HAPPY SLEEP

SUNDAY-FRIDAY

人生はキャバレー

2007-10-29 00:43:04 | stage
「キャバレー」
原作:ジョー・マステロフ 
演出:松尾スズキ 
出演:松雪泰子/阿部サダヲ/森山未來/秋山菜津子/小松和重/
   村杉蝉之介/平岩紙/etc...

を観て来たっす.

”古典ミュージカル”である「キャバレー」をあの”松尾スズキ”が演出するって
ことなんで,台詞まわしやサイドストーリー等を大きくいじって破壊するのかな~
と思いきや,思ったよりも”松尾色”の薄い,門戸の広い舞台だった気がする.

いつもの松尾さんの舞台のような観終わった後に残るいや~な感じは無く,
普通にエンターテインメントとして昇華した作品で非常に楽しめたっすわ.

しかし,今回の舞台で,メインの松雪泰子/森山未来に比べて,圧倒的な
存在感を示していたのが秋山菜津子だ.

歌唱力,演技共にダントツで,松尾さんの笑いのセンスを生かし切る
確固たる演技力は群を抜いていた….
松尾さんの舞台の常連女優みたいに呼ばれているのも納得っすね.

5年前に観たナイロン100℃のミュージカル「Don't trust over 30」でも,
ユースケ・サンタマリアの元カノ役で抜群の歌唱力と演技力を披露していたのを
覚えているが,いやはやすごいっすわ.舞台女優の極みっすね.

で,同じように存在感を示していたのが,阿部サダヲと村杉蝉之介.

共に松尾さんの劇団”大人計画”の看板俳優ということもあるのか,
”主役”である松雪&森山を凌駕する「味」を出していたなあ~…

阿部サダヲの観る者を明るくさせるあのハイテンションと
軽快なアドリブは小気味良くて相変わらず最高だったな~

でも主役が目立ちすぎるよりは,脇がガッチリ固めていた方が,
足下がぐらつかず,観客の目も分散してよいと思うのな.

そして”人生はキャバレー”.
いい言葉だ.

人生なんてキャバレーみたく,裏では泥臭いことやら,
やるせないことだらけの不条理なものだからねえ~…

来週の土曜日はKERAさんの久々の書き下ろし新作「犯さん哉」.

評判を観ているとかなりシュールで演劇をぶっ壊したデタラメ芝居
という話なんで,非常に楽しみだわ~




D-Generation X

2007-10-19 00:34:18 | culture
「東京ダイナマイト」

というお笑いコンビがいる.

M-1でもファイナリストに残ったこともある実力派.
自分が今,最も実力とセンスのあるお笑いコンビを3組選べと
言われたら,”バナナマン”,”ラーメンズ”,そして
”東京ダイナマイト”を選ぶだろう.

それぐらい買っているコンビだ.

上記の3組は,色々な種類の笑いをわかった上で,
自分たちの好きな種類の笑いを選び,それを見事なまでに
昇華して爆笑を誘う.だがネタの緻密さと演技力でズバ抜けて
いるのは,ダントツで”バナナマン”だ.これは間違いない.

もはやコント名人の域だ.DVDも1stから買っているから,
全部持っているが,どれもこれも名作揃いだ.

しかし,オフビートな笑いの質感で今イチ,パンチ力にかける
最近の”ラーメンズ”やコント名人の域の巧さの光る”バナナマン”
に対して,パンチ力では”東京ダイナマイト”がダントツだ.
DVDも1stから買っているが,どれもパンチ力が凄い.

そんな東京ダイナマイトの新しいDVDが「D-GENERATION X」だ.
これが非常に面白い.

初めてライブで観たのは確か”東京ダイナマイト”の師匠であり,
これまた自分が敬愛する”浅草キッド”の主催するライブ
「浅草お兄さん会」でだった気がする.多分8年くらい前.

コンビニで「肉まんありますか?」「無いっす」
という内容だけの20分近いをコントをやってて
もの凄い衝撃を受けたのを覚えている.

その東京ダイナマイトのライブDVDが一昨日出たのです.
これがかなりの傑作.

将棋のコントで,「王将」を「つくね」や「天むす」で塞いで,
「みんな好きでしょ」
っていう当たりのシュールさにはかなり驚いた….

「飛車」や「金将」等の駒に混じって「李」とか「朴」とかって
書いてある駒が混じってて,それが裏返ると「田中」とか「林」とか
になって,
”帰化して強くなった”
って言う当たりのブラックさも浅草キッドの弟子ならではのセンス.

まだまだセンスも衰えず今後も非常に楽しみなコンビで要注目っすね.

New Life

2007-10-15 02:42:19 | diary
ついに納車…(泣)

待ちに待った納車がやってきました.

衝突事故から早1ヶ月半.
愛車を失い,絶望の淵に立っていた自分の
目の前に現れたこれからの新しい相棒ボルボ960.
四角いボディの最終形.
しかも失った愛車の上位機種.
サンルーフ&クルーズコントロール付き.
そして走行距離は失った愛車の半分.
車両保険で足(追い金)出ず.

何とかピンチをチャンスに変える事ができた….

試乗してみて感じたのは,サスの凄さと
クルーズコントロールの便利さ.

いやーこんな機能持ってる車ってあるんすね.

走ってて「この速度のまま走りたいな」って思ったら,
その状態でボタンを押せば,アクセルを踏まなくても
自動でその速度を守って走り続けてる….
こんな「自動運転」みたいな機能が10数年前からあったとは…
恐るべし!クルーズコントロール….

そしてサスペンション.

アイドリング時に全く無音で無振動.
これは…失った愛車では味わえなかった感覚っすね….

さて,とりあえずは馴らし運転で琵琶湖をのんびり走るかな~?

わくわくフェス

2007-10-15 02:24:25 | live
「わくわくフェスティバル」

なるイベントが先日あったのです.
会場は滋賀県は彦根市という小さな片田舎.
てか自分の勤務する会社の体育館.

労働組合のウン十周年とかいうイベント.

そこに,もはや終焉しかけのお笑いブームだが,
終焉しかけのブームに乗っかった形で数組の芸人が
呼ばれて,はるばる彦根くんだりまで来てくれたのです.

麒麟,ケンドーコバヤシ,デッカチャン,ダイアン.

1軍が前半2組で2軍が後半2組って感じ.

極度のお笑い好きであるがゆえに,敢えてあまりブラウン管の前の
笑いについて書いてこなかったが,一応,一通りの芸人さん達は
ローカル番組も含めてネタはTVでは観てるのな.もちろん笑劇団や
ライブ芸人の舞台をこまめに観てるのと同じくらいに.

でもこの手のお笑いブーム直結のライブは初めて.
そこでの感想としては…

麒麟は…さすがM-1ファイナリストだけあって実力十分.
ネタもTV用と地方営業用に分けて作ってるみたく,
明らかに営業用のわかりやすい安全なネタで無難に笑える.
さすがっすね…次のM-1チャンピオンの候補っすね.

デッカチャンは,分かりやすくて子供受けし易くて
こういうイベントでは得っすね.あと1年は持つんじゃね?

ダイアンは…全部知ってるネタだったけど,面白いネタを選んでたのに
二人の声が通りにくいのと小さいため,会場のちびっ子の声に潰されて
可哀想だったなあ….

で,最後にケンコバ.
ケンコバは昔から個人的にすごい好きで,「超合金」も観てたし,
「すべらない話」や「なるトモ」でのマニアックな笑いのセンス溢れるトークに
毎回楽しませてもらっているのだが,今回は…厳しかったすね….

マイク/音響がライブ仕様じゃなかったのと,ケンコバの声が低いことで,
非常に声が聞き取りにくく,ほとんどの人が「流し聞き」になって
しまってたのな.

やっぱこういうイベントはわかりやすい漫才コンビが合う気がしますわ~…






街のあかり

2007-10-07 01:50:30 | movie
”アキ・カウリスマキ”という映画監督がいる.

自分の知る限り
「オフビートな笑い」
を生み出したパイオニアであろう.

毎作品,フィンランドからオフビートな”間”を得意としたニヒルで
シュールな異質の笑いを提供してくれる.

彼の作品をかれこれ15年以上追っているが,全ての作品に
一貫しているのは
「救いがない」
ストーリーだと思う.本日観て来たアキ・カウリスマキの新作

「街のあかり」

も,まさにそんな感じのストーリーだった.

孤独な冴えない警備会社の社員が主人公なのだが,誠実で,
実直な彼は,マフィアの鴨になり,マフィアの仕掛けた女の色仕掛けに
やられて,まんまと宝石強盗に利用されて冤罪で刑務所へ….

そして出所して一から皿洗いから始めようと思い立つや否や,
利用したマフィアのボスに見つかり,店をクビにされて,さらにボコボコに
されて港で放られ…

というのが大まかなストーリー.

最後は主人公を好意にしている女性がかけつけることによる
小さい小さい慈愛で終わるのだがちと小さ過ぎw

でもこの「ひたすら続く徹底的な救いの無さ」加減がこの
アキ・カウリスマキ監督の真骨頂.

確か初めて観たカウリスマキ映画は,自殺志願者が何度も
自殺しようとしても,何かしらトラブルが起こって死にきれない
「コントラクトキラー」という作品だった気がする.

ブラックコメディの巨匠のような印象で追っていたが,
最近は「救いが無い」まま「笑い」も少なくなってきていて
益々「救いの無さ」が際立って不条理劇になってるなあ…

でもファンとしてはこのセンスのまま突っ切って欲しい今日この頃.





CAVE PARTY

2007-10-07 01:05:15 | live
再びチケゲッツ!

ついに取れた~プラチナチケットが…。。。

ぴあの先行予約がハズレてしまったので,朝の9時に
会場までチケを買いに行って並んでゲッツ!

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ザ・クロマニヨンズ 
「TOUR CAVE PARTY 07-08」
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まさかの滋賀公演だ.しかも八日市なんてマニアックな場所で.
しかも金曜日の夜と来てるから,定時退社しても余裕で
間に合うぜ!

去年取り損ねたので今年こそは…!!
という執念でゲッツしたのです.

これが今年の音楽ライブの締めになるっすね.

今年は(も?),コーネリアス,ケラ&ザ・シンセサイザーズ,
ニューロティカ,筋肉少女帯,そしてクロマニヨンズ…と,
40代ミュージシャンを集中して観ているなあ….

来年は自分自身の若返りも含めて若いミュージシャンのライブに
行くかな?最近の若手だと何が流行ってるんだっけ?

まだ”野猿”とかってヒットチャート上位なんじゃんね?
石橋貴明と工藤静香の”リトル・キス”もまだあるんじゃんね?

モー娘は?浜崎は?小室は?安室奈美恵withスーパーモンキーズは?

さっぱりわからんが,今や,「アムロ」と言えば
「安室」ではなく「若井おさむ」.
よくわからんがとにかくJ-POP万歳.
そしてシャ乱Qも再結成万歳.
今後も聞かないけど.

今後もJ-POPはスルーし続けて部署飲みの2次会のカラオケで
曲選びに苦労する日々を続けるぜ!



奉納演説

2007-10-07 00:40:11 | stage
チケゲッツ!

次期愛車の納車を控えた3連休.

台風の影響で納車日が雨になったら1週間の延期の
可能性も出て来て落ち込み気味の3連休初日.
この連休はチケの発売が集中しててちと忙しい.

でも今年も恒例のライブのチケゲッツしたのです.

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「鳥肌実 奉納演説」

出演(自作自演):鳥肌実

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今年もチケを取りましたですぜ~兄さん.

にしても1年早いなあ~…(汗)

何かつい最近,鳥肌実のライブに行った気がしてたが,
もう翌年になってる….こんな感じで年をとっていくのか…。。。

今年は12月8日という縁起のいい日にライブがブッキングされており,
色々なことを始めたり考えるのにもってこいの日取りになっていたっすわ.

今年もこの放送禁止芸人の新ネタを聞きに鶴舞に
足を運ぶのさ!

グミ・チョコレート・パイン

2007-10-01 02:34:35 | movie
思いたったうちに一気に更新.

昨日のライブでチラシが配布されてたので,
もう固まったのかな?

今冬(正月かな?)に公開される映画の
チラシを貰えたのです.
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「グミ・チョコレート・パイン」

監督・脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
原作:大槻ケンヂ
テーマ曲:電気グルーヴ

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これは…すごいっすマジで.
原作が大槻ケンヂの文庫化されて重版を繰り返すベストセラーの
青春小説「グミ・チョコレート・パイン」.

それをご贔屓の劇団ナイロン100℃の主宰者であり,
ケラ&ザ・シンセサイザーズのVo.でもあり,「時効警察」の
監督・脚本も手がけるケラリーノ・サンドロヴィッチが監督・脚本.

そしてテーマ曲がこれまた自分が思春期から聴いてる
(これも15年以上か…)電気グルーヴ….
そんなほとんど身内で作ってるとしか思えない映画が
公開されるのです.

まだwebサイトも未完成(http://www.gumichoco.com/)だが,
公開が楽しみな正月映画!そして電気グルーヴの7年振りの新作!
辛いことも多いが年末だけを楽しみに日々を頑張るかな~…

ザ・スライドショー10

2007-10-01 00:32:48 | live
やっぱ面白いわ…

DVDで観て面白かったものを,生でノーカットで
観たらそりゃ面白いっすよ.

”みうらじゅん&いとうせいこう
ザ・スライドショー10JAPAN TOUR 2007
ロックンロール・スライダーズ「みうらさん、やりすぎだよ!」”

午後年休まで取って名古屋まで観劇してきたっす.
でもその価値あったねえ~….会場も終始大爆笑だったなあ~.

みうらじゅん(以下MJ)が日本中を廻って撮ってきたバカ写真に対して,
MJがかぶせてボケて,そのボケに対していとうせいこう(以下IS)が突っ込む
わけだが,その突っ込みがいわゆる「ボケ突っ込み」なんすね.

突っ込みに笑わせるエッセンスを含んでいたり,突っ込みがさらにボケを
かぶせてるだけだったり,新たなボケの誘発をしたりで笑いをシュール
だったりナンセンスな方向へ持って行くのな.

まあ,持論ではビートたけしが生み出して,東京の笑いのベースに
なってる気がするんだけどねぇ~.でも,松本人志の映画「大日本人」
でもこの手の笑いが満載だったから”東京”ではないのかな?

という感じでシュールなバカ写真にボケ×2となって,MJとISが写真から
妄想を膨らませて話がエスカレートして行くという,自分の大好きな笑いの種類.

同伴した仲間がMJ初心者だったから,不思議な感じだったみたいだけど,
最初は戸惑うのかもねえ~.

でもって”嫌げもの(貰っても嫌な土産物の意)”の「”ハリセンボン”の似顔絵皿」
には脱帽….こんなん飾りたくもないし,使いたくもないわw

またツアーやってくれないかな~…