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気象予報士 檜山靖洋のブログ ひとり旅の記録

2006-02-10 16:36:13 | Weblog
10月23日 日曜日 午後5時 彦

「彦」でどうしてもごはんが食べたかった。
お店のおねえさんが元気で、楽しい人だというウワサを聞いたから。
彦に着いたのが午後4時すぎ。
夕方は午後5時から営業だった。
バイクで走るのも、少し寒かったので、
しばらくクブラをぶらぶらしながら待つことにした。

午後5時、お店が開くと同時に入った。
そば定食にした。
お店には、おばちゃんとおじちゃん。
おじちゃんから、ずっと待ってたのかい?
と聞かれた。
1時間くらいうろうろして待っていたのがバレていたようで、
ちょっと恥ずかしかった。

横浜から来たと言うと、
おじちゃんが、大学は横浜で、神田でサラリーマンやっていたと。
与那国島に住むようになったのは3年前からだという。
もともとは宮古島に頻繁に行っていたらしい。
そして、沖縄の離島に住みたいという夢を実現した。
与那国島を選んだ理由は、「男らしい島」だからという。
沖縄といえば、海というイメージがあるが、
与那国島は、ごつごつした岩場の印象があり、
荒々しい地形の多い島だ。
真っ白な砂浜は、他の島に比べると、ずいぶん少ない。


人面岩

2006-02-10 16:36:06 | Weblog
10月23日 日曜日 午後3時  人面岩

ほとんど車ともすれ違うことのない道路を走り、
遊歩道の入り口を見つけた。
この遊歩道を進むと、人面岩があるらしい。
遊歩道の入り口に原チャリを停め、
鬱蒼とした林の中に入っていった。

もちろん他には誰ひとりとしていない。
この遊歩道で道に迷ったらどうなるだろうか?
そんなことを考えると、少し怖くなったが、
薄暗い林の中、歩を進めた。

途中には、たくさんきれいな蝶が飛んでいる。
オレンジ色、青、黒、白、、、
多くの種類が生息しているようだ。
蝶といえば、この近くには「ヨナグニサン」なるものがいるという。
ヨナグニサンとは、世界最大の蛾で、
羽を広げると25センチにもなるという大きさ!
沖縄県指定天然記念物。
与那国島で初めて発見されたため、ヨナグニサンと名がついた。

正に、与那国産のヨナグニサンなわけ・・・


さてさて、人面岩。
遊歩道の途中途中にいくつか案内板の地図があり、
「人面岩」あと300m
もうすぐ人面岩というところまできたようだ。
しかし、歩いても歩いても見つからない。
次に見た地図には、逆方向に「あと50m」・・・

通りすぎてんじゃん!
そして、引き返すと、ようやく見つけた。



ん~~・・・
確かに顔に見えないことはない。
遊歩道の道から少し奥まった所にあり、
その場に「これが人面岩」という看板がないから、
わかりづらい。
他の旅人も、必ず一度は通り過ぎて、戻ってきて見つけたと言っていた。
顔の前に小さな木が生えていて、うまく写真も撮れやしない。

少し不気味な鬱蒼とした道を何分も歩いた割りに、
特に感動もないという。


悲しい歴史~クブラバリ

2006-02-10 16:34:48 | Weblog
10月23日 日曜日 午後2時 クブラバリ

クブラ港から坂を上り、ほどなくすると、
クブラバリの看板が見えた。
駐車場に原チャリを停め、高原を歩いてみる。
ここもひと気がなかった。
そればかりか、何か異様な空気を感じた。

しばらくすると、大きな岩を見つけた。
岩肌には焼け焦げた線香の跡のようなものが多数見られる。
脇には、よく見ると、朽ち果てた「クブラバリ」の看板。
その先には、工場が廃墟となった跡のような建物もある。

大きな岩の間には幅3mくらい?深さ5mくらい?の亀裂がある。
ここには悲しい歴史がある。

昔、人頭税という、世界でも珍しい制度がここ与那国島にあった。
いわゆる人減らし政策。
妊婦にこの岩を飛ばせる。
落ちれば、母子ともに死にいたることもあるし、
成功したとしても、流産の可能性が高かったという。

ここへ来るにあたって、はじめから写真など撮る気には、
とてもなれなかったので、カメラは置いてきた。
ということで、クブラバリの写真は一枚もない。
異様な気を感じ取りながら、ここを後にしようとしていたら、、、

外国人だろうか、おばちゃんおじちゃん集団がそこへやってきた。
5人くらいが集まって、岩の前でポーズを決めている。
うれしそうに写真撮影をしている。。。
ココの意味は分からないのだろうか???
まあ、今は一応、観光名所ということになっているが、、。

海底遺跡のなぞ

2006-02-10 01:15:33 | Weblog
2005年10月23日 日曜日 午後1時 海底遺跡ツアー

与那国島といえば、海底遺跡で有名だ。
1962年、与那国に巨石文化がある!という発見から始まり、
1986年に、ダイビングポイント開拓中に、
この「海底遺跡」が発見された。
その後は、全国から、学者やメディアが訪れ、話題となっている。

海底遺跡といわれる所以は、自然にできたとは思えない
角ばった岩が整然と並べられていて、お城のような地形を作っているからだ。
ただ、未だに、「自然説」「人工説」の結論は出ていないらしい。

ここへ来る前、写真やガイドブックで見たときの、
第一印象は、「こんなの自然にできるはずがない!!」だった。
なぜ自然説があるのか、不思議だった。

ところが、前日(10月22日)、島を巡ってみて、
考え方が少し変わってきた。
このブログの1月7日(恐ろしい島)を見てもらえば分かるように、
この島の岩は、板状に重なりあっている所が多い。
角ばった地形ができてもおかしくないような岩が多いのだ。
そう考えると、自然にできた可能性も否定はできないなと
思うようになった。

詳しいことは、深い研究が各種されているので、
そちらを見て頂きたい。


★海底遺跡を見るツアーがある。
ダイビングのほか、
ダイビングをできない人でもグラスボートで見ることができる。

・ジャックスドルフィン号
半潜水艇の側面に窓がついているので、
立体的に海底遺跡を見ることができる。

・もすらのたまご
船底に窓がついているので、
下に海底遺跡を見る。

どちらも、酔いやすい人は、酔い止めを!!