◆唾液や血液によって感染し、感染後20秒で発症する新種のウィルス。感染者は凶暴な野獣と化し、ひたすら非感染者を襲い続ける。交通事故による昏睡状態から覚めたジムは、無人の廃墟と化したロンドンを彷徨いながら生存者たちと合流。ラジオから流れる軍の放送を頼りに最後の拠点へと向かった彼らを、意外な罠が待ち受けていた。
◆映画としてはそこそこ面白かったのだが.....。感染者に噛まれたり血液が体内に入ったりすると瞬間的に感染して凶暴になる、という設定は全然問題ない。そのへんはゾンビものやSFもののお約束みたいなものだ。だが、「ウィルスを島国に閉じこめて感染者が餓死するのを待つ」というのは非現実的。
セリーンとハンナを救い出すために戻ったジムが、大量に銃器が手に入る環境であるにもかかわらず、武装した軍人を相手にわざわざ素手で戦うという設定には説得力がない。ジムは、数週間の昏睡状態から覚めて、わずか数日しか経っていない半病人のはず。筋肉の状態は寝たきりの病人と大差ない程度で、本来なら走ることもままならないはずの体だ。いきなりマッチョなヒーローに変身してみせるのもいいが、どう考えても基礎体力がついてこないだろう。主人公の変化を描くのなら、もっと精神面での変化を描くべきだったはず。思いつきをつなげたようないい加減な脚本で、安っぽさは否めない。映像がやや古めかしい感じだが、深く考えずに観る分には、それなりに面白い。
レンタルのDVDには、ハッピーエンドの他に、劇場公開時と同じエンディングも収録されている。
◆映画としてはそこそこ面白かったのだが.....。感染者に噛まれたり血液が体内に入ったりすると瞬間的に感染して凶暴になる、という設定は全然問題ない。そのへんはゾンビものやSFもののお約束みたいなものだ。だが、「ウィルスを島国に閉じこめて感染者が餓死するのを待つ」というのは非現実的。
セリーンとハンナを救い出すために戻ったジムが、大量に銃器が手に入る環境であるにもかかわらず、武装した軍人を相手にわざわざ素手で戦うという設定には説得力がない。ジムは、数週間の昏睡状態から覚めて、わずか数日しか経っていない半病人のはず。筋肉の状態は寝たきりの病人と大差ない程度で、本来なら走ることもままならないはずの体だ。いきなりマッチョなヒーローに変身してみせるのもいいが、どう考えても基礎体力がついてこないだろう。主人公の変化を描くのなら、もっと精神面での変化を描くべきだったはず。思いつきをつなげたようないい加減な脚本で、安っぽさは否めない。映像がやや古めかしい感じだが、深く考えずに観る分には、それなりに面白い。
レンタルのDVDには、ハッピーエンドの他に、劇場公開時と同じエンディングも収録されている。