SLiCの業務日誌

SLiCの業務や自転車、パーツに関する事、どーでもいい事・・・etcを書いています

SLiC trial frame 24inch prototype

2010-06-24 00:29:18 | BIKE TRIAL
このようにweb上で大きく写真を載せるのは初です。

SLiCの試作24インチフレームで組んだ完成車。
ギア比とステムを見直してようやくしっくりきた
セッティングが出たので、詳細を書いてみます。

フレーム詳細(405mm offset40mmフォーク使用時)
HB:1055mm
BB:58mm↑
RC:370mm
重量:1580g
リアエンド幅:135mm
ヘッドチューブ長:110mm
ブレーキ:MAGURA4ボルト&ISディスク台座

使用パーツ
フォーク:ECHO SL 26
ステム:bazooka 130mm-25deg clamp31.8
ハンドルバー:MONTY exclusive
ブレーキ:MAGURA MARTA F180mm R160mm
クランク:SLiC 165mm
フリーギア:V!Z 18T 72notch
リングガード:SLiC フロントフリー用リングガード
ペダル:wellgo mg-1
Fハブ:SLiCフロントハブ 32h
Rハブ:BECAUSE 固定ディスク 32h 135mm 14Tコグ
リム:前後BECAUSE
Fタイヤ:HALO CHOIR BOY Lite 24×2.35
Rタイヤ:HALO CEPTION 24×2.6

車両重量:9.6kg

まだ、あんまり乗り込んでいないし、乗り込んだところで
私は大したインプレはできないですが、最初の印象だけ
言ってみます。

今まで作った20と26のフレームと同じコロンバスの
ZONALパイプで作りましたが、この24が乗った感じ
一番しっかりしています。

しっかりというのはペダルをこいだ時のフレームの
ねじれが少なく、横方向の力に強くなってます。

シートセクションの構造を見直したのと、リアエンドを
135mmにしたのもありますが、やはり一番の違いは
シートチューブを2本にしたところですね。
(写真ではわかりにくいですけど)

今回、ヘッドチューブは20や26のように3次元構造の
CNC削り出しではなく旋盤で削ったチューブにしたため
ガセットを入れました。

ジオメトリはどちらかというとストリート向けではなく、
かなりトライアルの実践的な乗り方を考えてのもので
最近流行のBBも高めにしました。

ブレーキはとりあえずリアディスクにしましたが、
シビアな場所からダニで飛び出す時とかはやっぱり
リムブレーキがいいです。20に比べるとリアディスクは
結構スポークがしなります。

とまぁ、私の印象はこんなところでしょうか。
でもとにかく24インチっていう乗り物は新鮮で
乗っていて楽しいです。
悪く言えば中途半端ですが、よく言えばいいとこ取りです。

26インチでトライアルをはじめて、20インチに転向し、
またちょっと26インチ乗ってみたいなぁって時に、
急に26に乗るとギャップが大きく動きやタイミングの
違いに慣れなかったりしますが、そんなときに24って
丁度いいと思うんですよ。そういう人には楽しい乗り物だと思います。

問題はやっぱり・・・タイヤですね。
このHALOのタイヤもなかなかいいですよ。でも、
濡れるとやっぱり弱いです。そしてフロントは若干重め。900gちょい。
リアにはコンパウンドの柔らかいMAXXISの42aのハイローラーも
手に入れてはみたんですが、幅が2.7で重量が1300g超えるんで
なかなか使う気になれません・・・。

KOXXもベニートが24をテストしている動画もあるし
MONTYも24のウワサがあったり・・・。そのうちどっちかが
タイヤ作ってくれるでしょう。今は時代待ち・・・ですな。

個人的には最近出たtry allのLITEバージョンの24インチが
出てくれたらいいなぁ~。
コメント (4)
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固定コグ交換

2010-06-17 00:41:39 | OTHER
SLiC24インチ試作機をちょろっと乗ってみているんですが、
なかなか難しいですね・・・セッティングが。

まず、ギヤ比なんですが24のオーソドックスなギア比は
前18Tの後14Tらしいのですが、最初付けようとしていた
クランクにすでに17Tが付いていたので、前はそのままで、
18-14のギア比に近づけるため後を13Tにしていました。

最初適当なパーツで組んだ24はフロントが上がりにくかったので
(これはステムが低い&短いが一番の原因だったんですが)
18-14に比べて17-13の方が若干重いという事で18-14に
してみようと思います。

クランクについているフリーとハブについているコグ両方を交換
と言う事になります。

フリーは外す工具が販売されているので万力と最悪長いパイプさえ
あれば外す事が可能ですが、問題は固定コグです。
ネジ式の固定コグはトライアルの場合フリーホイールにより
一方向しか力がかからないためどんどん締め込まれる方向にしか
力がかからない上に外す時にギアの歯にトルクをかけるしかありません。

それほど締め込まれていなければ、カセットコグを外す時に使う
チェーンの付いた工具でも外せるでしょうがまずそんなことはないです。
ピスト車なら固定コグでもトラ車ほど締め込まれていない(逆回転にも
力がかかるから)のでチェーンタイプの工具でも大体外せます。

さて、前置きが長くなりましたが・・・
そこで登場なのがこの工具。もちろんSLiC製。



これが工具?丸い鉄の円盤に穴がたくさんあいてます。
裏返してみましょう。



六角の出っ張りがあります。

この一見無造作に開いていそうな穴は実はすごく計算されて
開けられた穴なんです。

ちなみにこの工具は13,15,17,19Tを外す用で
これとは別に12,14,16,18T用も別にあります。

この穴に専用のピンを差し込んで使います。



もちろんこのピンも高精度です。本体とのガタは一切なし。
今は13Tを外すので13T用の穴にピンをセット。
で、この状態で固定コグにセットします。



真ん中を軽くボルトで固定。
上から見るとこんな感じ。



後は六角に工具つっ込んで長いパイプ差し込んで回すだけです。



できればこの2mくらいの長いパイプはあった方が何かと使えます。
ゆっくり力をかけると外せます。

これを作った当初はピン4本でもつのか?とか、コグが壊れるんじゃないか
とか心配でしたが、この点は精度で解決できたように思います。
外したコグはこの通り歪みなし。



この工具、実はGDRのボスにだいぶ前に固定コグ外す工具
作ってーと言われて作った工具です。

GDRでは固定コグ外すサービスも500円~でやっているので
どうしても外せない時はGDRにご相談を。
ウチに持って来てくれてもいいですがウチは工賃5万~ですのでw

この工具は全国のショップさんに販売するのもアリかな・・・。
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全日本バイクトライアル第二戦

2010-06-01 15:06:04 | BIKE TRIAL
長野大会行ってきました。

今回は長屋佳政選手を途中で拾って同行しました。
毎回思うけど大阪からは遠いっす。けど、広島や九州からも
参加されているわけですからね。

土曜に出て、その日は下見に行かず、富士見でやってた
DHのJシリーズを観戦しようという事で、行きましたが・・・

着いたらちょうど男子決勝ラスト5人くらいで、結局見れず・・・。
仕方ないのでDHバイクを持って行ってたので3回券買って2人で
軽く3本走って来ました。

その後長野市に移動、ビジネスホテルにチェックインして
メシ&軽く飲みに行ってその日は終了。就寝。

日曜日。大会当日。
SLiCはブース出店させていただきました。と言っても
チャリ2台展示して、Tシャツ販売してただけですが。

今回も長屋佳政選手のサポートしながらまわりました。

第一戦目に比べて、エリートは難易度はかなり高めですし、
コースも全体的に長い。上位に点数差をつけるという意味では
いいですけど、その分下位に点数差がつかなくなりますね。
セクション設定は難しいだろうと思います。

長屋選手でも半分くらい5点という結果ではありましたが
内容はなかなかいい走りができたように思います。

残念ながらもう一人のSLiCライダーの飛里選手は大会中ほとんど
見ることができませんでしたが、結果を見ると長屋選手と
1点差。彼も調子は上向いているようでよかったです。



結果はエリート
1位寺井君、2位雅也君、3位柴田君、4位佳政君、5位飛里君
と5位までは第一戦と同じ結果。
SLiCとしてはエリートのみの出場なので4位,5位で13点。
コンストラクターの順位なんて全くもってどうでもいいですが一応4位。

次回の全日本は10月とだいぶ先になってしまいますね。
広島の会場は個人的にも好きなところなので次回の全日本も楽しみです。

最後に選手の皆様、大会関係者の皆様お疲れ様でした。
広島大会のスタッフの皆様、次回よろしくお願い致します。
コメント (2)
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