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わたしのあしあと - 2nd half -

私の人生の後半戦の記録です。突然降りかかった病気をキッカケに、与えられた私の残りの人生を楽しんで過ごしたい!

[GIST] 「そろそろお別れの時がきたのかなぁ・・・」

2019年08月15日 | 闘病家族

この前の3連休。

久しぶりに家族5人が揃いました。

ファミレスに食事に出かけ、お子様用のハンバーグを注文。

それをしっかり食べていた父。

この調子ならば、来月ロボットの手術をしても、すぐに退院して戻ってくるだろうな・・・

なんて思っていました。

 

翌朝。

「調子が悪い。お腹が痛い。。。」

と、起きてきません。

暑いので、熱中症が気になってお茶を運んだのですが、

「いらない。飲めない。」

と言い、飲まず食わず。

そして、午前9時頃に

「救急車呼んでもらうかも・・・」

と言い始めました。

こちらは慌てて出かけられる準備。

そして入院の可能性もあるので、最低限の入院用の物を袋に入れて待機。

 

昼過ぎ。

「もう少し横になってる。」

せめて水分だけでも摂ってほしいのに、飲みたくないと言って一切口にしない。

 

「もう救急車呼んだほうがいいんじゃない?」

と言っても、

「もう少し様子見てみる」

 

そうして夕方になってしまいました。

休日ということもあって、病院に行っても簡単な措置しかしてもらえません。

だけど、痛いと言ってるし、朝から何も口にしていないから、せめて点滴だけでも打てば、少しは楽になるんじゃないか・・・と家族は思っていました。

 

結局、救急車も呼ぶことなく、夜になりました。

夜はなんとか具なしのスープを飲んでました。

その食卓でひとこと。

「そろそろみんなとお別れの時がきたのかな・・・」

とボソっとこぼす父。

本人、そして家族も、一応それなりの覚悟。

 

そして翌日。

父からのLINEが入りました。

「あ~れ不思議。回復したよ!」

なるメッセージが!!!

もー!

あんなに心配した昨日が無駄になった気分。。。

 

一度大きな病になると、痛み苦しみがやってくるたびに、死期を覚えるのだと思います。

特に年齢も後期高齢者の部類に入るわけですし。

ただ、心臓がある程度強いと、なかなか最期がこないという現実もいくつかみてきています。

だからすぐにどうのこうの・・・はないと思うのですが、父が苦しむたびに、

"あぁ最期かなぁ・・・"

と感じて、覚悟するのは、人としての条件反射なのでしょうか。。。


[GIST] 夏の鬼門はアリ。経過観察検査にて発見。

2019年07月26日 | 闘病家族

やっぱり夏が鬼門のようです。。。

 

父の胃全摘から2年目の定期検査がありました。

昨年は合併症の腸閉塞を発症し、1ヶ月ほど入院しました。

今年は、「口が不味い」という言葉、体力が日に日に落ちている様子はあるものの、入院するほどの何かを感じることは家族としてはありませんでした。

でも、検査の結果、腎のう胞があるとのこと。

GISTの転移はなかったそうです。

 

あまり深刻なものではないにせよ、今回は摘出のためのロボットがある病院を探さなくてはなりません。

家族としては面倒。。。

どこの病院に行くかを検討し、8月下旬に改めて病院に相談することになりました。

 

ちなみに、今回の検査で、逆流性食道炎と言われたと。

何を食べても「不味い」のは、このせいだと思われます。


[GIST] 胃全摘から2年経過・・・副作用に苦しむ毎日

2019年07月13日 | 闘病家族
このところ自分の旅やらPRやらの投稿が続きましたが、、、
改めて闘病関連のことを投稿したいと思います。

父がGISTで胃を全摘してから2年の月日が経過しました。
ちゃんと生きています。
1年前は、合併症の腸閉塞で入院。
でも今年はそうしたこともなく過ごせそうな雰囲気です。

ただ、何を食べても美味しく感じられない。
「口が不味い」
と繰り返し繰り返し言っているようです。
聞いている母は、それに参ってしまっている。。。

そして、肌に赤く出るアザのようなもの。
見るからに痛そう。
でも、痛くはないとのこと。

通院は月に1度。
日々の症状を伝えるのだけれども、すべて
「薬の副作用です」
と言われるんだそうです。

抗がん剤もそうだと思いますが、やはり希少ガンの薬も相応の副作用があるのだなぁと感じます。

2年前の手術後に比べて、今は体力も徐々に衰えてきています。
気力も失せ気味。
これらは副作用の作用によるものかなぁと思っています。
自分の思うようなことができない。
思い通りにいかない。
誰だってイラっとしたり、しょんぼりしたり。

わがままが強くなっているので、時に私たち家族がムカっとくることも増えました。
特に常に一緒にいる母親はストレスをためています。
それを少しでも軽減させなくては!と思いながら、旅行や食事に連れ出しています。

家族で協力していくこと。
協力していける家族がいること。
それだけで我が家は少しは幸せ・・・

[GIST] 萩原健一さんがお亡くなりになり···

2019年03月29日 | 闘病家族

俳優の萩原健一さんがお亡くなりになられました。

2011年からGIST 消化管間質腫瘍 で闘病していたとのこと。

父と同じ病気です。

昨日速報が流れてから、ニュースやワイドショーで

GISTとは?

という解説がちらほら聞こえてきました。

私たち家族は、父がGISTと告げられた際に、ネットでどんな病気なのかを調べました。

  10万人に1~2人が罹る。

  希少ガン。

これだけは説明できましたが、具体的にガンとどう違うのか、うまく説明できずにいました。

それが、今回さまざまなところで医師が説明しているところによると、

筋肉にできる悪性腫瘍

とのこと。

ようやく腑に落ちました・・・

 

10万人に1~2人と言われると、あまりにも珍しい病と誰もが感じます。

ただ、自覚症状がなくて、どこか体調が悪くなって検査をし、初めて判明するというケースが多いため、実際にはもっといるみたいです。

 

治療法は、ガンと同様、悪性腫瘍を摘出すれば、その後は投薬で生きていくことができます。

でも、やはりガンと同様、転移することもある病気。

症例が少ないために、どの程度転移する率があるのか? 生存率はどのくらいか? あまり情報がないのも事実。

 

父は、胃の上部にこぶし大の大きさの腫瘍となっており、ならば一挙に・・・ということで、胃を全摘しました。

それがよかったのかどうなのか、現在の様子を見ていると、いまだに疑問をもつこともあります。

食べ物をゆっくり噛んで食べないと苦しむことがあったり、昨年の夏には合併症を起こしたり。

とはいえ、摘出後2年半経過して転移はしていない模様。

 

萩原健一さんがどのような状況だったか、まったくわかりません。

ご本人の希望で、病気自体を隠されていた、葬儀も密葬、お別れの会等もやらない。

ただ、GISTと診断されてから8年は生きていました。

 

このニュースを聞いて、気弱になりつつある父。

でも、

「ショーケンだって8年は生きたんだからさ~!」

と励ましています。