加藤和彦の訃報に思う

今日、このニュースを聴いて、多くの嘗てのフォークファンが驚き、そして悲しんだことでしょう。

　自分も音楽ファンの末端ながら、そのひとり。

子供の頃、ＴＶで歌謡番組のランキングでフォーククルセーダーズの「帰って来たよっぱらい」が１位を続けていているのを見て、「何だこの唄？」「変な声だなー」なんて思ってたが、子供ながらに非常に衝撃的であった。

　３年前にもらった招待券で行った銀座のシャンソンショーに出演してたのを見たが、今、考えると、どこか弱々しい感じもあった気もする。（あくまでも、振り返ってみて）

　加藤和彦の代表的なものとしては、やはり、フォーククルせーダーズ、ミカバンドでの存在や、楽曲「あの素晴らしい愛をもう一度」であるけれども、自分としてはなんといってもこの曲。

これぞ心に残り、染みる曲である。

http://www.youtube.com/watch?v=BMkJjevfaiY&feature=related

また、他の歌手に書き下ろしてもいい曲を残している。デヴュー２曲目の曲。

http://www.youtube.com/watch?v=4DC9yhu6isg

いずれも、作曲を担当。

”加藤和彦でしか書けない”、”繊細で、切なく純粋な曲メロ”は、今聴いても心に響き、色褪せない。

リアルタイムで聴いた頃の感情に、瞬時に戻れる。

日本のフォーク史に偉大な軌跡を残し、そして突然、逝ってしまった。

これらの曲を聴きつつ、ご冥福をお祈りしたい。