり濃いものができた,
P.i.L.をBGMにしていた効果があったのかもしれない.

てことで,P.i.L.を再び聴き直しているのには訳がある.
今年上半期の楽しみを押さえつつあるのだ.

4月:鶴舞音楽祭(石野卓球,KEN ISHII,etc...) ※野外レイヴ
5月:海外旅行 ※GWを利用
6月:ケラ&ザ・シンセサイザーズLIVE
7月:宮藤官九郎・作&演出「SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER」
8月:SUMMER SONIC 2011 ※2日間共

ほぼ毎月,何かしらの予定をぶち込む予定.
しかもほとんど名古屋~大阪.
東京はシンセライブのみか.
常に身体に刺激を与えて,感性を研ぎすませようという作戦だ.

特に今年のサマソニがすげえ.
P.i.L.にBow wow wow,Pop Group,Primal Screamといった
ニューウェーヴの生き神様,新鋭のStrokesからBeady Eye,
20年振りにフェスで観るX JAPANなどなど,濃すぎる内容だ.

しかし,この作戦も段々とマンネリ化してきた.

現時点で,このレベルの刺激は結構なものなはずなのだ.
レベル7はあると思う.

でもこんな感じで定期的に刺激を求めてイベントやら
何やらに参加しつつ,パワーを貰い感性を高める…という
スタイルでは限界が見えて来た.

ここ数年の人生のマンネリ化が気になるのだ.
同じことを繰り返してる.

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 繰り返し 繰り返し 来た道を辿るよ
 繰り返し 繰り返し 来た道が見え

(平沢進「Sim City」)
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まさにこの平沢さんの歌詞のような心境だ.

この最低でも2ヶ月に1回は刺激を入れる生活.
ライブ,フェス,映画,舞台,飲み会…
という,このパターンがマンネリ化してきた.

恐らく,今後,奇跡的に,運命的な出会いがあり,
奇跡的に結婚したり,奇跡的に子供ができても,
すぐに同じようにマンネリ化に陥るのもわかってる.

だからそこを真っしぐらに目指しても答えは無いであろう.
刺激だけじゃない何かを今年は見つけないとなあ~.

「今が一番幸せ」って言葉に反吐が出てしまう.
このカウンターカルチャーにどっぷり染まった
自身のパーソナリティ…変わんねえけどしょうがないなあ~。。。
現状に満足してたら新しいものは生まれない.

何とかマンネリ脱出したい.
そのための武器として今年は英語を頑張ろう.
独身フリーの身なので海外勤務だってウェルカム状態じゃないか.

今年は英語を頑張って,何とか大学時代のTOEICの点数くらいまでは
戻りたいところだ…昔は聞き取れた会話が聞き取れないし(涙)
モスキート音のように英会話が聞こえなくなってきてる…。。。


国民の映画

2011-04-10 21:58:38 | stage
観て来たすわ~

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『国民の映画』

於:森ノ宮ピロティホール

作・演出:三谷幸喜
キャスト:小日向文世,段田安則,白井晃,石田ゆり子
     シルビア・グラブ,新妻聖子,今井朋彦,小林隆,平岳大
     吉田羊,小林勝也,風間杜夫

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久々の三谷幸喜さんの舞台だった.
「オケピ」以来なので,10年以上ぶり.
チケットも9500円と高いが,名古屋から大阪まで遠征してきたすわ.
遠征と言っても,車で2時間だが.

内容はといえば,さすが三谷さん…としか言いようのない,
骨太のストーリー,そして,それぞれの登場人物全員に完成された
パーソナリティが与えられていた.

正直,ここまで話に脱線無く,完成度の高いストーリー展開の
計算され尽くしたものとは思っていなかったので,相当感動した.

今回は「劇団四季」しか観たことのない相方との観劇だったので,
観終わった後,満足していたようだったが,確かに,初心者でも
十二分に楽しめるクオリティだった.

ストーリーも良かった.

舞台は1940年代のベルリン.ナチスの宣伝省大臣の
ゲッベルスが主人公.これを演じているのが小日向文世さん.
そして航空相のゲーリングが白井晃さん,
ゲシュタポ長官のヒムラー役が段田安則さん,
この3人がコアメンバーだ.

すべての芸術とメディアを監視検閲する権利を与えられていた
ゲッベルスが,映画関係者たちをホームパーティーに招き,
最高のスタッフとキャストを使った理想の映画を作る企画を打ち明ける.
そして,ナチス高官たちと映画人たちが一堂に会し,虚飾と陰謀に
満ちた狂乱の一夜が幕を開ける…というのがあらすじ.

この辺のヒトラー周りの細かい話については,小中学時代に,

「劇画ヒットラー」水木しげる著

にハマって読み込んでいたこともあり,エピソードは
大体知っていたので,恐らくストーリーに付いていけるだろうと
踏んでいたが,大体ついていけた.

登場人物が全て実在の人物ばかり出て来てる辺り,三谷さん,かなり勉強
というか研究して脚本を書いていて驚いた….

ナチのプロパガンダ映画で有名なレニ・リーフェンシュタールが
普通に実名で登場してきた時に,ナチの幹部以外の登場人物も
リアルであることがわかった.こういったことも
この作品の奥行きを作っているんだろうなあ~….

そして驚いたのが,パンフレットの三谷さんのインタビュー.
何と,この舞台のプロットを思いついたきっかけが
上記の「劇画ヒットラー」という漫画だったことだ.

上演前に読んでて「マジで!!」と叫んでしまったくらいだ.

三谷幸喜さんとか三木聡さんとかのエッセイとかインタビューを読んでると,
度々こういうことがある.多分,同じ周波数に共鳴した者が
ファンになってしまうんだろうな.

ホント,書こうと思ったら,出演者全員のことを書けるくらい,
内容が濃く,しっかりしたプロットだった.

モチーフがアレだけに,いわゆるコメディでは無く,シリアスな笑いの
散りばめられた映画のようだった.本当に面白かった.
あっという間に3時間強の時間が過ぎてしまった.

三谷さんの舞台,また年明けにもあるらしいので,
それも確実に行くだろう.今回の感動は相当なものだった.

にしても,タランティーノ監督も「イングロリアス・バスターズ」で
ゲッベルスを登場させていて,それを劇場で観てるし,ゲッベルスの
天才的な宣伝・広告・洗脳の能力の研究本を最近読んだところだったので,
今回の舞台でさらにゲッベルスが身近になった….

てことで,まだ横浜公演があるので行ける方は当日券でもぜひ!!

Stocktaking

2011-04-08 20:12:13 | music
電気グルーヴの新作DVD

「Golden Clips Stocktaking」

が発売された.震災により発売日がズレたが,
やっと手元に届いた.

電気グルーヴの過去の映像作品を年代別に網羅し
コンプリートした全28曲収録!

いやーキテるわ.
さすが電気だ…。。。
「うわあ~…」ってなった.

なぜそこまで凄いのか?
と言えば,映像クリエイター陣が凄まじいからだ.

ピエール瀧,田中秀幸,天久聖一,宇川直宏,
Device Girls…などなど,もの凄い才能が集まっているのな.
やはり才能がある所には才能が集まるんだな….

Space Shower TVのMusic Video Awardsのグランプリ,
BEST VIDEO OF THE YEAR…などなど,ほとんどのPVが
何かしらの賞を受賞されてる.極めつけは,
2009年度文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門の優秀賞だろう.

しかし,やはり一番驚くのはピエール瀧さんの私物映像のコラージュ
による「Volcanic Drumbeats」のPVだ.
韓国でハンディカメラで撮影した映像のコラージュなのだが,
これが凄まじいパワーを放っている.瀧さんの天才的な映像センスだ.
そして笑いのセンスも天才的。。。

ピエール瀧と田中秀幸による映像ユニット「プリンストンガ」の
作品もコラボ効果で素晴らしい.90年代初頭からハイビジョンや
フルCGなどに挑戦してたりして,非常に熱い.

てことで,この映像は観なきゃわからない.
どれもこれも一癖も二癖もある.
電気グルーヴの楽曲によるイメージをさらに増幅させている…。。。

「ピエール瀧の体操40歳」等のソロ映像は入っていないが,
懐かしの映像やお蔵入りの「N.O.」のPVなんかも入ってて,
非常に良かった.

昨夜は,見始めた途端,懐かし過ぎて中学~高校時代の気分が
フラッシュバックして,ダウナー系のバッドトリップに陥った….

昨夜は確実にナイトメアだと思っていたが,明け方の腓返りで
済んで良かった.この濃さは,癖になるっすよ.
未発表曲の「中年パンク」のPVも入ってるし.

オススメ!!