この自転車を当時に乗っていた人は
間違いなくオッサンです。ハイ、私もです・・・。
1990年台初期に販売されていたバイクで、
当時はバイクトライアルではなくトリアルシンと
呼ばれてました。1992年ごろに買って貰ったように思います。
グリップとアンダーガード以外は純正のままです。HS-11は
外しましたが・・・。なんとこのタイヤ、ピレリー製なんです。
某輸入代理店ボスi氏はこれ見て、これだけ綺麗だったらスペイン
なら高値で売れますよって言ってたくらい綺麗です。
私がバイクトラ・・・いや、トリアルシンを始めたきっかけは、
父親がオートバイのトライアルをしていて、たまに一緒に
連れて行かれてて、退屈だったので買ってくれと頼んだのが
始まりです。
当時は周りにやっている人がほとんどいなく、ot piの
ビデオ
見ながら見よう見まねで練習してました。ダニエルをしたいけど
どうやって練習していいのかもわからず、ロープでフロントを
吊り下げて練習したりもしてました。
仲間もおらず、たまにしか練習してませんでしたが何とか
ダニエルと腰くらいのステアが上れるようになり、そして
始めて2年後くらいのある日、ステアで大怪我をしました。
久々の練習でいきなり腰くらいの高さの丸いロックを上がろうとして
フロントを上げたのですが突き刺さり、すっぽ抜けてロックに顔着!
全体重+車重を前歯8本で受け止めました。当然前歯折れるわ、
前歯がクチビル貫通、唇20針以上縫いました。折れなかった前歯も
脱臼と言って顎の骨からグラグラになり1ヶ月間上下の顎固定、
その間飲み物だけしか取れませんでした。
そりゃ~もう、こんなスポーツやってられっかぁ!ですよ。
その時はもう二度とやらない、ってゆうかやれないって思い、
当然やめました。この自転車を見ることすらできない日々も
結構ありました。
・・・そして時がたつこと約8年。
当時の恐怖もだいぶ薄れて来ました。
テレビでもアーリー君やK太君がたまに出るようになり、当時と
違い、自転車の種類も増え、パーツを組んでいったりできて
面白そうだなって思ったり、26インチなら突き刺さることも無い
だろうって事でトライアル再開しました。ちょうど26でのストリート
トライアルが流行り出した時期でもあり、特にその時26に乗っていた
K太君の動画などを見て、今はこんなカッコいいスポーツになったんだと
興味を持ち始めたのも大きなきっかけでした。
再開しましたが、不思議なモンでダニエルだけは体が覚えていました。
最初はすぐフラフラしてちょっとしか出来ませんでしたが・・・。
今で再開してから3年半ちょい。ヘルニアで8ヶ月間乗れない日々も
ありましたが、今ではまた20インチに乗ってます。
あのまま続けてたら今じゃカナリうまくなってたのでは?と思ったりも
しますが、まだまだヘタクソです。
ボチボチでも続けていけたらなぁ~と思う今日この頃です。