SLiCの業務日誌

SLiCの業務や自転車、パーツに関する事、どーでもいい事・・・etcを書いています

83kg

2008-01-08 23:26:50 | MATERIAL
テンプレート変えてみました。

今日、バカデカい鉄の塊が届きました。
直径は20インチのリムくらいなんですけど
重さはオートバイのトラ車くらいありますね。

材料屋のアンちゃんはトラックから普通に持って
下ろして来ましたが、我々は2人がかりでやっとですよ。
恐るべし材料屋。聞くと120kgまでは持てるって・・・。

こんなの削るより機械に設置する方が苦労しそうです。
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溶接

2007-10-30 11:26:06 | MATERIAL
近くの鉄工所さんで溶接してもらいました。
自転車専門ではないけど、アルミ溶接の腕前は
かなりのもんで、キレイに溶接してくれました。

左の先端部分はクラック対策(本当に対策になるんか?)
で、溶接せずに空けてみました。

この材質は溶接部分がほうっておいても時効硬化
しないし、本来は釜で熱かけて焼き戻ししないと
強度戻らないんですが、まぁこのチャリは自分のだし
そこまでする気ないので、即乗ってみようと思ってます。
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コーティング

2007-02-28 14:06:40 | MATERIAL
前回のブログで紹介したBBツール。

フェイシングとタップの刃物なんですが、
この材質がやはり安物を使っているようです。

ちょっと専門的な話になってしまいますが、この刃物の
材質はおそらくSKかSKSという種類の合金鋼でしょう。

鉄工用(M6とか)のタップやドリルはSKH(ハイス鋼)と
いう材料のものがほとんどです。材料の値段は先ほどの
材料の倍かそれ以上しますが、切削加工には非常に強く
適しています。

このSK等の安い材質では、いくらアルミフレームしか
削らなくても工具は比較的すぐにへたってきます。
パークのツールでももしかしたら同じ材料かもしれませんね。

ということで、このBBツールを少しでも刃がへたりにくく
するためにコーティングをしました。このコーティングは
DLCコーティングといってダイヤモンドライクカーボンの
略です。本来切削工具にはチタン系コーティングが主流ですが
この材質には不向きなのでDLCというのにしました。

見た目は濃いグレーのような色をしていて表面に非常に硬く
薄い膜を形成します。この膜により磨耗しにくくなるだけでなく
摩擦係数が低くなるためすべり抵抗が軽くなります。

まぁここまでしても、そこまで使い込むのかという問題も
あるので実際違いがわからないかもしれませんが・・・。

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チタン合金

2006-04-12 22:07:45 | MATERIAL
この写真では、ただの鉄の棒2本に見えますが、
上のがチタン合金製で下がクロモリ製です。

とあるメーカーのハブシャフトをチタン製で依頼され
加工しました。

材質はチタン合金の中でも最強のGRADE5(64チタン)
と呼ばれるものです。

一般にチタンは加工が難しいと言われますが全くその通りです。
このシャフト中空になっているのですが、穴を開けるとき
途中でドリルの先端が加工で発生する熱で溶けてしまいました。
タップはなかなかあかないし、研磨もクセあるし。
こんな簡単な棒1本だけなのにね・・・。

ただやっぱりこの軽さはいいですね~
クロモリが48gなのに対し27gでした。

そしてお値段の方もやっぱり・・・
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超々々・・・

2006-03-14 18:12:31 | MATERIAL
ちょっと昨日の話の続き。

去年くらいに京都大学の研究グループが次世代の
アルミ合金の開発に成功したようです。
なんでも、7075の1.6倍もの強度を持ち直径6.7mmの針金で
3tを吊り上げれるとか。
今後の自転車パーツ業界にも大きく影響するかもしれませんね。

やっぱり超ジュラルミン(2014)や超々ジュラルミン(7075)を大きく
上回るのだから、超々々ジュラルミンになるのでしょうか・・・?

じゃあもっと開発が進んでどんどん新しい合金が出来たら
超々々々々・・・
あれ今何回言ったっけ?(ジャンガジャンガ~・・・)
みたいな事にならないか今から心配です・・・。
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アルミ合金

2006-03-13 21:06:43 | MATERIAL
最初の方なんでカタめの話からいきましょうか。
合金なだけにね。

・・・・・・。

スリックは今のところほとんどがA7075という
超々ジュラルミンというアルミ合金を使ってます。
確か今出回っているアルミ合金では2番目の強度です。
1番はANP89だったか・・・。うちでは取り扱っていません。

ところでカタログ等でたまにこういった表示を見たことありませんか?

材質にA7000系合金を使用

なんとなく強そうだけど、よくわからないんじゃないでしょうか?
私もよくわかりません。(笑)

意外と勘違いされている方がいますが(私も昔はそうでした)
7000系の次に強いのが6000系で・・・
ではないんですね。

この呼び名は混ざっている化学成分を分類しているだけのものです。

強度だけで言うと代表的なもので、7075の次は2014→2000系が
続いて→4032→7N01→・・・といったところでしょうか。
意外と強度の弱い6000系。6061は7075の半分強くらいの強度です。
7000系でも同じく7075の半分くらいの強度のものもあります。
(それでも純アルミの4~5倍くらいは強いです)
ただ7075も溶接しにくいとか腐食すると言った欠点もあります。

安~い部品で強度のいるシャフト部分等に細い6000系の材料が
使われていると要注意です。
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